カテゴリ:大阪食い倒れ物語
鯛といえばめでたい席の料理の代表選手である。その程度の認識はあった。
しかし、大阪に来るまで関西の正月に「鯛」がなくてはならぬほど重要な地位を占めているとはおもわなかった。 良質の鯛が水揚げされる明石・鳴門が近いといったこともあるだろう。 とまれ、正月には「きちんと飾り串」をして尾とひれに飾り塩をまとった「美しい」鯛が無くてはならぬようだ。 場合によっては松の枝や金銀の水引、紙の扇などで飾られ、紅白の敷き紙の上に載って、さらに三宝の上に鎮座する。 ちょうど下記の鯛が三宝の上に鎮座するといった具合 おせちと一緒に飾ったあと、その鯛をおせちと一緒に食べるのだだそうだが、家によってはその祝い鯛と呼ばれる鯛は3が日の間床の間に鎮座する場合もあると聞く。(ちょっと乾いちゃいそう…) とまれ、年末の鯛の出回り量といい、鯛のおめかし度といい、関東とは桁が違うように思うのである。 ちなみに伊勢エビはお重に入るが、鯛は「お重」にはいることはないらしい。おせち料理とは別の特別扱いの正月アイテムのようである。 関西は長いこと都がある地域だっただけに 「祝い」の伝統が色濃いのかなあ?? なんてことを考えてしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月21日 18時54分16秒
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