祝！

世界ＳＦ大会＜Nippon2007＞


とうとう明日から開催ですね、ワールドコン。行きたかったなあ。
実は昨年2月には参加登録していた。で、昨年のＳＦ大会「ずんこん」での企画＜ワールドコンの歩き方＞にも参加させていただいた。偶然にも、実行委員長さんと直接お話もした。実行委員長の井上さんて、ＳＦ大会応援団の団長さんでした？　「あちょー」って、ごあいさつすればよかったかな。

英会話も勉強した（ものにはならなかったが(^^;）。いざ、宿泊先をと考えていた矢先、思わぬアクシデントに見舞われ、参加を断念せざるをえなくなってしまった。お会いしたい方、いっぱいいたんですが･･･（泣

もう、死ぬまでワールドコンには参加できないだろうな･･･死んだらできるかな？！

なにはともあれ、大会のご成功とご無事を祈ります。ご参加の皆さん、ぜひ楽しんでください。レポート楽しみにしております。

＜世界ＳＦ大会「Nippon2007」開幕直前特集＞

「スカイ・ホライズン」デイビッド･ブリン
なにやら、歴史の素敵な授業を受けたような気分になる作品。ファーストコンタクトものだけれど、「Ｅ・Ｔ」や「未知との遭遇」を背景に、もう少しリアルな遭遇を描く。気になった個所を書き留めておく
――クレメンツ先生は続けた。「権力を疑え。それがメディアの伝える物語に充満するテーマだ。小説もビデオも。主要登場人物は、奇抜な個性、敗者としての逸脱性、強い独立心などの持ち主として描かれる。たとえ出身が貴族やお姫さまでもそうだ。対立するのはどちら側の権力でもかまわない。作家や監督が政治的に右寄りであれば、敵は政府や知識人になる。左寄りなら、非人道的で顔の見えない大企業になる。悪辣な麻薬王とか、海外の大国とか･･･あるいは宇宙からの脅威とか」
先生は黒板に書きはじめた。「宿題のひとつとして、それらを挙げてもらおう。権力を疑えと説き、それと平行して、奇抜さに寛大であれと説く映画が、現代にどれだけたくさんあるか、書連ねてみてほしい。比較のために、同調あるいは不寛容という反対のメッセージをもつ映画やビデオが、もしあれば、それもそれもリストアップしてみてほしい」――
このクレメンツ先生は、歴史の先生である。ファーストコンタクトという人類史上初の事件を直接目にした。ただそれを興味本位に取り上げるのではなく、異邦人との出会いが人類に何をもたらしたかという、歴史的事実を、生徒たちに検証させる。そして、この世界に流れている情報、つまりテレビや映画、小説､学校までもが洗脳の道具になっていると言う。つまりは、自分自身を疑ってみろと言うことかもしれないな。

ところで、「右翼」とか「左翼」っていう言葉は、いつから日本語として使われ始めたんだろうか。誰が、何の目的でラベルを貼ったんだろう？

「蝉とタイムカプセル」飯野文彦
思い出は切なく、あるいは思い出したくないことを思い出させてしまう怖さも含んでいる。蝉は、7年前のことを覚えているのかな。

＜ワールドコンの歩き方＞
「サイエンスとサイエンスフィクションの最前線、そして未来へ」聞いてみたい話がいっぱいだろうね。「古今東西ＳＦイラストでファン交流会！」ゲストは、岩郷重力さんだ。いちばん見てみたいのは、「マスカレード」日本のコスプレとどう違うのかな？　「仮装大賞」みたいな感じかな？

昨年、ずんこんで聞いたのは、「ボランティアスタッフ」をすると楽しいという話だった。あるいは、ホテルの自室で他国のファンを呼び込んでパーティーをしてしまうとか。（多分、ホテルは貸切だから大丈夫だよね。過去、地方コンで、貸切じゃないホテルでバカ騒ぎして、ＳＦコンベンションはお断りというホテルがあったらしいから）

いずれにせよ、昨年のずんこん開催時で、海外の参加者は700人の申込みがあったというから、その倍ぐらいにはなっている？　海外からの観光客がいきなりこんなに増えた理由、ニュースになるかな（^^;。なったら、笑う。「世界中のオタクが集まった！」

でも、ＳＦをそんなに知らないひとも楽しめる企画がいっぱいある。以前、幕張メッセで行われたＳＦ大会に参加した。となりの会場でロックフェスティバルが開催されていた。それに参加していた若者が「ＳＦ大会だって～」と、さげすむような笑いをもらしていたのを見かけた。ばかやろ～、ロックミュージシャンにだって、ＳＦファンいるんだぞー。と、思ったのでした。

あ～あ、やはり行きたかったなあ。皆さん、健康には気をつけましょうね。