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2006年11月27日
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カテゴリ:戦争映画
ビデオ 1976 イタリア  監督:マリオ・シシリアーノ
出演者:カーク・モリス、ジーグ・ハルトラップ、バン・ラシモクほか
69分 カラー 


 Gyaoで11/30まで上映中。マカロニコンバットの典型例。レアな臭いと懐かしいゴールデンタイム劇場の雰囲気を味わうにはいいかも。

 アフリカのコンゴ内戦を舞台に、政府軍側に与する傭兵部隊レッドベレーの作戦活動を描いたマカロニコンバット。登場する隊員たちは脳天気だが陰気で、破天荒だが悲壮感ありという、いわゆるB級マカロニの期待をはずさない出来(笑)。ストーリー構成もアクションも演技力もどれをとってもB級なのだが、大真面目に話が進んで、挙げ句の果てには戦争の意義まで問いかけてしまうと言う、マカロニコンバットの典型例でもある。映画としての価値や技術に見るべきものはまるでないが、古き良き時代のお茶の間を賑わすにはこれで十分という作品でもある。
 さて、背景となっているコンゴ内戦だが、1960年に旧宗主国ベルギー植民地から独立すると、カタンガ州のルバ族が分離独立運動を起こす。ベルギーはこれを支援、政府側と内戦状態にはいる。結局、アメリカの支援を受けたモブツ軍事独裁政権が1965年に成立し、1998年の内戦再発まで政権を維持する。本作は1976年作なのでカタンガ州の分離独立動乱が背景となっているのだろうか。
 登場人物はレッドベレーの隊長以下7名の隊員と複数の民間人となっており、それぞれが個性豊かな性格付けがなされている。また、それぞれの戦死シーンも特徴的な味付けがされている。しかし、映像が編集でカットされているのだろうか、話がブツ切れで脈略のないシーンがやたら多い。意味のありそうな会話が全く生かされなかったり、登場人物の行動や言動の理由がさっぱり理解できないことも多い。本来は1.5倍位の長さがあったと思わざるを得ない。
 ストーリーは反政府軍に捕らえられたフランス人女性記者の回顧録的ナレーションで説明されるが、そうだと気づくまでに結構な時間がかかった。また、唯一女性のレッドベレー隊員はお色気ムムーンでおっぱいポロリもあるのだが、もっと激しい絡みがあるかと思いきや、そうでもない中途半端な展開に。
 映像はかなり退色が進み、赤茶けた状態であったが、それ以上にカメラワークが上手ではない。遠近カットの使い分けだけのワンパターンで工夫が見られない。また、アクション自体はかなりしょぼい。傭兵部隊側がなかなか弾に当たらないのは良しとしても、相手の反政府軍側はトボトボと歩いて戦っているなどエキストラ指導が杜撰極まりない。使っている銃器類も良くわからないのだが見たこと無いような武器ばかり。
 なお、傭兵部隊は政府側が直接雇用しているものと思われるが、アメリカ人、ドイツ人、アイルランド人など多彩な顔ぶれになっている。一応、お国柄とか相応の性格付けはあるものの、もっときちんと描いて欲しかった所。
 まあ、何というか突っ込みどころは満載だし、内容もあるようでほとんどないのだが、マカロニコンバットとはかくあるものだという見本として見るのも一興である。2006/11gyaoで視聴。

興奮度★
沈痛度★★★
爽快度★
感涙度★



!(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)
 内戦状態にあるアフリカのコンゴ。12/9、ルカレリ村で政府軍傭兵部隊のレッドベレーの小隊が反乱軍シンバ族の襲撃を受ける。反乱軍の部族の残忍な手口で、ブラント隊長を除いて全員死亡し、その場にいたフランス人女性ジャーナリストは捕らえられ執拗な暴行を受ける。さらに反乱軍にレッドベレーの重要書類を奪われていた。
 レッドベレーの大佐はすぐさま、機密書類の奪還とフランス人女性記者の救出を計画する。再度出撃を希望するブラントだったが、大佐は指揮能力の欠如を理由に黒人のローダーウッドに指揮を委ねる。ローダーウッドはブラスキー軍曹を中心にドイツ人のキンバ、黒人のマルチネスなど7,8名を選び出す。それが不満のブラントは大佐の過去の失態を持ち出して何とか指揮官に戻ることが出来る。
 任務はルカレリ村を急襲し、機密書類と女性を奪還した後に、東側の政府軍と合流するため砂漠とエヌゴロの沼地を強行突破するというものだった。期限は4日間だ。
 12/10、ブラントらが出発する。その中には女性兵士メアリーと民間人のアラン・カレスがいた。メアリーは医官としての従軍であり、アラン・カレスは金で道案内を雇われたのだった。ルカレリ村に近づくとブラント達は反乱軍を急襲し、無事書類とフランス人女性を救出する。フランス人女性記者は度重なる暴行で精神状態が限界に達していた。また、その間待機していたアラン・カレスはメアリーを犯す。
 一行は政府軍との合流に向けて東へ進む。ブラントは反対したが、ローダーウッドは村に取り残された孤児2名を連れて行くことにする。強行軍の最中負傷していたマルチネスが倒れる。足手まといだと殺してしまおうとするキンバにアラン・カレスが制止にはいる。アラン・カレスと乱闘するキンバを見かねて隊員らはキンバを射殺する。皆キンバの横暴に嫌気がさしていたのだ。ブラントは、マルチネスに銃弾を残して置いていくことにする。
 12/14、一行はエヌゴロの沼地を横断する。しかし、ブラントはマルチネスを置き去りにしたことで良心の呵責にさいなまれ、気が狂ったあげく罠にはまって死亡する。代わってローダーウッドが指揮を執るが、体の調子がおもわしくない。ブラスキー軍曹は列車を奪って移動することを提案し、一行は列車の奪取に成功する。貨車の中で息も絶え絶えのローダーウッドはアラン・カレスに機密書類を渡し、好きなように処理しろと言い死ぬ。アメリカで人種差別反対の指導者だったローダーウッドは金のために戦っていたが、自由のために戦うアフリカ人を見て自戒の念を持ったのだ。
 一方、これまで喧嘩ばかりしていたメアリーとアラン・カレスだったが、メアリーはカレスの生い立ちを聞いて親密度を増す。そこに、大量の反政府軍が襲撃をかけてくる。ブラスキー軍曹らは必死に戦うが、所詮多勢に無勢で軍曹らは戦死し、貨車の中にいたメアリーも射殺される。
 12/14午後5時、結局生き残って捕虜となったアラン・カレス、フランス人記者と二人の子供は反乱軍によって領事館に引き渡されることとなる。


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最終更新日  2006年11月27日 11時56分28秒
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