おとなの遠足♪奈良国立博物館の旅
こんにちは。梅雨だというのに、うまい具合に晴れ間に見舞われて昨日、おとなの遠足♪は奈良国立博物館へ行ってまいりました。奈良の町の雰囲気は京都のにぎやかさとはまた違ったしっとり感。ハスの花、菖蒲、紫陽花と咲き乱れておりました。 みんなで「奈良といえば、小学校のころ修学旅行で・・・」なんて懐かしい話をしつつ、お約束の鹿せんべいで鹿に遊んでもらっていざ「日本唯一の仏教美術専門の博物館」と称される奈良国立博物館へ行ってきました。ちょうど、今「法隆寺金堂展」を開催していましたが、どちらかといえば平常展の方が参加メンバーさんたちには人気。みんなで当時の人の心理を想像しつつ、今の私たちも振り返ってみました。ランチは、いつも和食の設定が多かったのですが、今回はムッシュぺぺでのフランス料理。食後のコーヒーと手作りブルーベリーアイスクリームがすっごくおいしかったですよ。 【ご参加いただいた皆さんの感想】●いちばん印象に残ったのは、対話ワークでの参加メンバーさんの感動の涙。●千手観音を見て、メンバーさんの「多くの手でひとつのことを行う」という発想。●まつっしーの対話を聞いて、まつっしーの観音のような優しい心に感心しました。●仏像よりも、台座のようなものをみているほうがこころが安らぐ、と思いました。●「いろんなものをいろんな角度から見るためにたくさんの目があり、手もある」と想像されてた方のお話に、ひとつの物事を成し遂げるには必要で、中身の濃いものができるだろうな、と思いました。●まつっしーの「苦しいことがないと生きてるっていえない」という言葉が印象的。●千手観音のいろんなものを持つ手をみて、「それが役に立つって人間っぽい考え方だね」というまつっしーの対話が印象的でした。●レイコ先生の「何があっても大丈夫」と思える対話に励まされました。同時に人間の持つ力を感じました。●修行中の仏陀の仏像をみて「一緒に行こうか」という対話をされていた方の人柄がにじみ出ているのを感じました。●本館と新館の展示で、仏像の影が証明によってきれいに出ているのが印象的でした。あと、しわしわのおじいちゃん的仏像をみると、自分は和むことを発見しました。●参加メンバーさんが、私と同じ千手観音と対話していたのに、全く違う対話なのがおもしろかったです。他のメンバーさんも、対話の中に自分が感じているイメージが出てて興味深かったです。●まつっしーの「役に立つ」というのは人間ぽい考え方だね、という力の入り過ぎない独特の視点に癒されました。●まつっしーの視野の広さ、感覚的な捉え方に驚きました。●あえて?自己鍛錬の仏像を選んだ方の人柄がにじみでていたおもしろさ●対話の「・・・」で終わる余韻の持たせ方のその人らしさ●みんな、自分で答えを持っている、ということが感じられました ,☆゚'・:*:・。,,。・:*:・゚'☆,。・:*:・。,,。・:*:。,☆゚'・:*:・,☆゚'・:*:・。, 行きの車中ワークに始まって、今回は普段よりも美術の楽しみ方はもちろん、自分のこころとの対話にシフトを置いた旅となりました。 「癒しとはなにか?」または自分のこころが弱いときに助けてくれそうな存在を、こんなにもたくさん、そして誰が見ても納得するような造型を生み出した当時の人のこころについて、たくさん意見が出ました。 「人間は欲深いなあ」「欲深さに対応するエネルギーはすごい!!」「日本人って結構テキトー?」「(如来仏の秘密を知って)絶対、いたずら心で楽しみながらつくったに違いない」「仏像って、今のドラエモン?」「四天王のときは、多聞天、一体のときは毘沙門天要はピン芸人になると名前が変わるんや。まるで“世界のナベアツ”やん」( ↑ この名意見のお陰でこれで、今回のメンバーは特に多聞天と毘沙門天については忘れないでしょう。。。)などなど。感動の涙あり、大笑いあり、の旅でした。仏像って、楽しい~ 一人で自分と向き合うと聞くと、なんだかとても覚悟がいる感じがしますし、集中力も必要です。旅の中で、みんなでそれぞれ自分に触れてみると、自分ひとりでは気づけないことを仲間が言ってくれたり、一緒に考えてフォローを入れてくれたりするので、とても安心して自分に触れることができます。仏像は、そんなフォローは物質的にはなくても、きっとこころの対話をするための役割として、いちばん分かり易い目に見える形として生まれたと思います。対象は、仏像に限らず、野の花であったり、海辺の石であったり、自然と対話することもできます。次回の旅、6月28日、29日の「加太ワークショップ」では、海で、山で、自然との対話をし夜は囲炉裏を囲んで、それぞれのテーマについてみんなで楽しく考えてみたいと思います。あと2名お席の余裕がございます。興味のある方は、ぜひお問い合わせくださいね。 HP asano-tabi@nifty.com