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カテゴリ:戦争映画
1956 ドイツ 監督:ファルク・ハルナック
出演:ヴォルフガング・プライス、アンネマリー・デューリンガーほか 93分 モノクロ 1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂事件「ヴァルキューレ作戦」を扱った映画。同じドイツ映画で「ヴァルキューレ作戦」を扱った「ヒトラー暗殺」と混同しやすい。こちらは、史実に基づいているが、架空の人物が登場するようで、若干物語調の色合いが強い。作戦の全体を把握するならば「ヒトラー暗殺」の方がわかりやすいような気がする。こちらの作品は登場人物同士の関係などがちょっと端折られている感じだ。 (以下ネタバレ注意) 1943年アフリカ戦線で負傷した片腕片眼のシュタウフェンベルグ中佐(後、大佐)がベルリンの司令部に戻ってくる。シュタウフェンベルグは、ベック上級大将、ヘプナー上級大将、オルブリヒト大将らと、ヒトラー政権転覆の機会をうかがっていた。司令部に勤める女性クレーは、東部戦線に赴くリントナー大尉の家を借りて、作戦司令書の作成を手伝っている。 東部戦線の司令官トレスコウ大佐(後、少将)は、ヒトラーの乗る飛行機に爆薬を仕掛けるが失敗する。トレスコウのもとにいたリントナー大尉は収容所虐殺現場を目撃し、自暴自棄になるが、トレスコウはリントナーを仲間に引き入れて、司令部に送り込む。 いよいよ、シュタウフェンベルグ大佐はヒトラーの司令所「狼の巣」に潜入する機会を得、爆弾を仕掛ける。ヒトラー暗殺が成功すれば、新政府樹立の「ヴァルキューレ作戦」が発動されるのだ。 爆発は成功したが、ヒトラー死亡の情報確認が手間取り、ヴァルキューレ作戦発動が遅れた。しかも、ヒトラーは生きていた。新政府体制確立に後れを取ったシュタウフェンベルグらは、急遽鎮圧に向かったSS親衛隊によって逮捕され、ベックは自殺、ヘプナーは収容所に、オルブリヒト、シュタウフェンベルグら4人は即時裁判で銃殺された。 全体に、お金のかかっていない作りで、全体的にちょっと中途半端。裏話的な部分も少ないのでさほど見ていて興味がわかない。 兵器類は、実写記録映像が登場するが、どうもカチューシャやソ連軍戦車T-34ばかりで、ソ連側の記録映像を流用している様子。 興奮度★★ 沈痛度★★★ 爽快度★ 感涙度★ 戦場ロマンシリーズ(ドイツ編) 総統爆破計画 はっきり言ってしばらくは「ヒトラー暗殺」と混同していました。制作年も近接しているし、テーマも一緒なので。でも、監督も役者も全然違うんですね。ドイツ映画にはまだまだ隠れた作品がたくさんありそうです。もっと、DVD化して欲しいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年12月06日 09時59分33秒
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