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福田康夫首相の「公約違反というほど大げさなものか」という発言など、年
金問題に関する公約違反の議論がいろいろ行われています。 安部前首相が先の参議院選挙で「必ず解決していく」と確かに公約していた のだが、あれを聞いて私も安部さんは本気で解決していく気だなと思ってい ました。しかし、どこか心の底では、その心意気は良いが、実際やるとなる ときちんとした形ではできないのではないかなと思っていました。 翻って考えてみるに、公約として明確に掲げたものを今までの選挙でも結構 実行できなかったものがあるのではないかと思います。政党が掲げる公約は 一つだけではないので、その中にはいろいろの原因からできなかったという ものが出てくるのはしようがないことです。 しかし、懸命にやる努力はして欲しい。そうでないと、公約というのが意味 がない。 それにしても、良く考えてみると年金問題の公約というのはいい加減な公約 でしたね。もともと該当者不定の約5000万件の年金記録というように、件数 がわかっていたわけです。だから、簡単に概略計算でとの位の期間がかかる 香などがわかるはずです。 ということで、ちょっとこの場を借りて計算してみましょう。いい加減な概 略計算ですが。 年金の記録は手書きのものなので、照合などは簡単にコンピュータでは出来 なくて、人手でやらないといけない。1件の確認、訂正などに1分かかると して、その人が毎日8時間労働をするとどうなるか。 1件x60(分)x8(時間)=480 つまり、1日あたり480件の照合しか出来ないわけです。 計算の都合上1日当り一人で500件出来るとしましょう。そうすると、一 人の人が5000万件をすべてやるとすると 5000万÷500=10万 つまり、10万日かかるわけです。 1年は365日ですが、計算を簡単にするために250日働くとします。 10万日÷250=400年 つまり、一人で処理しようとすると400年かかります。 それを400人で処理しようとすると、1年かかります。費用にしても人件 費だけでも結構な額がかかります。一人に年間100万円払ったとしても、 400人なら4億です。 それに1件の処理に1分で済むというのは、簡単に考えすぎで、10分かか るのもあれば、もっとひどくて1時間くらいかかるのもあるでしょうから、 大変なことになりますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.14 14:33:36
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