カテゴリ:本
トールキンのアーサー王物語
SIR GAWAIN AND THE GREEN KNIGHT アーサー王の御世、新たな年が生まれたばかりの日、 皆が新年を祝う宴に現れた大きく、全身緑(皮膚の色も)の男の願い それは自分(緑の騎士)の斧で自分(緑の騎士)の首を打ってみよと言うもの。 しかも、それと同じ仕打ちを丁度一年後、緑の騎士によって返されると。 アーサー王がその申し出を受けようとしたので、王を守るためにもその申し出を受けたのは王の甥ガウェイン。 緑の騎士の申し出どおり、彼の首を打ち落とす。 打ち落とされた自分の首を持ちながら、約束を果たすよう念を押して緑の騎士は去って行く。 一年後、ガウェインは緑の騎士の居るという緑のチャペルを捜して旅に出る。 途中で立ち寄った館の主人に歓待されつつ、毎日得たモノを交換するというゲームをすることになるが…。 経験なクリスチャンでもあるガウェインの信心、真っ直ぐな心が試される話。 この他にも亡くなった子どもに寄せた詩「真珠」(パール) 生の世界から連れ去られた(死んだ)妻・王妃エウロディスを取り戻しに行く王の話「サー・オルフェオ」:ギリシア神話のオルフェウスを下敷きにしているがラストはイギリス的になっている。 「ガウェインの別れの歌」などが入っている。 解説などを読むうちにこれはJ.R.R.トールキンの作ではなく、 英文学者でもあった彼が昔(イギリス中世)に無名の作家によって書かれた話の「現代語訳」版だそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 17, 2005 10:43:53 PM
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