＊ゴールまであと１９５メートル！＊

２０年ばかり前にフルマラソンで自己最高記録２時間５２分３５秒を出した。１９８８年の篠山ＡＢＣマラソンでのことである。今回が３時間５４分だから、２０年で１時間もタイムが遅くなってしまったことになる。

初めてのマラソンはフルマラソンだった。２５歳の年にフルマラソンを走ろうと思い立ったのは、たまたま新聞広告で「篠山ＡＢＣマラソン」が紹介されているのを見たのがきっかけだった。

本格的に走り始めて２１年目。タイムや順位を全く気にしないわけではないが、年々衰え行く体力をまの当たりにしながら、せめて気力だけは充実させていこうと、いくつかのレースには必ず参加するようにしている。

「アマチュアに引退なし」

今回も６０代や７０代、フルマラソン最高齢者には８１歳の方も参加しておられた。生涯現役ランナーを目指してまだまだ精進していかねば…。

＊スタート直前、まだ元気です＊

＊活躍するボランティアたち。目標タイム別にスタートラインに誘導します＊

＊スタート直後、コースは狭く、団子状態でしばらくは前に進めません＊

＊会場全域に渡って一日ゴミ拾いをしてくれました＊

＊一番忙しかったのはうどん配布のボランティアたち＊

＊４０００食以上ものうどんを作りました＊

＊手際よく、元気よく声を出して笑顔で…＊

＊ゴール直後、何とか完走してホッとひと息＊

＊＊＊＊＊＊＊＊＊

あきらめない

あきらめない

何があってもこの思い

きっと形にしてみせる

自分が納得のいくところまで

やり遂げてみせる

あきらめない

あきらめない

どんな障害が先に待ち受けていようとも

最後の最後まで全力を尽くしてみせる

あきらめない

あきらめない

ひたすら前に

振り返らずただ前を見て

一歩ずつ進んでいく

誰のためでもない

ただ自分のために

＊＊＊＊＊＊＊

我は吹き抜ける風とともに在り

時空を自在に駆け抜けて

宇宙の覇者となる

しばし雲になり宙を舞えば

いつもと違う世界を知る

今という時代しか生きることができない

１００年後には恐らく

この世にはいないであろう仲間たちと

今この一瞬を分かち合う

ああ素晴らしき哉

我は吹き抜ける風とともに在り

＊３０キロ過ぎ、ふとランニング・ハイがやってきて、まるで自分が風になったかのように感じました。高揚感…見るものすべてが鮮やかに目に映り、向かい風にもかかわらず風がとても心地よく、自分自身が風に含まれ、宙を舞っているかのような錯覚を覚えたのです。