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昨日、ビルマ軍政はアウンサンスーチーさんの拘束の延長を決めた。 国際社会がサイクロン復興支援を決めたまさにその直後に、 である。 国際社会はビルマの民主化を求め、スーチーさんの釈放によって話し合いで 民主化を進めるよう、求め続けてきた。しかし、サイクロンでビルマの 人々が苦しむなか、軍政に歩み寄り、人道、という一点で、軍政への批判を ここではぐっと押さえて、支援をすることを決定した。 ところが、軍政は、援助の約束を受けるや、 手の平を返すように、国際社会のかねてからの要求- それは民主化勢力の要求で あり、道理にほかならないのだが-スーチー氏の釈放をあっさりと却下したのである。 これでは信義も、最低限の誠意もなにもない、、わかっていたことではあるが、 世界の人々の善意も、自分の国に住む人々の苦しみも、この軍事政権には かくも、まったく通じない、ということなのか、と愕然としてしまう。 ところで、なぜスーチーさんは拘束されているのか?というと、法律で、 国家体制を危うくすると思われる人は5年間を限度とする拘束が、裁判手続を 経ることなく許される、ということになっているからである。 とんでもない法律であるが、既にスーチーさんは5年間拘束され、 この法律によっても釈放される必要がある。しかし、軍事政権は自分で決めた法律すら 破ってはばからないのだ。 昨日来、ビルマ人のグループのあちこちから、スーチーさんの釈放を求めるレターやステートメントが届いている。私も同じ想いで加わりたい。 日本でできる限りのことをしたい。 あなたたちの自由を、私達を自由にするために行使してください。 -- アウンサンスーチー----- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.29 00:21:47
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