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2010年02月23日
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カテゴリ:戦争映画
ビデオ1950 イギリス 監督:テレンス・ヤング
出演者:ラルフ・クラントン、エドワード・アンダーダウン、ヘレン・チェリーほか
103分 モノクロ THEY WERE NOT DEVIDED


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 第二次世界大戦の英軍近衛機甲旅団の二名の士官をメインキャストに、1941年から1944年バルジ作戦(アルデンヌ攻勢)までを描いたシリアス系戦争ドラマ。戦後間もなくの製作で、モノクロ映像ながらも登場する兵器類は実車が数多く、戦争映画としてはかなりのシリアス感がある。もちろん、記録映像も挿入はされるが、実車のリアル感はやはり素晴らしい。ただし、ストーリーそのものはお粗末で、士官の友情とラブロマンスをメインテーマに描いてはいるものの、ブツ切りのストーリーに稚拙な編集で、映画のストーリー性を楽しむレベルには達していない。どちらかというと、戦意高揚映画のノリで、記録映画的に見たほうが楽しめるかも知れない。

 監督のテレンス・ヤングは自身が近衛機甲師団に所属していたことがあるそうで、自身の経験したヨーロッパ戦を邂逅的に描いた伝記的な位置づけが強いのかも知れない。それだけに、主人公の1941年の入隊から1944年末のアルデンヌ攻勢まで非常に多くのエピソードを盛り込んでいる。あれもこれも描きたい、そういう監督の意志が強く感じられるのだ。だが、映画としてはあまりに詰め込みすぎで、友情もラブロマンスも片隅に追いやられてしまっており、走馬燈のように事象が流れていくのをただ目で追っているしかない。
 描かれるエピソードとしては、入隊時の新兵訓練シーン、1942年のアフリカ戦、1944年のノルマンディー上陸戦前後、同年のマーケットガーデン作戦、そして同年末のバルジ作戦(アルデンヌ攻勢)となっている。ヨーロッパ戦に興味のある人ならば、ほぼ主要戦を網羅しているので十分に楽しめるだろう。
 主人公の士官は近衛機甲第5旅団(字幕では近衛歩兵第5連隊)に所属しており、戦車隊の車長として活躍していく。任官時は少尉だが最後は少佐?にまで昇進しているところをみると大隊長クラスになっているのかもしれない。近衛機甲第5旅団は実際にアフリカ戦、イタリア戦、ヨーロッパ戦に参加しているので、かなり史実に近い設定になっているものと思われる。
 本作で好感なのは、決して英軍を美化していないことだ。アフリカ戦やノルマンディー上陸戦には後方部隊として直接戦火を交えていないのをそのまま描いているし、マーケットガーデン作戦での英軍機甲部隊の遅い歩みによる空挺部隊壊滅も描かれている。正直言って本作の英軍はヨーロッパ戦でろくろく活躍していないのだが(笑)、まあ、ありのままを描いている点は好感が持てるのだ。

 さて、本作の最大の興味は登場する兵器類にある。戦後間もないが故に、実車が走行するのが素晴らしい。まず戦車類ではMK.Vカヴェナンター(カヴィネンダー)巡航戦車、MK.IVクルセイダー巡航戦車、MK.VIIIクロムウエル巡航戦車、シャーマン・ファイアフライ戦車が縦横無尽に走り回る。ファイアフライは炎上したり、脱輪横転したりと大活躍?。また、何と本物のドイツ軍タイガーI戦車も登場する。走行こそしていないが炎上シーンまで演じるなど余りにもったいない使い方。もちろんソフトスキン類も多数登場し、ジープ系、トラック系のほかハーフトラック型の救急車も珍しい。航空機系も登場するがもしかもすると記録映像かもしれない。

 全般に多彩な事象を描いて盛りだくさんという印象もあるのだが、中身自体はほとんどないに等しい。ストーリー自体は捨て置いて、登場する兵器類、そして英軍の戦いぶり(?)を堪能するという趣旨では貴重な映画となっているだろう。戦史マニア向けの一品である。
  

興奮度★★★★
沈痛度★★★
爽快度★★
感涙度★★


!(以下 あらすじ ネタバレ注意 反転でご覧下さい)

 1940年ケータラムの英陸軍新兵訓練所の門をアメリカ人のデイビッド・モーガンがくぐる。訓練指導官の軍曹の厳しいしごきの中、イギリス人のフィリップ・ロドニー・ハミルトン、オコナーらと親睦を深めていく。特に曹長の指導は厳しく、服装、自転車の乗り方まで叱られ、駆け足をさせられるのだ。だが、指摘する事項がない場合は「散髪しろ」と指示し、これは誉め言葉でもあった。
 1941年3月12日、訓練が終わると、モーガンとハミルトンの二人は少尉に任官される。そして第5機甲旅団の士官として第4大隊に同行することに。1941年12月には日本が日米に開戦布告。イギリス本土にもアメリカ兵が多数やってくるようになる。生真面目なイギリス人に対し、アメリカ人は気軽に女性に声を掛ける。旅団にはオコナーが戦車伍長として勤務していた。
 1942年10月23日、アフリカのアラメインの戦闘にモーガン少尉が参加するも、車体の色を塗り替えるばかりで実戦への参加はなかった。連合軍は1943年にはイタリアのアンツィオの戦いに勝利、いよいよ1944年6月のノルマンディー上陸戦を控えている。その上陸戦を前にハミルトンはモーガンを連れて妻のもとを訪ねる。久しぶりの再会を楽しむハミルトンに遠慮してモーガンは近くの池に水泳へ行く。そこで全裸で泳いでいた赤十字隊の若い女性ジェーンと出会い親交を深める。
 後日、上陸戦延期のためハミルトンとモーガンは再び妻とジェーンのもとを訪れるが、急な呼び出しによりモーガンは帰隊する。
 いよいよノルマンディー上陸戦が始まるが、二人の部隊は抵抗もない後方からの上陸だった。だが、戦車での進軍中に地雷にやられトーマス軍曹が戦死。部隊初の戦死者だった。いよいよフランス内部で抵抗するドイツ軍戦車隊との交戦になり、発煙弾をたいてドイツ軍戦車を次々に撃破していく。シャーマンフライ戦車も一台やられるが独軍のタイガーなど17台を撃破する。戦車兵のオコナーは軍曹に昇任する。
 次にファーレズの英軍カナダ軍を支援するため向かうが、戦車隊の歩みは遅い。パリではルクレール将軍が入城を果たす。部隊はベルギー国境に向かうこととなり、まずブリュッセルに到達する。そこで市民の大歓迎を受けもみくちゃに。大隊長のブッシー少佐の指揮の下北駅で第一連隊を待つがなかなか来ない。
 一方、米英軍の空挺部隊がナイメーヘンやグラーブに降下し橋を奪取する作戦が開始される。戦車隊は米軍第101空挺師団と合流し、ナイメーヘンの橋を無抵抗のまま奪取に成功する。だが、アルンヘルムまでの道のりは遠く、8日と16時間待ち続けた英軍第1空挺師団の将兵は9月25日壊滅する。
 さらに101空挺師団の指揮下に入り進軍するが、ブッシー少佐が装甲車と衝突して事故死する。遺体を運ぶためモーガンは一時ロンドンに戻り、そこでジェーンに結婚を申し込む。
 1944年12月、二人はバルジ作戦のまっただ中にいた。前線偵察に出かけたモーガンが敵の迫撃弾に負傷する。助けに行ったハミルトン少佐?もまた敵弾の直撃を受けて戦死する。二人の遺体にオコナー軍曹が米英両国の国旗を掲げる。どちらがどちらかわからなくなるが、二人は怒りはしないだろうと適当に刺すのだった。





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最終更新日  2010年02月23日 16時47分25秒
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