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June 18, 2005
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カテゴリ:
竹本健治の連載するミステリ小説に、密かに紛れ込まれる残虐非道な殺人着の手記。
竹本氏の生活、彼の書くミステリ小説、彼の覚えのない殺人着の手記の3部構成で成り立って進む。
が、だんだん虚構と現実が混ざり合い、小説の登場人物が現実に存在したり、
事件を追う彼の周りの人までもが殺されたり、妖しく不安定に深みに嵌まっていく。
竹本健治、綾辻行人、友成純一、新保博久、島田荘司…。
ミステリ作家として有名な面々も登場。

とは言え、ミステリ初心者の自分、名前は知っていても未読の方もいるので、
彼らの著作を読んでから読むと面白さももっと増すのでは。
実名登場とはいえ設定はかなり作っているところもあるらしい。
個人的には綾辻氏夫人が不由美(小野不由美のことだろう)となっているのが現実と同じか気になるところではある。

物語は劇中劇が現実と混ざり合う、という感じで、かなり実験的要素が高い。
連載第10回の最後に読者への忠告状があるが、その内容が面白い。
擬似推理小説(ミステロイド)だから、ミステリ的カタルシスを求めてはならない。
…要は結末に期待しちゃ駄目よ、ということ。
わざわざ書くところが気に入った。
逃げ、と言ったらそれまでだけど、それも実験的要素と考えれば良いのでは。
なんだか続編もあるので、それも読んでみる。





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Last updated  June 18, 2005 11:28:53 PM
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