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November 20, 2005
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安倍晴明・源博雅シリーズ 第7弾、かな?
上下巻に分かれている。

装画・装幀 村上豊

冒頭は百鬼夜行に若かりし時の晴明が行き合う場面から。
同じ鬼の行列に出会ったのは蘆家道満、そして、命からがら助かったと言う男。
鬼たちは人の手足をバラバラに持ち、不思議な影と童女に差し出していた。

最近、京の都で起こった盗らずの盗人事件、小野好古の元に現れた謎の美女は彼に雲居寺からの預かりものはないかと問われる。
賀茂保憲の頼みで顔を異常なまでの瘡に覆われたと言う平貞盛のもとを訪ねた晴明はそこで蘆家道満に再会する。
俵藤太は昔、蜈蚣(ムカデ)退治の礼に大蛇から得た刀・黄金丸を狙われる。
藤原師輔は五つの頭を持つ蛇に襲われる。
源経基は夢の中で打たれた釘の場所が疼いていた。
被害にあっていた彼らに共通するのは20年程前の出来事。
その中心にいるのは今は亡き興世王と平将門だった。

過去と現在が交差しつつ展開する構成。
過去の因縁、恨み、悲しみのうちに鬼になったとされる将門には何があったのか。
消えた(攫われた)将門の娘は今どこにいるのか。
楽しむために傍観を決め込む道満はどう関わってくるのか。
名コンビ 晴明と博雅の活躍は相変わらず。
今回は道満をして"妖物"と称される浄蔵や飄々とした晴明の兄弟子(晴明の師・賀茂忠行の息子)保憲が脇を固めている。
映像化するのは難しいだろうが、出来たら面白いだろうなー、と思いつつ読んだ。





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Last updated  November 20, 2005 01:55:53 PM
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