テーマ:ミステリはお好き?(1496)
カテゴリ:本
SWEARING ON SOLEMN ε
:神聖なイプシロンに誓って~英題にSOLEMNがついたのはなぜだろう?そこに意味はあるのかないのか!? それぞれの目的で東京に着、帰る日が同じだからという理由で同じバスに乗り合わせることになった加部谷恵美と山吹早月。 その高速バスが都市部に爆弾を仕掛けた犯人グループによってバスジャックされた。 そのバスに乗車予定だった運転手は殺され、第一発見者だった同僚・市川が代わりに運転していた。 乗客名簿には《εに誓って》と言う名前の謎の団体客が― 彼らを心配する萌絵、警察のツテで情報を得た赤柳、山吹の家にいた海月は謎を解けるのか? とある人物を崇拝し活動する団体は名前を変えて存在する。 それを指し示す人物はわかっているが、その思惑、たどり着く先は謎のまま。 全体が見えてこない。 これがつながっていくと大きな動きが出てくるのだろうが、小出しの間は事件も彼らの動きも小さく、気が抜ける。 仕掛けられた謎(?)には運転手の存在から何となく気付ける。 四季を追う赤柳は公安にツテがあるらしい。 同じく四季を追う警視庁警部・沓掛は東京へ出張中の犀川と面会する。 山吹の姉の命令で彼はコミケに行ったらしい。 海月といる時はあまり目立たないが、山吹にも海月と同じ属性があり、彼らのやり取りは短くとも、お互いの求めるものを読み取れることを恵美(と赤柳もか?)が感じる話でもある。 四季の思考パターンを取り込み、会話する犀川が描かれるが、 彼女の能力を認め、彼女と共に行けるだけの素質があるが現状にとどまる彼が今後どうなるか気になるところ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 29, 2006 09:43:05 PM
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