カテゴリ:本
短編集。
幽霊の家・洋食屋の娘で後を継ぐ気のあるせっちゃんと ロールケーキ屋の息子だが、後を継ぐことを迷い、何をしようかと考える岩倉君の物語。 岩倉君の住んでいる取り壊し寸前のアパートに大屋さん夫婦の幽霊が出るのだが、 どこまでも微笑ましいような話。 「おかあさ―ん!」・社食で毒入りカレーを食べてしまい、入院。 無事退院し、普通に日常生活に戻れたと思ったが、落ち着いた頃にぶり返しが来て…。 ぶり返す中には良い想い出しか残ってなかったが、 虐待したということで絶縁された母のこともあった。 あったかくなんかない・小説を書くようになった私が思い出すのは死んでしまったまことくんのこと。 まことくんの家の灯りがともっていれば暖かいと思っていたこと。 まことくんの目には私の家が暖かく見えていたこと。 ともちゃんの幸せ・いろいろあったがともちゃんが好きな人が振り向いてくれそうな時が近づいてきた。 デットエンドの思い出・婚約者に裏切られた私は叔父の紹介でバーの二階に居候。 店員の西山君に見守られつつ再生するまで。 幼少時に周りから見たら大きな傷なりかねない経験を持った登場人物が多い。 よしもとばなな作品では珍しいことではないが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 20, 2005 11:56:58 AM
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