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November 22, 2006
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カテゴリ:
今―、やつらがやってくる
THE SCARECROWS
・イギリス・
表紙絵:ガウィン・ロウ

1981年度カーネギー賞受賞作、同年度スクールライブラリー誌金賞だそうな。
このころ(1981年)の作品の翻訳も金原氏。

悪意に支配され、参観日に来た母親をからかった寮の同室の子をぼこぼこにしたサイモン。
そんな彼の夏休みは最悪な幕開けに。
母親が画家のジョーと再婚。ジョーの故郷の家に住むのだという。
反発し、亡き父親の所属していた軍の基地にしばらく滞在するも、全く家族と過ごさない訳には行かない。
母親は勿論、妹はやつに懐き、サイモンは孤立する。
敷地内の水車小屋は不思議な魅力のある場所だったが、そこで殺人事件があったことが判明。
そして、サイモンの悪意に呼応するようにある日、三体のかかしが現れた。

ジョーの買った家の前の持ち主の金持ちだった男、金目当てに彼と結婚した女、彼女を誘惑し、主人(金持ちの男)を殺した水車小屋の男。
三人の意思を継いだかのようなかかしはどんどん家に近づいてくる。

存在感があり、人の気配のするような水車小屋の発見から胸騒ぎが始まり、
悪意が具現化したようなかかしの登場はなんとも不気味。
サイモンの孤立も深まっており、どんなラストになるのかとハラハラ。
物語自体が不思議な存在感をもっていた。

そして、今回のかかしもやっぱりカブ頭。

かかし=SCARE(おどす、ビックリさせる)CROW(鴉)~鴉を驚かせる…そのまんま。英語ってストレートだよなぁと改めて思う。





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Last updated  November 26, 2006 12:02:02 AM
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