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テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:国際(ミリタリー)時事
予想通りの韓国の反発が起きたところだが、韓国側の相変わらずの横暴な言い分にはあきれかえるし、友好提携都市の解消や文化交流の停止などの行動にも出始めた。国家間の領土問題と文化レベルでの交流を一緒くたに論議するあたり、やはり韓国の民度の低さを露呈した結果だ。
さて、気になる日本国内のメディアの動向であるが、産経、読売はいまさら言うまでもない論調なので割愛するとして、やはり朝日、赤旗あたりがどのように論を貼ってくるのかが興味のあるところだ。朝から各社の新聞を広げてみたところ、どうも雲行きが怪しい。 赤旗新聞では、竹島の日問題を2面に小さく取り上げているだけだが、島根県議会の共産党議員が投票を棄権した際のコメントを載せている。驚きなのは「反対」ではなく「棄権」なのである。しかも、棄権の理由として、竹島が日本固有の領土であることは歴史的に見て明らかとした上で、韓国側の主張にも一理あるので棄権というのだ。私は、てっきり竹島は日本が奪った土地だから韓国に謝罪して返還すべきだと来るかと思った。 一方朝日新聞も驚きの社説だ。 竹島――韓国の皆さんへ(朝日新聞社説3/17) いきなりお子様向けの文章のような書き出しですが、内容を見ていくと、「日本が竹島の領有を主張するのは、もっとさかのぼった歴史の解釈の違いからなのです。」「考えてもみてください。皆さんの政府は半世紀も前から島に警備隊を置き、実効支配をしています。日本側には快いことではありませんが、両国の関係を思い、それを忍んできました。」などと竹島の領土保有権を主張することに異論がない模様なのだ。 しかも、朝日も、赤旗も島根県が竹島の日条例の制定を行った行為自体にも批判する様子はない。韓国メディアが 島根県の決定を見守る - 中央日報 「竹島の日」制定の撤回だけが解決策だ - 東亜日報 と騒ぎ立てるのとは相当な温度差だ。これだけ、韓国メディアと一部日本メディアの論調に差が出ることも珍しい。 さて、問題の竹島が日本の領土かどうかと言うことを歴史的に見た場合どうであろうか。日本の主張は1905年に告示で竹島を領土としたことに根拠をおき、韓国側はこの告示を当時外交権を剥奪されていたから無効だとするものだ。少なくともこの告示が無効だとしても韓国側の領土だと主張する理由にはならない。 そもそも、国家間の領土問題というものはこれまでどのようにして解決されてきたのか。まずは、宣言行為から始まる。先に宣言した者が勝ちという暗黙のルールである。これに不服がある場合は武力での占領で強引に支配する方法をとるのが通例だ。少なくとも第二次世界大戦以前においては、武力行使が唯一の領土問題の解決方法であったと言ってもよいだろう。 また、領土という概念においては、歴史的には国家が分裂、断絶、新興を繰り返す中、本来どこの国のものなどという規定概念などあろうはずもない。国家というものが概念上の存在である以上、物理的な土地とは一致しないのも当然だ。だからこそ、歴史上は領土争いという「戦争」が行われてきたのだ。 第二次世界大戦後、領土問題を平和的に解決しようと外交解決の方法が試みられるようになった。場合によっては国連主導での模索も行われる。しかし、現実的にはこれが成功した事例は寡聞にして知らない(少しはあるようですが)。ロシア軍のチェチェン問題、中国軍のチベット問題、イギリスのフォークランド紛争、イラク軍のクゥエート侵攻など結局は武力行使での争いに発展してしまっている。そして、武力衝突の結果はろくなことがない。 韓国は第二次世界大戦以前の日本による統治を武力による支配だとして、今なお厳しい糾弾を続けている。そして、そうした武力占領行為を反省すべきだと言う。日本は、戦後そうした反省点を踏まえて、武力による示威的活動を全面的に放棄している。武力にって領土問題は解決されないことを世界にアピールしている超平和国家だ。北方領土問題にしてもそうだ。 反対に韓国は1952年の李宣言以来、竹島の武力による実効支配を続けている。50年間もの間武力衝突が起きなかったのは日本側の平和的アプローチのおかげであることは明白だ。すでに武力占領を続けているうえで、日本の文民レベルでの宣言行為にここまで過剰に反応するのは武力占領を確たるものとする圧力そのものである。 そもそも、韓国は武力による占領行為を反省すべき行為と考えていたのではないのか。相手国にやられるのは違法だが、自国がやるのは適法ということか。日本人は「自分がされていやなことは他人にもしない」と幼少時から教育されて育つ。そうして大人になっていく。韓国の道徳観はやはり「目には目を。歯には歯を。」なのか。武力による支配が良い結果を生まないことを身をもって知る国家が、同じ轍を自ら踏もうとする行為はどのように理解すべきなのか。下らぬ感情論ではなく、世界の大人としての真摯な対応を期待したい。 <発売間近の食玩> 陸上自衛隊 装備大全 第弐弾 早いところはもう発送されているとか。 タカラキャンディトイワールドタンクミュージアム7 ナスホルンや対戦車砲が楽しみだ マイクロワールド 世界の艦船シリーズ 第3弾 ジパング大図鑑 (食玩) トミーテック 街並みコレクション 第3弾 ザ・カーコレクション 第2弾 ワーキングビークル Vol.3 ~引越・中型トラック編~ 松本零士 メカニックコレクション メカ娘 フィギュアコレクション ドイツ空軍機械化航空歩兵Me109(メカ娘)完成品フィギュア 今日あたりから来週にかけて続々送られている予想。家の中はどうなってしまう??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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