黒潮が流れる台湾北海岸。
アメリカの姐と弟を誘って、年一度、台湾の各地へ旅をする。首都台北から一時間の運転で宜蘭の烏日港に着く、ここから、北海岸線を回って、基隆ー台北と回る。烏日港のすぐ外は、亀の形と似ている 亀山島が一路、僕らと睨めっこをしている。実は、台湾等の東側は、深い太平洋の黒潮が流れている。赤道付近から、強い洋流がプランクトンを挟んで、多種類、豊富な回遊魚を連れて来ている。台湾経由して、日本列島へ北上して流れて行く。黒潮が亀山島と台湾等の間を通る隙間は、深くて狭い。大陸棚の栄養分、つまり、プランクトンを巻き上げて、湧昇流と言って、海水面に押し上げる。黒潮に乗って魚達は、美味しい餌に集まって来る。人間は、この海流の流れる道に、大きな網通路を設置して、魚を生贄に捕まる。それが、定置網と言う。岩の海岸は、伊勢海老、あわび、トコブシ、メジナ、石鯛、烏賊類が豊富に獲れる。釣りの名所でも知られている。僕らは、海鮮料理を堪能して、休日をのんびり、楽しく過ごした。