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経堂界隈

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December 19, 2016
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カテゴリ:歳時記
「貴方はオスプレイは安全だって言ってたけれど、事故で不時着しちゃったじゃない。ほんとに安全だなんて言えるのかしら?」

聞かれて答えに窮した。
不時着というが、事実は墜落。

事故の発生は、機材の安全性に対する重大な疑問が存在することを示唆し、当然の疑問と思う。

新聞発表からみるに、今回の事故は機材の安全性ではなく、機材をどのように運用するか、運用の安全性に起因する問題であろう。
事故の発生は、オスプレイの「夜間空中給油訓練」においてであり、たとえていえば、ボーイングなりエアバスなりの航空機を使用して、夜間空中給油を行った場合に同種の事故が発生する可能性は、通常の旅客貨物の運搬における事故発生の確率と比べ、各段に高いことは、自明である。
よって、この事故が、ただちにオスプレイのハードウェアとしての安全性の問題というのは、本質を取り違えている。

米軍、なり、オスプレイを擁護する立場に僕はないが、
ここで問われるべきは、機材としてのオスプレイではなく、そのように「危険」な訓練を、他国の空域で行うこと。たとえ、訓練そのものは提供されている基地なり、訓練用に提供されている空域で行われているにしても、事故発生により、民間人の危害が及ぶ危険性のある場所で、行うことの適否ということではないか。

これに対する答えは、一般的には、否であろう。
感情的にも「ふざけんじゃない」

在沖海兵隊司令官のローレンス・ニコルソン在日米軍沖縄地域調整官は、安慶田(あげだ)光男・沖縄県副知事が、オスプレイの飛行停止と配備撤回を求める抗議文を手渡した際、ニコルソン氏が「パイロットは住宅、住民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ」「(事故を)政治問題にするのか」と述べ、不満を示したと報道。
安慶田副知事は報道陣に「謝罪は全くなかった。本当に植民地意識丸出しだなと感じた」と述べたとある。
売り言葉に買い言葉
日本人とすれば、植民地意識丸出しとなるが、「感謝されるべきだ」だけについて言えば、原文は「Should be thankful that there was no damage(ありがたいことに被害がなくて幸い)」であって正しい引用ではない。

「頭を下げるのが当然」と日本人の僕らは思うが
傲慢とかそういうことではなく
その時点でニコルソン氏が謝罪すれば、彼はただちに解任されてしまう。

彼らからすれば(日本人の一部ないし多くの部分は、そうは思わないが)
「俺たちは、日本の防衛のために、命の危険もかえりみず訓練に励んでいるのに、それを謝罪せよとはとんでもない!」

残念ながら「しょうがない」

日本が米国の属国である
という議論ではない。

文化の違い

文化の違う二つの国が、日米安全保障条約を結んでいる。
嫌ならやめればいい。

:::::::::::::::

しょうがない理由その2

オバマ政権下の8年
中国はやりたい放題。
南シナ海では、他国との間で帰属が争われている島の埋め立て、基地建設を強行
実力行使で既成事実化してしまい、さらに緊張が高まっている
直近だけでも、スクランブルをかけた自衛隊機が危険な威嚇射撃を行ったといちゃもんをつけ、南シナ海の公海では米海軍海洋調査船の無人潜水機を奪った。
自衛隊もおそらく同様だろうが、在日米軍、なかんずく、沖縄地域に展開する米軍は、事実上臨戦態勢にある。南シナ海でいったんことあれば、この地域での作戦支援に沖縄に駐留するオスプレイが使用されるは当然。その際、夜間空中給油は必須。したがって、日本政府が何を言おうと、沖縄県が何を言おうと、とりつく島もない対応になってしまう。
いったんことあらば、事は作戦の成否、人命に直接かかわってくるのだ。

僕は、オスプレイの墜落を聞いて、何もそんな危険な訓練を、他国の領域でやることはないのに、と思う。、
しかし、ニコルソン司令官にすれば、それは沖縄に駐留するオスプレイに与えられる使命であり、そこに展開する空中給油機の訓練であり、支援スタッフの訓練であり、支援機能の点検整備であって、断じて、沖縄でしかできない訓練であるということになる。

しょうがない。

そんなの知ったことか
米軍がいるから危険が増すという人も多い。
じゃあオスプレイのみならず、米軍は沖縄から出ていけとなったとする

沖縄に展開している米軍の日本防衛機能を自衛隊が代替するのは、費用の面からも装備の面からも非現実的であるが、それをおいても、自衛隊が代替するのは米軍の機能だけではない。現在の反基地運動の矢面に自衛隊が立つという事態であり、普天間の辺野古移転の、日本政府VS沖縄県の泥試合に至る反基地運動がさらに激化するであろう(反基地運動家の一部にとっては、望むところなのかもしれないが)ことは明白。
そんな事態は考えたくもない。

ならば
米軍も自衛隊もいらない
というのはあるのだが.......

あの中国が、米軍も自衛隊もない日本をこのままにしてくれるだろうか?
そのギャンブルにかける自信は僕にはない。
外交努力?
そんなもん。やる連中がそのままで、できますか?

かねてより挑発を繰り返す北朝鮮
僕は、実際にこの国が対韓国以外の相手に冒険を試みる危険は、当面、さほどないとは思うが、
プーチン来日が終わり、韓国の政情、米国の政権移行の中、沖縄を主とした在日米軍の警戒体制は最高潮に達し、その対極にある沖縄の反基地運動も、それと比例するかのようにエスカレートしている。
両者のかい離はさらに広がるばかり。

オスプレイの訓練は、まさに、今日時点の米中(日)軍事的緊張を反映したものである。
相手は、13億の人口を食わしていかねばならない連中
戦前の日本にある部分よく似たお国.....
その緊張について、僕ら日本人の大部分は無関心ないし、認識がない。

オスプレイ問題を問うことは、その先すぐ、強烈な逆の質問が我々に投げかけられることなのだが......

Imagine all the people
Living life in peace... You...

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one

John Lennonは、imagineすることは難しくはないと言った
1971年のこと
ISも、アフガンも、南スーダンも、今日の中華人民共和国も、おそらく朝鮮人民共和国も、まだ多くの人々の想像の外だった
たとえ想像できたとしても、どのように実現していくのか
誰かがやってくれるわけではない
私たち一人ひとりではできない

ISの人々にimagineを説いたとして、果たして言葉は意味のある想像を産むか?

しょうがない....





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Last updated  December 19, 2016 01:51:16 PM
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Re:オスプレイは本当に安全なの?(12/19)   すぎたま さん
別にオスプレイの訓練は、機体がそんなに超安全なら、グアムか横田、岩国でやってもいいんじゃないかと。そういうことじゃないですかね、多くの人々が疑問に思うのは。千代田区上空で是非やっていただきたい。訓練空域はそこに設定すべきです。そんでもって、その「超安全な機体」が、ちょっとケーブル引っかけたりして、北の丸公園あたりに「不時着」しても、別に問題ないですよね。むしろ、「ありがたいことに被害がなくて幸い」と言うべきですよね。
しょうがないですよね。

中国が日本を本気で攻撃するチャンスは、実はあったんですね。それは2011年3月15日頃。管首相以下、そちら様の大嫌いな民主党政権が、溶けていく核燃料に慌てていたとき。あの時に一斉攻撃をかければ、日本占領は簡単でした。しかし、中国はどうしたか。義捐金くれましたよ。

中国は軍事的緊張を醸し出すことで、国内の不満分子を押さえつけるようにしているでしょうが、沖縄の基地を内地に移動したり、米軍・自衛隊とも沖縄から撤退しても、アジア経済を自国以下になったとは言え、そこそこ支えている日本の経済力というのは、向こうも認識しているでしょう。したがって、国際法にも違反する軍事衝突に伴う占領を、今時しようとは思っていないでしょう。それよりは日本の経済力を利用しようとは思っている(もう実際日本の物づくりなんかも衰退しているので、中国のパワーにはかないませんが、それでもあるお金は利用したい)。
ロシア・プーチン氏とのアベ氏の会談でも、決まったのは経済協力のみ。とんだ腰抜け首相ですが、向こう(ロシア)の期待は、日本の経済力、というか、お金そのもの。結局この国を守っているのは、実際軍事力というよりは、経済力なのだと、どうしてあなたを含めたタカ派の人々は、気づかないのか。気づかないふりをしているだけか…。

しょうがないですね…。 (December 19, 2016 03:35:39 PM)

Re[1]:オスプレイは本当に安全なの?(12/19)   smile smile6167 さん
すぎたまさん

投稿ありがとうございます
いくつか

オスプレイが安全ならば、千代田区上空で訓練すればよい
とのご指摘
その通りと思いますが、
今回の夜間空中給油訓練は、墜落地点ではなく、沖縄本島東海上に設定された訓練空域内で行われたもので、「千代田区上空」という表現は、あたらないかと
いくら傍若無人の米軍としても、普天間飛行場付近の市街地上空で夜間空中給油訓練を実施しているのではないので。
むろん、訓練中の事故で操縦不能に陥り、市街地に落下という可能性はあり得ます。しかし、それを言い出すと、最近でも調布、かつては、羽田、名古屋といった飛行場でも、市街地にではないまでも墜落事故の例はあるので、そもそも基地だけでなく、飛行場が市街地近くにあることが問われる。
仕事でやむなく使用しますものの、実は、僕個人は飛行機大嫌い人間でして、あんな整備に時間をかけない、どこの馬の骨ともわからぬ飛行機を市街地近くで飛ばすことは、オスプレイよりはるかに危険だと思っているのです。小田急線の電車じゃあるまいし。

結局日本を守っているのは経済力
おっしゃる通りです
皮肉ではなく、
軍事力にせよ背景には経済力がなければいけない(戦前の日本、現代の中国、北朝鮮などちょっとどうかというところはある)ので、なんにせよ、最終的には経済力に帰結しますね。
ただし、経済力100%で、日米安全保障条約、自衛隊がゼロということでもなく、それらに技術力、外交力などさまざまな要素がからむ、日本の総合力が、日本の安全を担保する源泉というのが正しいかな。

その総合力から、日米安全保障条約、自衛隊を除外することを、いつはじめ、何年かけて実施していくか
究極的な目標をそこにおく、異議ありません。
ただし、お隣の中国が、極めて戦前日本に似た状態で、しかも、米国次期政権が、対中強硬姿勢(これも真珠湾前夜の日米関係に酷似)に転じ、中国の軍事力が頂点にある、ここ10年ほどに、そこに舵を切るリスクは取ってほしくない
という意見なのですが..... (December 22, 2016 05:45:56 AM)

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