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カテゴリ:出来事
もう先週になるが、やっと入社意思確認が終了した。明年度は2人が新しい仲間になることになった。
総評すると、中央競馬部門の希望者は、日刊紙と専門紙を勘違いしている青年が多く、言う事も一緒の金太郎飴。ひとりだけ飛び抜けていた素質馬がいて、ほぼ単枠指定状態だったが、どうやらご縁がなかったようだ。中央担当希望者は数も多いだけに、飛び抜けて何か個性を主張できないと、今後も受験者にとって厳しい競馬になりそうだ。 一方、地方競馬担当希望者は、ハナから逸走した感じの青年が多く、非常に好ましかった。ヲタクとの線引きが非常に難しい(ヲタクは仕事にならんので獲らない)のだが、プロ級の青年がすれすれセーフぐらいで、実にハイレベルな競馬となった。耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで最終的に5人位、さらに3人位に絞ったのだが、上司S氏からして「例年なら入ってる奴が落ちた」と言わしめたくらいの接戦。道中アクシデントがあり、1人の予定が2人に増えたりとか、9月末ぐらいにそういうこともあったのだが、最終的には「せーの」で名前を書いた紙を見せ合いっこ(そんなんで決めてんのか)。それがまったく一致の同じ2名だった。 ひとりは地方の大学を卒業予定のS君。父も競馬好きという血統馬で、本人も場外通いの学生生活という、素質馬である。S君は血統馬だけあって、11月末には既に意思確認を終えている。 もうひとりはI君。何を隠そう、彼は大学卒業予定の3年前に、1度弊社の内定を貰っていた青年である。その時は実家の都合(簡単に言うと親に反対された。よくある)で内定を辞退し、故郷の金融機関に就職。それから2年、実家の都合も無事クリアしたこともありゲート再検となった。会社説明段階で既にそれはバレており、採用担当監督の先輩T氏に「1度内定貰ったからって、また通るってことはないからね」と散々言われていたようだ。 3年前は、私は採用には関わっていなかった(作文や答案は目を通していたけど)から、当然彼の事も知らないし、特に聞きもしなかったので、実にピュアな心で面接に臨んだのだが、まあ、結果から言えば合格だった。3年前も面接した上司S氏は今年の彼の印象を、「3年前はもっと生意気な感じだったけど、だいぶ大人になってた」と。 というわけで、日刊競馬地方版編集部も、内勤、外勤合わせ19人となる。よって、中央編集部をも巻き込み、目下席替え作業による、机捻出という大工事を行っている。ちなみに、監督は私。 なにせ、再開発により現在の社屋に引っ越してきたのが11年前。机の中からいろんなものが出てくるし、机の下は綿ゴミだらけ。金も出てくるし、履歴書も出てくるし、ひどい事になっている。アレルギー性疾患を持っている後輩H君は、席替え作業を始めると不調を訴え、恨めしそうな目でこちらを睨みつけている。しかし、そんなこたぁお構いなしだ。 こういう作業って、人間性が良く出る。監督の命令がなくても積極的に動く人、動かない人、命令を待ってる人、命令があればきっちりやる人、仕方なくやる人、文句ばっかり言ってちっとも動かない人、基本的に興味がない人、そもそも頭数に入ってないっていうか論外な人、etc。。。 今回、意外に力を発揮したのが、中央のレイアウト担当K氏だ。基本的に、地方の原稿がない火曜日と、中央の新聞を作り終えてた土曜日が作業日なのだが、一応監督なので、それ以外の曜日も、夜しこしこと電動ドライバー片手に解体したり、魔法のハンガー片手に配線作業をしているのだが、そういう時手伝ってくれるのがK氏だ。いい所にいるそのポジショニングの巧みさもそうだが、嫌な顔ひとつせず手伝ってくれる。最大の功労者だろう。 元ラガーマンの同期Oも、そのフォワードっぷりは見事だ。あらゆる什器を動かす、その重戦車っぷりはさすが明治、とうならせるものがある。つっても、大学でラグビー部だったわけではないようだ。 そしてもうひとり。意外にというか、席替えに大変深い理解を示してくれているのが、何を隠そう上司、柏木集保(敬称略)だったりする。移動の前の日に、作業しやすいように、あの重~いファイルを、全部机の上に出して、作業しやすくして置いて下さった。柏木さんすんません。 ということで、ロスタイムも含め、あと2~3日で席替えも終わりそう。あとは新人君2人が来るの待つだけだ。 さて、宣伝。その同期Oが尽力した中央競馬・全重賞データファイルが、今年も出ました。 まあ、これがあれば過去の傾向と対策みたいな原稿もちゃちゃっと書けますな。これの地方版みたいのを出すんなら請け負いますよ(営業)。しかし、なんか奥付を見ると、コハ。。。まぁいいか(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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