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2006年12月13日
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夜の大路、襲い掛かる蝙蝠男?の妖の攻撃を術でかわす昌浩。
紅蓮の指パッチンで燃え上がる妖。が、妖を退治ると同時に倒れる昌浩。「昌浩!」駆け寄る紅蓮。
「大丈夫か?」「うん、心配要らない」「嘘をつくな。毎晩の化け物退治に疲れているんだろう」
「時間が無いんだ。今のうちにやれることやらなくては」
堪えるように立ち歩きかける昌浩だが倒れてしまう。抱きとめる紅蓮。

式盤を見るじい様・晴明。部屋に飛び込むもっくん。
「晴明!あいつを止めろ。無茶にも程がある」「昌浩のことか?」
「他に誰がいる?あいつ病み上がりだってのに」
「紅蓮、あれの好きにさせてやれ。言っても恐らく聞かぬだろう」
「何か隠しているな、晴明。答えろ」にらみつけるもっくん。緊迫した中顕現する六合。
「昌浩が気づいた様だぞ。放っておくと又、外へ抜け出すのではないか?」駆け出すもっくん。
「晴明、隠し事は良くないぞ」再び隠形する六合。
「毎日、毎日何を占っているのだ?」顕現する青龍「色々とな」
「あれは放っておいて良いのか?」「ん?お前が紅蓮を気に掛けるとは珍しいのお」
「違う」「何だ残念。ビックリしたわい。ということは昌浩のことを言っておるのか?」
無言でそっぽを向く青龍に「そうか、そうか。お前もついに昌浩を認めてくれたか?」
「違う。俺はただ一度死にかけた半人前が性懲りもせず突っ走っているのが気に食わないだけだ」隠形する青龍。「全く、素直でないのお」

彰子を訪れるじい様。手を取り、「彰子姫。異邦の妖異につけられた傷は癒えましたが恐らく刻まれた呪詛そのものは生涯消えずに残りましょう。事あるごとにその御身を苛むやもしれませぬ」
「でも私は大丈夫だわ。晴明様や良昌様や、立派な陰陽師が守ってくれるから」
「でも晴明様。私に掛けられたこの呪縛、その痛みや苦しみは晴明様がその身に移されたと聞きました。本当なのですか?」無言の晴明。
「ああ、やはり。応えるなって言われたのに、言われていたのに、私は」
思い起こす彰子。「応えれば、娘よその身に追った運命を解き放ってやる」
「窮奇の呪詛を呼び込んだのは私自身です。私が宿命から逃れたいばかりに皆を巻き込んで、晴明様や昌浩を」
「心の弱さは誰にでもあるものです。その弱さを異邦の妖異は突いてくるのです。案ずることはありません。異邦の妖異は必ずや昌浩が倒しましょう」そっと肩に手を置き、袂で彰子の涙を拭ってやる晴明。(前回の昌浩の無意識な行動は遺伝か?)
「昌浩が、蛍を見に行こうって昌浩が言うのです。今年は季節が終わってしまったから来年の夏に。可笑しいでしょう。お邸を出てそんな遠くに行くなんて無理に決まっているのに、昌浩は大丈夫だって絶対連れて行くからって。そう言ってくれて指切りをしたんです」蛍が飛び交う情景。
「何、あれはこの安倍晴明が唯一と定めた後継。あれの言葉は必ずや言霊となって叶いましょう」「はい」ホッとした様子の彰子。
「ですが今言った事は昌浩には内緒ですぞ。絶対付け上がりますからな」声を潜めて話す晴明。ようやく笑う彰子。

廊下を歩きながら六合に話しかける晴明。「済まんが暫く昌浩の元についてやってくれんか?」「騰蛇がいるのにか?」顕現する六合。「些か心配もあってな」「わかった」隠形する六合。そこに現れる彰子の父、左大臣・藤原道長。
「晴明、どうした?火急の用件で参ったと聞いたが・・・」「道長様。式占にて判明した儀がございます」

「神隠しを見たっていうのはどこでなんだ?」雑鬼たちに聞く昌浩。
「この先の大きな池にあるでかい空き家だ」「今は盗人のねぐらになってる」「そこの池の水がきらっと光ってアッと思ったらもう何人かが消えてたんだよお」「ヒィー。怖!」怯える雑鬼。
「行って見ないと」「ところで孫、お前顔色悪いぞ。疲れてるんじゃないのか」
「あいつ、雑鬼たちにも見抜かれているじゃないか。あんな身体で全く!」腕組み憤慨するもっくん。「まあそうカリカリするな」と六合。「これが怒らずにいられようか!」耳を振り乱し怒るもっくん。
「もっくん。ほら行くよ」「頼んだぞ。俺たちの明るい未来のためにもなぁ。頑張れよー。孫」「孫言うな」いつもに比べ力無い返事。「もー!」と言いながらも後からもっくんと六合。

何かに捕まれる男たち。「もう盗みはしませんから」と命乞い。
真言を唱える昌浩。電光石火のごとく腕のようなものを切り裂くもっくん。逃げる盗人ども。「もう悪いことするなよ~」

池の上に立つ紅蓮。「覚悟しろよ、あぶりだしてやる」手を下ろすと同時に沸騰する水面。
「手荒なまねをする」とあきれる六合。「まだか、何故出てこない?この熱さに耐えられるわけが・・そうか」
槍で水面を一薙ぎ。現れる妖。「やはりな」と紅蓮。「異邦の妖異!」と昌浩。

「水の中ではなく水に映る影に隠れていたわけだ」「水面の中?」「水鏡の中は窮奇様が作られた異界。如きが易々と踏み込めると思うな」
炎の蛇を放つ紅蓮。炎に包まれ爆発するも翼を持つ何かに守られる妖。「窮奇様、お力を!」
妖の背後に巨大な窮奇の影。と、胸を押さえ、叫び、転がり苦しむ昌浩。
「なんとこの方士。我が呪詛をその身に宿しておる」
「なに、ばかな、呪詛の形代となったのは晴明のはず」
「愚かよ。実に愚か。無理やりに呪詛を移しそれを通じて我が力を直に受け死ぬほどの苦しみにのたうっている。命を削りながらも猶、抗い続けるとはいっそ見事だが愚かなり方士。娘共々我が贄にふさわしい」「黙れ!」紅蓮の怒りが白龍の如き炎となって妖と窮奇の影を襲う。
水面を割り、異界に逃げ込む窮奇の黒い影。息をつく昌浩。支える六合が、近づく紅蓮に遠慮してか手を離す。
「どうしてこんなまねをした?」無言の昌浩。
「お前にはまだ呪詛の形代になれる力は無い。しくじると命を落とすことになる。わかっていたはずだ。昌浩!」当然ですが紅蓮、かなりお怒り。
「何かしたかったんだ。彰子のために何か。俺が守るって言ったのに、約束だってしたのに何もしてやれなかった。だからせめて」
「呪詛を受ければどうなるか知らなかったわけじゃ無いだろう」
「もちろん凄く苦しいよ。でも痛いのも苦しいのも全部彰子が無事な証だから耐えられた。苦しんでいる顔を見るのもう嫌なんだ。だったら、俺に出来ることをする。背負えるものがあるなら俺が全部引き受ける」匂い袋を手に取り眺め握る昌浩。「仕方の無い孫だ」赤い光を放ち物の怪に変化する紅蓮。
「今日もう帰るぞ。さっさと寝ろ」昌浩の肩に飛びのるもっくん。従う昌浩。
「この年でこの覚悟か。晴明の後継とはよく言ったものだ」と六合。

廊下に出る晴明。近づくもっくん。
「俺はな晴明、人間どもの政がどうなろうと知ったことじゃ無いが、誰が出世して、誰が帝に就こうが構わない。だがな、今回ばかりはぶち壊してやりたくなった」「そうか」
自分の爪を見つめるもっくん。「針一本、髪一筋でもいい。決められた宿命を無理やりにでも捻じ曲げ変えてやりたいと、俺は初めて思ったよ」「そうか」月を見あげる二人。

山海経を広げる昌浩。「挙父か、窮奇の手下」「肝心の窮奇は水鏡の向こうにいる」
「神隠しにあった連中も窮奇の糧とされたんだろう」「奴らどうやって水鏡の向こうに消えたんだろう?あれだけの数の妖異が一斉に異界に移ったんだ。池にしたってよっぽど広いとこで無いと」
「都に一番近い所だと広沢の池があるな。今から行ってみるか?」肩に飛び乗るもっくん。
「今日は夜遅くなってからのほうが良いと思う」穏やかにでも寂しげに話す昌浩。
「そうか、今日だったな彰子の裳着の式は」

管弦の響く東三条殿。白い衣の彰子。盛大に裳着の式が執り行われた。
「流石は左大臣の一の姫」「無事に成人召されて一安心でしょう」「後は入内を待つばかりですなあ」「立派な女御様になれれることでしょう」噂する招かれた人々。扇で顔を隠す彰子。(原作ではここまで詳細に出てなかったような?)

燈火があっても尚暗い室内、「やはり式占は変わらぬか?」と道長。「残念ながら」と晴明。
「ならば晴明。全てお前に託す」

夜、そっと門を出る昌浩ともっくんと六合。塀の上から見ている太陰と玄武。
「無理しちゃって」「あんな身体で異邦の妖異を討てるのだろうか?」
「晴明の後継だったら出来るはずだわ」「あれが本当にそれほどの器なのか?」
「玄武は貴船であの子が貴船で闘った、時いなかったんだっけ?この一件を治めたら私たち認めざるを得ないかもね。晴明の後継はあの子だって」

「何も感じないね、妖気も霊気も」「ここまで何も無いのは寧ろ怪しい」「まるで何かに消し去られたみたいだ」と水の上に不気味に光る何かが・・・
「窮奇、でも全く妖気が感じられない」「本体は水鏡の向こうってわけだ」

「方士よ。取引しよう」「何?」「昌浩どうした?」訝るもっくん。「だって、今」
「お前にしか聞こえていないのだ。我は今お前の中に潜む我が呪詛を通して語りかけている」胸を押さえる昌浩。気づいたもっくん、「窮奇が何か話しかけているのか?うかつに返事をするなよ」「分かってる」
「その術はいずれお前の命を喰らい尽くしじわじわとその身を滅ぼすようガクとシュンの爪を通じて呪詛を掛けたのだ。尤も本来ならば死ぬのは藤原彰子であったのだがな」
「その前にお前を倒す!」「昌浩!」
「方士よ、今一度考えよ。その呪詛がお前を取り殺す前に我と取引をするのだ。お前の力と魂。いずれも稀なる格を持っている。ただ殺すには惜しい。生きて我が配下に下れ」「昌浩、応えるなよ」「その力を我に捧げるのだ、さすればお前の望みいかなる願いをも叶えてやろうぞ。待っておるぞ。京の南、巨椋池。その大いなる水鏡の内で」不適な笑い声。去る窮奇。

座り込む昌浩。「昌浩大丈夫か?」「うん、平気」「平気って顔じゃないだろ」にらむもっくん。
「何があったんだ?窮奇は一体・・わあぁぁ」昌浩が後ろからもっくんを抱き上げ、背中に顔を押し付ける。「何でもない、何でもないんだ」揺れる瞳。何かを感じ取ったもっくん。後ろを振り向き六合にうなずく。
「窮奇は巨椋池にいる」もっくんを下ろし、立ち上がる昌浩。
「窮奇がそう言ったのか?」うなづく昌浩。空には細い月。

次回、第十二話「鏡の檻をつき破れ」

今回は青年・晴明の登場なし。青龍の少しだけ。玄武もお披露目程度。

彰子の受けた呪詛を移し死ぬほどの苦しみに苛まれながらも耐えて窮奇を探し歩く昌浩が不憫。一方、心の隙を突かれたとは言え昌浩と晴明を巻き込んで自分の呪詛まで引き受けて貰ったことに責を感じる彰子。裳着も済み、支えである昌浩とは二度と触れられない身になってしまいました。二人の運命は?二度と重なることはないのでしょうか?それともじい様が言うように昌浩の言葉は言霊となって叶うのでしょうか?
晴明の式占の結果とは一体?原作で結末は知っていますが、あ~言うまい。
今回、原作とは異なるところがいくつかありました。どこまで放送するかに関わってくるからでしょうか?今後の展開を予想させるヒントは隠しておくつもりなのでしょうか?
どちらにしても雰囲気を損なうことない展開で画も安定していたのでとても楽しめました。次回はいよいよ窮奇と直接対決。予告では腕組みする青龍が。来週も楽しみですね。

 次回タイトルはこちらからですね





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最終更新日  2006年12月13日 13時14分04秒
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