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2006年02月28日
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カテゴリ:戦争映画
1966 大映 監督:田中徳三
出演者:勝新太郎、田村高廣、成田三樹夫、安田道代、芦屋雁之助、芦屋小雁ほか
86分 モノクロ


 やくざ上がりの大宮一等兵とインテリの有田上等兵の織りなす、娯楽アクションシリーズの第5弾。監督は再び第2,3作の田中徳三に戻った。作品は暴力アクション中心から徐々にヒューマンドラマにシフトしつつある。本作も話の柱は大きく2つに分かれるが、いずれもヒューマンドラマ仕立てになっている。
 本作では、悪役憲兵伍長の青柳(成田三樹夫)が返り咲きし、さらに芦屋雁之助、小雁コンビが再登場する。青柳は相変わらず悪辣ではあるが、本作ではついに有田や大宮との友情が芽生えるという新展開。芦屋コンビは第2作目で軍曹役として大宮の背中を流したが、本作でも前の軍曹役とは関係ないが、大宮の背中を流すシーンがあるという洒落が入っている。
 舞台は侵入したソ連軍を食い止める陸軍部隊とソ連兵や中国ゲリラから逃れる邦人避難民となっており、邦人避難民のつらい身の上は、有田、大宮の厭戦ムードや理不尽な上官連中以上に、物語中に大きな陰を落としている。娯楽映画だけにそのあたりは軽く描かれているが、避難できずに残留した邦人や、ソ連兵や中国ゲリラに虐殺・虐待された邦人のことを思うと笑って見ることはできない。
 見所としては、有田・大宮の化けた将校ぶりと青柳憲兵伍長の掛け合いシーンだ。大宮少尉のボケ将校役が楽しい。青柳憲兵伍長はその心境の変化ぶりが、短い時間ではあるが哀愁をさそう。

興奮度★★★
沈痛度★★★★
爽快度★★★
感涙度★★


(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)
 終戦間際の中国戦線。ソビエト軍の侵入により、国境は混沌としている。有田上等兵と大宮一等兵は、国境を守る朝倉部隊に居候していた。相変わらず、新部隊でも喧嘩が絶えない大宮であったが、歩哨にたったある日慰問団員の笹原親子に助けを求められる。
 子が若い娘と知った木部准尉は、部隊での保護を了解するが、案の定娘弥生の体を狙っていたのだ。当然、大宮もまた若い娘に興味津々だが、弥生は慰安婦ではないため、羊羹の差し入れなどで接近を図っていた。
 ある日、ついに木部准尉と黒沼軍曹、野辺地軍曹らは共謀して弥生に体を強要した。すんでのところで大宮がやってきて、木部准尉らをボコボコに殴りつけて縛り付けるが、実は大宮もまた夜ばいのつもりだったのだ。弥生は大宮の初恋の人に似ているという純な熱意にほだされて体を許してもいいと言うのだった。
 翌日、大宮は木部准尉らに呼び出され、落とし穴に誘導されてなぶり殺しに合う。有田が朝倉部隊長を連れてきたおかげで難を逃れ、部隊長は大宮に笹原親子の神武屯への護送を言い渡す。
 大宮は無事親子を神武屯に送りとどけ、部隊に戻ってみるとソビエト軍の攻撃で部隊は全滅していた。その中で有田だけが命を長らえており、二人はこのまま南へ逃亡することにする。逃亡中に中国ゲリラと遭遇し、二人は単独行動よりもどこかの部隊に潜り込んだほうが安全だと考える。そこで、有田は中尉に、大宮は少尉に化け近くにいた柳田部隊に潜り込む。
 うまく潜り込んだ二人だったが、大宮は口から出任せで東大出身だと言ってしまう。有田はバレないか冷や冷やだが、当の大宮は豪放な性格で任された小隊の部下に信頼を得る。ところが、そこにあの憲兵伍長青柳が一般上等兵の肩章で現れた。敗戦を見越して憲兵の身を隠そうとしているのだ。青柳は二人に逃亡の話を持ちかけるが、二人は断る。
 そこに、満蒙開拓団の婦女子が村に取り残され中国軍ゲリラに包囲されているとの報が入る。柳田部隊長は、後退命令があると聞き流そうとするが、有田は分隊を一つ貰って助けに行く覚悟を決める。有田は大宮のほか青柳を含む4名を引き連れ、包囲されている村へ向かう。その途中で青柳は他の兵に二人がニセ将校である事をバラし、逃亡する計画を持ちかける。しかし、有田の熱い説得により兵らは有田を信頼して開拓団救出に向かう事にする。途中でゲリラとの交戦があり、青柳は大宮が被せてくれた鉄兜で命を助けられる。青柳は大宮に無言で感謝した。
 村には病人、婦女子が大勢おり、トラック一台では乗せきれなかった。そこで、有田は病人と入学前の子供だけをトラックに乗せ、あとは徒歩で馬廠に向かう事にした。行程約50kmを徒歩で行進中にも中国軍ゲリラの襲撃にあう。有田らは軽機関銃で応戦して退散させるが、この交戦で青柳が戦死。青柳は悪い奴であったと反省しながらも、生まれ変わってもきっと悪い奴のままだと言って息を引き取る。一行は馬廠に向かって最後の行進をするのであった。

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最終更新日  2006年02月28日 08時49分52秒
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