次の遺跡は、近くで、
14時前、タ・プローム。
当初は、午後はワットで終わりでいいかなと思っていたが、トムが翌日行くより、今日の方がいいと。
東塔門から入る。
崩壊しているが、独特の雰囲気。
周壁は東西1km、南北600mと広い。
森の中を長い参道を西へ。
テラスまできた。やはり崩壊している。
チケットをみせて奥へ。
東門。
タ・プロムは、ジャヤヴァルマン7世が母の菩提を弔うために1186年に建て、往時は1万人以上が寺院内に住んだ。元は仏教寺院だが、後にヒンドゥー教に改宗された。
森の中に、朽ち果てた遺跡が残されていて、特に人気がある。
正面は修復中で、右側から入る。
入り口頭上に、美しいレリーフ。
大地の女神ブーミデーヴィーが髪の毛を絞っている姿だと思う。
コケの生えたデヴァター。
中に入ると、修復中の前柱殿があり、振り返った東門と周壁に、、
巨大なスポアンの木がからみつき、遺跡をのみこむタコのよう。
ガジュマルの一種で、樹齢は300~400年だそう。
https://mycabiv2.nifty.com/guest/myCabinetDocDetails.do?key=SBFvVpjbFouihjhlC4r3hCFv8oc7riRdtrx2mNDVESr%2BRPgUehXNmRhjAD9zjISys4eozYWD26dmwhIA8REOew%3D%3D
3Dで迫力と神秘さがある。
発見当時のまま残されているが、ゆっくりと木は成長し続け、押しつぶされかけている。
北をみると、聖池、周壁にも巨大木が何本も乗り越え根を張っている。
自然の力はすごい。
西へ奥へと。
第一回廊。
東側入り口は崩れているので、横から入る。
狭い通路を抜けると、第一回廊の裏に、
大蛇のように石の間をうねる木。
スポアンの太い根が遺跡を押しつぶし、今にも崩れそうなところを補強してある。
破風のレリーフは仏像が並ぶが、中央はヒンドゥー教になって削り取られている。
もちろん、危険箇所は立ち入り禁止。
第一回廊と第二回廊の間のスペースには、お堂などがあり、エコーが響くお堂もある。
中央の方はだいぶ崩壊が進んでいるが、デヴァターは多く残っている。
第二回廊の中へ。
中央祠堂があるが、かなり崩落している。
振り返ると、血管のようにからまる木。
ガジュマルのように細かい根がびっしりで、きれいな彫刻にからみついている。
https://mycabiv2.nifty.com/guest/myCabinetDocDetails.do?key=SBFvVpjbFouihjhlC4r3hLIVvZoyvNgswTUnGPyZOrPs2XBOwdioUc2dZwb8TcNxs4eozYWD26dmwhIA8REOew%3D%3D
3Dで。
朽ち果てながらも美しい遺跡と自然の共存、天空の城ラピュタの世界で、日本人の心に響く。
中央祠堂の方は、祠などもあるが、崩れていて入れない。
トゥームレイダーで、アンジェリーナ・ジョリーが演じた世界。
アンジーが銃を両手に出てきそう。
デヴァターも美しい。
どこも崩壊が進んでいて、道もぐねぐねで迷路のよう。
中央テラスを抜けるところかな。
さらに、第二回廊も抜けたかな。
その間にも鳥の足のように見える木、最も有名な木があるんだけど、見落とす。
第一回廊内側。
近くには、塔に食い込む木もあり、さらに奥の祠堂の中には、仏陀の生涯のレリーフがある。
ホントにラビリンスなので、ちゃんと予習して、地球の歩き方ぐらいのマップが必須だな。
さらに南に外に出る。
第一回廊の外側には、ヒンドゥー教徒によって削り取られた仏像のレリーフ跡。
あとは、東へ戻る。
南側の第一回廊は結構、きれいに残っている。
その分、人も少ない。
さらに、テラスまで戻り、参道を歩いて戻る。
東塔門までくると、トゥクトゥクが待っている。(トムではない。)
お土産屋さんもバザールのようにずらり。
駆け足で約40分、タ・プロームは、廃墟跡と巨木がつくりだす神秘的な遺跡だった。
見落としたものもあるので、またじっくりとみてみたい。
その頃には、さらに大木の生長と遺跡の崩壊が進んでいるのだろうか。
http://www.angkor-ruins.com/ruins/taprohm/taprohm.htm
タ・プローム