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2009.05.13
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カテゴリ:お葬式
忌野清志郎さんのお葬式風景がインターネットはじめ

テレビ、新聞で数多く掲載されていました。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/090509/msc09050

斎場で行われたお葬式は故人の音楽が流れ

ロック葬とでも表現したらいいのか

故人らしい?お葬式でした。

そして一般のお葬式は数万人の会葬者が訪問され盛大に執り行われましたが

形式を重んずるよりも「故人とのお別れ」を大切にしようとする最近の

ニーズがとても現れていたと思います。

お葬式が宗教儀式からイベントへどんどん変化してきました。

「ケとハレ」 「日常と非日常」 非日常のハレ

もともとお葬式もイベントといえばイベントです。

宗教が絡み複雑になっていた「儀式」が

「故人を中心」に生きし者と逝く者との「別れる」が大切になってきました。

だから「お別れの会」や「無宗教葬」なども違和感なく受け入れられているのでしょう。

小規模化してきたお葬式業界ですが

有名人のお葬式は未だにとんでもない会葬者が訪れます。

お別れしたい人々は沢山いるのだけれども

喪家がそれを良しとしない。

正直長年介護してきた家族が逝った時には寂しさと安堵感が入り交じった

複雑な精神状況になります。

近隣との付き合いや親戚との付き合いも減り

社会との関わりが無くなった人々のお葬式は

こじんまりと家族だけで   となるのは至極当然の流れと思います。

でも故人と別れを言いたい人々は沢山いるのかもしれません。

そんな風にも思えた今回のお葬式でした。

私事ですが昨日 母の親戚の方が亡くなったとの連絡が入り

高齢の母に「別段近い親族でもないから無理しなくてもいいよ」と連絡したら

「故人とのお別れは大切だよ!一度でもお世話になったらその人の旅立ちに立ち会う、お別れの言葉を伝えてくるのが 人としての努めだよ」と諭されました。

友人、知人、お世話になった人、尊敬する人、ファンその関係は様々ですが

「お別れをしたい」気持ちはみな同じ。

お葬式は「しっかりとお別れできる場」「故人の跡を継ぐ人々の社会への紹介」そして

宗教的には「神のもと、仏のもとへ旅立つ儀式」等の意味合いがあるのでしょう。

でも現代は日本古来の素敵な風趣が忘れ去られて

なんでも効率的にが優先されています。

定年退職したり自治会や管理組合に参加せず近隣との付き合いも薄くなり
親族/家族という「族」という単位で繋がっていた日本人の「族」の関係も稀薄になり
ますますお葬式は小さくなってきます。

小規模斎場のリクエストがとても増えています。

社会的意義をもつお葬式

今の流れを「良し」としてそのまま受け流していると

最後には「直葬」というより「処理葬」みたいになってしまわないかと

不安でしたが今回の忌野清志郎さんのお葬式で

まだまだ日本人の心の隅には大切な遺伝子が残っているのだと安心しました。

生けるものすべて「死する」事は間違いのない事です。

だからこそ「お別れ」の場はしっかりと持ちたいものだと考えさせられた

忌野清志郎さんのお葬式でした。







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最終更新日  2009.05.13 12:08:08
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