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カテゴリ:私の結婚したいマイナーキャラ大全
久々に、結婚したいマイナーキャラであります。
……今思ったけど、よく考えたら今日のキャラはあまり結婚はしたくないかも。 File5 大門宏(オレホン) (時空転抄ナスカ) これもやっぱり、キャラの前に速やかに作品を説明する必要があるので説明しておく。 エヴァ直後、雨後のタケノコの如くTVアニメが粗製濫造されたのは有名な話だが、この作品もそんなタケノコの一つ。1998年放送された、全12話の深夜アニメである。 簡単に言うと、天空戦記シュラトをインド神話ベースではなく古代インカ帝国に代えた話だ。違うのは、主戦場が次元の向こうではなく現代日本だということか。 主人公は元気活発な剣道少年・三浦恭資。中の人がシン・アスカなのだが、外見がガロード(ガンダムX)のパクリだのなんだの当時は散々言われていた。 彼はごくごく普通の高校生……のはずだったが、実は古代インカ帝国の戦士・ビルカの転生後だったのだ! そして何と、彼の剣の師匠・舘正成(中の人がムゥさん)も戦士ヤワルの転生後! しかも師匠ヤワルは汚れまくった現代日本に絶望し、自らの力を使って日本を変えようとしていた。当然シン君は師匠に反駁。 要は、シュラトとブルーシードをドッキングさせて古代インカ帝国風味にするとこうなるという話だ。しかも脚本に荒川稔久氏(ブルーシード)の名がある。話運びがどうもどこかで見たようなと思ったら! で、師匠ムゥさんの恋人でシン君(変換が面倒なので以下、シン君とムゥさんで統一させていただきます)の憧れでもある女性・由花が本作品のヒロイン。 彼女もまた太陽の巫女・アクリャの転生後であり、シンとムゥとの間で揺れまくる。中の人が紅葉。つーか綾波。残念ながら?桑島嬢ではない。シンとムゥさんがステラを取り合う話ではないのであしからず。 DVDBOXはこちら。 前置きが長くなった。件の大門君とは ただ、眼鏡君といってもサイのような何処にでもいる美形を想像してはいけない。 一見、すぐ消えるモブキャラにしか見えない容姿と神経質そうな小さい垂れ目。どう見ても死相の出ている顔。とりあえず、間違っても万人受けする顔ではない。 時空警察広瀬巡査部長(恵俊彰)の髪をべっとりさせまん丸くしたら丁度大門君になるであろう。そして、そのへんにいる可愛らしい眼鏡君とは一線を隔す陰鬱オーラを常に放射。全12話しかない中で、この陰鬱オーラはひときわ輝きまくっていた。 ……って、滅茶苦茶書いてますがこれでも褒めてます。 一見、どう見ても可愛くねーってトコがイイんだよなぁ。 で、この大門君もまた神官長・オレホンの生まれ変わり。さらに言うと、転生前もシン君の友人でした。一箇所に転生しすぎです貴方がた。 しかし彼はシン君を裏切り、ムゥさんの側についてしまう。理由は不良にボコられ眼鏡を割られたかららしい。「いっそ死んでくれれば」と毎日のように言われ続けてスサノオに走った楓さんの方が100倍マトモだ。 そして彼はその強大な魔力を武器に、冷酷非情にシン君たちを追いつめ、ムゥさんの手先となってAAどころじゃないテロ活動をやってのける。 ちょうど大門君がボコられて覚醒するあたりから見始め、八重樫声の眼鏡君ってことで気になって次も見ることに。しかし、翌週出てきた時にはもう冷徹無常の鬼と化していた大門君……生涯で初めて電波キャラに萌えるハメになった自分を呪いましたよええもう。 中盤、無表情で呪文唱えつつシン君の仲間の少年(=10歳ぐらいの子供)を問答無用のフレアー連発で追いつめていくサマは、グダグダな話の中でひときわ異彩を放っておりました。 眼鏡に光が反射して瞳の動き(感情)が見えなくなるという演出はこうまで恐ろしいものかと教わりました。彼と姫宮アンシーに。八重樫だとギャグにしかならなかったが 呪文詠唱のシーン結構出てくるけど、碇ゲンドウ並みに恐いシーンもよくあり深夜に一人ガクガク震えていた覚えが…… それはともかく大門君、終盤に来ると街一つを壊滅させて初めて自分の力の恐ろしさに気づく。そして由花やシン君の説得もあり、ムゥさんに反旗を翻す。 他のキャラの描写は相当いい加減だったが、後半の大門君に関しては結構丁寧に心情描写がなされていたと思う。しかも、 シン君やヒロインですらなかったシャワーシーンまであった!! ……但し、一番作画がダメな回ではあったがorz 案の定というか、ラストはシン君をかばって死亡。しかもムゥさんには「裏切り者の末路だ」などと切り捨てられる。 ……が、最後の最後で何の説明もなくすぐ復活。 その前の話で死の覚悟を決める大門君は良かったのになぁ。 途中、裏ボス臭ぷんぷんの神官ガロスが登場し、大門君(オレホン)との浅からぬ縁を示唆する描写が微かにあったが、何の展開もなくあっさりご臨終された。畜生、全12話などという1クールにも満たぬ話数でさえなけりゃ!! それがかえって腐女子たちの妄想を刺激したのか、ナスカ同人ではガロ×オレが以下略。 漫画版もあるが、こちらの大門君は容姿がびっくりする程まんまサイ・アーガイル。 性格もやたら爽やかで、アニメ版の陰鬱さは微塵もない。本当に同一人物か? ボコられる→裏切る→テロ活動→逡巡→最後に裏切るのルートは変わらないが、美形になってしまうとこうまで印象変わるものかと、嬉しいようながっかりなような。 シンとサイの友情物語を妄想したい方orブレザー姿のサイがとことんボコられる姿を見たい方は是非漫画版をどうぞ。 ただ、最後のサイVSムゥさんの(おそらくあったであろう)魔法大戦が見事なまでに削除されていたのはゲンナリだった……多分打ち切りの影響なのだろうが。 【古本】時空転抄ナスカ 1/姫川明 【古本】時空転抄ナスカ 2/姫川明 他にも、血の繋がらない兄妹が前世では敵同士だったとか、日本の飛鳥地方が実はナスカと繋がっててそこが主戦場になっちゃったりとか、結構トンデモで面白い展開がありそうだったのだが全12話のせいで殆ど生かせずに終わった。2クールあれば違ったのかも知れない。 50話とかだったらやっぱりグダグダになってただろうが。 EDは「コンドルは飛んでいく」。 OPはエキセントリック・オペラの「愛のフーガ」。他にも挿入歌を担当。 ……思いっきりハマって、アルバムほぼ全部制覇してしまった。 左の「パラディソ」に「愛のフーガ」入ってます。一番右はベストアルバム。 サントラもイメージアルバムも良いのだが、残念ながら楽天では在庫切れの模様。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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