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2008年11月15日
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カテゴリ:戦争映画
ビデオ1943 アメリカ 監督:ハワード・ホークス
出演者:ジョン・ガーフィールド、ジョン・リッジリー、ハリー・ケリー・jrほか
125分 モノクロ Air Force


空軍/エア・フォース 特別版 / ジョン・ガーフィールド
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 第二次世界大戦中に製作された、アメリカの戦意高揚的映画。陸軍B-17フライングフォートレス爆撃機の搭乗員を主役に、真珠湾攻撃、マニラ、リンガエン沖海戦を描いたドラマ仕立てとなっている。戦時中製作だけあって、登場する兵器類も本物が多くみられ、アクションとしてもそれなりにリアルな作りとなっているのが興味深い。

 ストーリー自体はフィクションのようだが、日本軍敵視とアメリカ人の戦意高揚を高めるために、真珠湾奇襲など史実に沿ったエピソードを散りばめた作りとなっている。特に、B-17爆撃機がアメリカ本土からハワイに空輸される設定は、1941年12月8日の真珠湾攻撃の際に、アメリカ軍レーダーが日本軍攻撃隊を誤認したB-17爆撃機編隊と一致するものである。
 ただし、詳細な部分についてはかなりの史実誤認と歪曲が見られる。真珠湾攻撃時に飛行場に日本陸軍兵士が潜入していたり、スパイが自爆テロを起こしたりしているし、ウェーキ島でも日本兵スパイがアメリカ軍航空機を爆破するなど、汚いジャップという印象を操作している。また、落下傘脱出兵を日本軍機が機銃掃射するなどのシーンも、あくまで日本兵は汚い奴だと思わせたいらしい。
 上記の点もあって、ストーリー自体は日本人にとって決して面白いものではない。その分を差し引いたとしても、アメリカ万歳的な内容なので面白みはさほどない。

 唯一本作で興味深いのは、やはり登場する実機だ。B-17フライングフォートレス爆撃機が登場するのは当然だが、実機のエンジン音や内部映像が興味深い。飛行シーンや空中戦シーンはミニチュア使用となっているが、地上、離陸シーンは実機の迫力が楽しめる。また、アメリカ軍機としては、P-39エアコブラ、P-40cウォーホーク戦闘機の影像が見られるほか、アメリカ軍偵察機及び日本軍ゼロ戦役としてAT-6テキサン練習機が飛行シーンを見せてくれる。日本軍機役にはP-43Aランサーの姿も一部見える。また、地上機ではB-26マローダー爆撃機が登場している。海軍機は記録影像シーンのみだが、空母から発艦するTBDデバステーター艦上攻撃機が出てくる。
 作品後半には日本海軍船団に対する攻撃シーンがあるが、艦船類は皆ミニチュアとなっており、戦艦や空母のほか、変な工作船のようなものが多数出てきて爆発している(笑)。このあたりは日本軍だし、どうでもいいやという感じなのだろう。

 戦意高揚映画なため、史実的にも内容的にもあまりリアリティがないのが残念だが、戦時中にアメリカがどのように日本を見ていたのかということを知る上では貴重な映画と言える。まあ、とにかくハワイに日本軍が上陸していたとは驚いた(笑)。

興奮度★★
沈痛度★★
爽快度★
感涙度★


!(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)
 アメリカ陸軍第48航空団司令官からB-17爆撃機9機をハワイのヒッカム基地へ移送するよう命令が出る。機体番号05564メリー・アンはクインキャノン大尉が機長で、副機長ウイリアムズ中尉、航法士モンク・ハウザー中尉、爆撃手マクマーティン中尉、機付長ホワイト軍曹、整備士ワインバーグ、無線手ピーターソン、副無線手チェスター2等無線士、機銃手ウィノッキの9名が割り当てられる。ウィノッキは新任だが、元はパイロット志望でクインキャノン大尉が教官時代に適性で落とされた恨みを持っており、任務後にすぐに除隊する気でいた。
 1941年12月7日に、極秘のうちに9機はヒッカム基地に向けて飛び立つが、途中で無線の異変が起きる。日本軍がハワイ真珠湾を攻撃したのだ。B-17編隊はバラバラにハワイ周辺に緊急着陸。メリー・アンもマウイ島に緊急着陸する。そこで島に上陸していた日本軍に襲撃され、メリー・アンはやむなく飛び立ち、ヒッカム基地に着陸する。上空から見た真珠湾は悲惨なものであり、ハワイにいたマクマーティンの妹も日本軍の襲撃で瀕死の重傷を負う。マクマーティンの妹と一緒にいたテックス・レイダー中尉はマクマーティンらに責められるが、当日戦闘機でゼロ戦を4機撃墜していたのだった。
 爆撃隊はマニラに転進。ウェーキ島へ着陸するが、そこでは日本軍ゲリラに地上機が全てやられており、日本軍の侵攻も近づいていた。そのため、給油してすぐにマニラのクラーク基地へ進む。その際に海兵隊員からトリポリという犬を預かって乗せていく。
 クラーク基地に着き、基地に赴任していたホワイト軍曹の息子ホワイト少尉は着任当日に戦死していたことが判明する。それを見て、ウィノッキは機銃手として戦う意志を固める。
 リンガエン沖に日本海軍を発見し、メリー・アンは発進する。しかし、日本軍機の攻撃を受けて被弾。クインキャノン大尉も重傷を負い、搭乗員はパラシュートで脱出。しかし、ウィノッキだけは操縦桿を握って胴体着陸を果たす。だが、指揮官は爆撃機の修復が間に合わないと判断し、爆破を命じる。しかし、マクマーティン中尉、ホワイト軍曹らは2日で修復するとして指揮官に頼み込む。修理中に偵察機の銃手としてチェスターが偵察機に乗り込む。偵察機は被弾してチェスターはパラシュートで脱出を図るが、日本機に銃撃されて戦死。仲間は撃墜した日本機から脱出してきたパイロットを銃殺する。メリー・アンは後部に銃を設置して修理を完了。手渡しで燃料を補給し、日本兵が攻めてくる中をなんとか離陸する。
 上空で、日本海軍の大船団を発見する。メリー・アンは位置を電信し、アメリカ陸海軍爆撃隊が到着し、日本軍の艦船を壊滅するのだった。燃料が切れたメリー・アンは海岸に不時着。
 ウイリアムズ中尉らは東京大空襲の部隊長として後に活躍する。






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最終更新日  2008年11月15日 23時45分55秒
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