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September 25, 2005
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02,03と読んでやっと01。
蠱猫の栞、カバーデザインなどは当然、京極夏彦作。

父の死後、反撥はあったが蔵書の魅力に負けて巨大学園都市にある美袋学園の司書となった美袋小夜子。
祖先であり、有鬼派(鬼は有る・居る事を主張した人)であった美袋玄山の残した膨大な資料の中から見つけたのは
妖怪を具現化する力を持つ妖怪図譜「本草霊恠図譜」だった。
自らも蠱猫(尻尾が七本ある、化け猫の類?)となった彼女は本を狙い、
今も「有鬼派」として活動する千文字美緒を始めとする者たちと戦う事に。
と言う小夜子の視点と、
人類学部に所属し、見えないモノを視覚する力のある白石優の視点で展開。
白石と石和モモの出会い、夏海や城野、竹本とのことも描かれている。
(02,03を先に読んでいるので彼らの関係の変化がさみしいところもある。)
龍造寺はまだ怪しい(今もだが)謎の人物。
時実もまだ脇の脇、どの位置にくるかを匂わせる程度。
やっぱり01は始まりの色が濃く、この先はまだ闇の中、である。





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Last updated  September 25, 2005 01:36:29 PM
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