屋根裏神護・ブログ編

　昨夜、いきなりユーチューブのホーム画面に表示された動画。ブラジルの歌手らしいがTeresa Valesca、こんな人聞いたことがない。でも、なんだか美味しそうな気がする。クリックすると、これがなんと、十年に一度ほどの大当たりであります。

　大好きなELIZETHをあっさりした感じの歌声。ぶれのない落ちついた音程。伴奏は七弦ギター、ギター、バンドリン、パンデイロといったショーロの形態。楽曲はどれもブラジルのスタンダート。ああ、一般受けのほうはともかく、俺には完璧だ。

　こんな歌手がいたんだとDiscogs、ebayを見たところ、なにもヒットしない。アマゾンにも音源なし。ディスクユニオンにもないし、もちろんヤフオクに出品もなし。mercado livreというブラジルのヤフオクみたいなところにも出品なし。IMMuBというブラジル音楽のデータベースでCDが1枚だけヒット。えっ？　SPレコード時代の人じゃないの？　

　ますますわからなくなりいろいろ調べたものの、日本語のサイトでヒットはゼロ。ESTACAO　SAUDADEというマニアックなサイトで、おおっ、Teresa Valescaを取りあげている。ポルトガル語なのでわかりにくいものの、どうやら「すごくいいけど、この人誰？」みたいな話で始まり、ＣＤを3枚出し、ブラジルのセアラー州のナイトクラブで歌っているらしい、ということまでが明らかに。ＣＤの一枚は1999年のリリース。他の作品もさほど新しくはないようで、現在Teresa Valescaがどうしているかはわからないまま。
　ユーチューブに上がっている音源をすべてチェックしたところ、29曲。先の3枚のＣＤには入っていない曲も5曲。ということは、ほかにもＣＤ出してるの？

　謎は深まるばかり。ああ、誰かTeresa Valescaを知りませんか。ちなみに、ユーチューブに表示されたのは、たしか下の写真。これを見た時、どうして美味しそうだと思ったんだろう、俺。