原子力発電所ですら耐震基準は、全くあてにならない・・
先日の新潟県中越沖地震で起きた柏崎刈羽原子力発電所の事故。報道では、最大「680ガル」で、設計上の想定を大幅に上回る「想定外」の大きさとのこと。でも、過去にあった代表的な地震の最大加速度は次のとおり。関東大震災(1923) 330ガル十勝沖地震(1968)八戸 235ガル宮城県沖地震(1978) 432ガル兵庫県南部地震(1995) 818ガルWebで検索してみると、2004年の新潟県中越地震に至っては、「1750ガル」をも観測されたようだ。それに対し、柏崎刈羽原発の耐震設計で想定している最大加速度は、たったの「273ガル」らしい。何故、これしか想定していない?耐震基準が古いから?「800ガル」をも越えた兵庫県南部地震(1995)より以前の地震でも「400ガル」を越えている。自然からしてみれば、以前の数倍なんていうのは、あって当たり前。同程度しか想定しないのは、人間側の都合の良い解釈で楽観的希望的想定に過ぎない。それに対して、多分大丈夫でしょうと言えるのは、最低一桁上の加速度にも耐えてのことではないか。今回、原発がこれだけの被害で済んだのは、ある意味ラッキーではないか。これでも今後、原発を増やすつもりなのだろうか・・一桁上の加速度にも耐えても多分で絶対では無い。想定外のことが起こる可能性はある。何せ、自然が相手なんだから・・ (原発の耐震性を上げるために、建築コストが上がると、将来、現在の割安な深夜電力プランに変更もあるかもしれませんね)