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カテゴリ:2008年ドラマ
我慢ができる人になって。
美容室の前で待ったり、マンションの前で待ったり、 友達をつけたり、そんな事をしない人になって。 そうしたら、私はいつか宗佑の所に帰って来られる。 美知留は美容室に戻る事にした。 心配するシェアハウスのみんなに宣言する。 自分さえしっかりしてれば大丈夫だと思う。 もう宗佑の思い通りにはならない。 好きな人はいないのか、と尋ねる美知留に瑠可は言う。 いるよ。 ずっと前からずっと思ってる。 でも、言ったって仕方ない。。。 それは美知留なんだね。 ずっと叶わない想いを募らせてきた瑠可。 今、やっと美知留は瑠可の手の中にいる。 でも、それでもどうにもならない想い。 美知留はどうしても宗佑から離れる事ができない。 でも、自分は女だから、本当の意味で美知留を手にする事はできない。 ジレンマが瑠可を苦しめる。 もう、こんなのやだ。 これじゃあ、まるであんたの彼がやってるのと変わらないよね。 カウンセリングに行っても、気持ちは晴れる事はない。 ますます自分の事が解っていくばかり。 タケルだけが、解ってくれる気がする。 そのタケルの苦しみは、誰も理解していない。 人はいつだって人が思うほど単純じゃない。 瑠可。僕らだっていつかは幸せになれるんだろうか。 タケルは瑠可の苦しみが理解できる。 全部見ているから。 同じだから。 自分と瑠可は同じだから。 瑠可。キミの笑顔が好きだ。 誰を好きだって構わない。 キミの笑顔、ボクが守ろう。 「これから死ぬから」 と電話をかけてきた宗佑の元に駆けつけようとする美知留を 瑠可は引き止めたいが、どうする事もできない。 美知留は行ってしまうだろう。 解っていて引き止める。 瑠可はいいよ。家族に愛されてて、強くて才能があって輝いてる。 でも私は弱虫だもん。 私は弱虫だから 宗佑の弱さが解る。 今は宗佑の側にいてあげたい。 ハッキリ引き止める事ができないのは 瑠可が女だから。 それは、もうどうしようもない事実だった。 慰めようと、肩に伸ばしたタケルの手を 瑠可は冷たく払いのける。 触んな。。。! 先週は、ちょっと同情をしてしまった宗佑だけど、 この自分勝手さ、幼稚さは、やはり直る物じゃないだろう。 でも、相哀れむ美知留には宗佑を見捨てる事ができない。 だから、携帯を変える事ができない。 結局は会ってしまう。戻ってしまう。 人生は簡単じゃないよね。 急いで幸せになろうとしても上手く行かない。 美知留は、そう言って泣く。 同じだけの涙を瑠可もタケルも流している。 でも、それぞれが自分の事で精一杯で、人の痛みが見えていない。 これでは、いつまでも一方通行。 それぞれの恋心を知った時、それぞれが嫌悪感を感じるのではないか。 それが一番心配。 みんなが自分の気持ちに自信が持てず、悩み、苦しむ。 この泥沼から誰も抜け出すことができない。 トラックバックは承認制です。即時反映はされません。ご了承ください お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月09日 00時31分39秒
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