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カテゴリ:旅行
早くもカンボジアに来て4日目となりました。
毎度毎度朝食を食べ過ぎてしまうものの、 歩く距離及び遺跡によじ登ることで使うエネルギーの方が多く、 この旅はものすごく健康的に過ごせました。 さて、この日の遺跡は、コーケー遺跡群とベンメリア。 同行者の持ってきた『地球の歩き方』には「コーケー」の文字はなく、 二人で???と思ってましたが、プラサットなんちゃらで検索したら、 200w程度で書かれてました。 「2005年に遺跡に向かう道路が作られたものの、 周囲にはいまだ地雷が残るので道をよく知る地元の人と行くべき」 地雷!? なんだかとんでもない所に行くみたいです。 この日のツアーは私達2人とガイドさん&ドライバーさんのみ。 普通乗用車で向かいます。たしかチェイサーでした、車種は。 シェムリアップを出ると、赤い土がむき出した道に。 水はけが悪いのか、あちこちに水たまりがあり、 運転手はそれを避けて蛇行するので、かな~りShaikin' 乗り物にはめっぽう強い私は平気でしたが、 弱い人はビニール袋ものだなと。 道の両脇の民家の前には、 なぜかジョニ黒の瓶に詰められた黄色い液体が陳列されている。 ガソリンをこうやって売ってるんだとか。 ガソリンって揮発性だし、あんな売り方して大丈夫なのか? と思うけど、どこでもやってるので大丈夫なんでしょうね。 家は高床式で、水道も電気も通っていない。 トイレもお風呂らしきものも見当たらない。 高床式の下の空間にはハンモックや機織り機が。 畑には牛が耕していて、飼っている鶏はあちこち走っている。 どんどん町から村、民家が点在する頃に、 あらわれたテント村には地雷除去のNPO、CMCの文字が。 本当にまだ地雷除去作業中なのでした。 まず向かったのがベンメリア遺跡。 ここは遺跡が発見された当時の様子をそのまま残した感じの遺跡です。 少しだけ足場はあるものの、軍手装備して倒れた石をよじ登り、 往時をしのびました。 訪れているのは我らだけ。 遺跡の中で遊んでいた地元の少年3人が私達を見ると、 興味ぶかそうに近づいてきました。 こういう場合、ちょっと悩む。 この子たちがどういう目的で近づいてくるのかを。 中でも最年長の少年がいつも遅れる私を見て、 手を差し伸べてくれたのです。 この足場がいいよとか、身振り手振りで。 だからもうお金目当てだっていいや! この子と一緒に行こうと思い、写真を撮ったり、 デジカメの画面を見せたり、飴をあげたりして仲良くなりました。 この子の他の小さい二人の少年も写真を撮って見せたりすると、 ものすごく喜んでくれました。 別れる時もお金をねだったりせず、にこにことしていて、 ちょっとでも彼らを疑った自分を恥じました。 ごめんね。 君たちのおかげでとても楽しかったのに。 ベンメリアは参道に入ると両脇に大きな蓮のお堀がありました。 朝、入った時はつぼみだったのに、出てくる時は大輪の花を咲かせてました。 参道にはお決まりのナーガ(蛇の神様)が。 ここのナーガは揃って残っているので、ベスト・オブ・ナーガだそうで。 またところどころ土に埋もれた石もあり、 苔むして積み重なった石もあり、 これでもジャングルを切り開いたというから、 発見当時はいかばかりか。 今はお金がないので(どこの国もこの遺跡に援助の手を差し伸べてない) このままだそうですが、いつまでこのままの姿でいるのだろうか。 小鳥と虫の声しかしない、本当にPeacefulと言える遺跡でした(周りは地雷だらけですが) ベンメリアを後にしてしばらく走ると、 小きれいな公衆トイレが。 ガイドさんが気を利かせて、トイレ休憩を入れてくれました。 トイレの近い同行者が走って個室に飛び込んだので、 自分もその隣の一番出口に近い個室に入ろうとしたところ、 同行者の入った個室のドアと自分が入ろうと思った個室のドアの上に、 鮮やかな緑のホースが。 同行者がバタン!と閉めた時にホースが揺れ…ではなくズズッと動きました。 え? これって意思のある動き方だよね?と自分に問うていると、 さらに先端が持ち上がり、鎌首をもたげたので目が合ってしまった ヘビ~~~~!! 私は声も出ず、あわてて車に戻りました。 何も知らない同行者はゆったりと出てきました。 ああ、知らないって強い。 その時の決意。水分はもう取らないことにしよう 再び車に乗り、コーケー遺跡に。 まず訪れたのは、プラサット・ニエンクマウ(黒い貴婦人) 遺跡が焼かれて黒ずんでます。 こじんまりした寺院でした。 次にプラサット・トム。トムは大きな都という意味。 メキシコのピラミッドのような大きな塔が素晴らしかった。 今は登れません。登れても、暑かったので登りたくなかったと思う コーケーはアンコール遺跡のできる前の時代のもの。 10世紀、一時的にここに遷都したらしい。 日本で言えば藤原京や難波の宮のようなものかな。 それにしても石の建造物なので時間をかけたとは思うのだけど。 3番目に行ったのは、プラサット・リンガ。 リンガとはヒンドゥー教でいう男性器のことで、 多くはヨニ(女性器)とセットで置かれています。 チベット仏教のリンガは妙に生々しいので、 乙女濃度の高い私はうつむいてしまうのですが(え?)、 ヒンドゥーのそれはかなり抽象化されているのが多いはずなのに、 ここのは皮のm…(以下略) 最後にプラサット・ドムライ(象の寺院) 象さんの彫刻がよく残っていて、かわい~♪ その他、車を走らせるたびに遺跡に出会う。 でもなぜか寺院以外の遺跡を見ることがめったにない。 私はその当時の人の暮らしがどうだったのか、 その息遣いがわかる建物の方が興味があるのだけれど、 なかなかお目にかからなかった。 庶民の家は今と同じ木やヤシの葉で作った高床式なのだろうか。 だから残らなかったのかな。 そして、この旅を通じてヒンドゥー教に詳しくなった。 乳海攪拌やラーマヤナ王子の物語など、 東南アジアやインドに行くときに便利。 一通り遺跡を見て、途中、旅行会社が手配してくれた幕の内弁当をいただく。 インディカ米でおにぎり作らなくてもいいのにな~。 現地でできたバゲットにパテのフレンチスタイルの方が ずぇぇぇったいおいしいのに! と一人愚痴ってたら、同行者に、 「きっとツアーに参加したオヤジが日本食を恋しがるからですよ」 (彼女はオヤジ嫌い) そうかもしれないけど、おいしいものの鉄則は地場のものなんだけどな。 シェリムアップに戻り、マッサージを受ける。 カンボジアにはマッサージの習慣がなく、 最近、他の国のマネをして始めたそうで。 私の受けたのはタイ式をアレンジしたもの。 正直、あまりうまくなかった。。。 1時間20ドルは安いのだけど、うーん。 あと10ドル足せば、ホテルで受けられたので。 高くてもうまい方がいいな。 ホテルでちょっと休憩。 その時間を利用して、ようやくホテルのビジネスセンターに。 インターネット利用料30分2ドル。 やっとの思いでレイソルのサイトを見ることができた。 2-1の文字 初勝利は見逃したけど、ほんとうれしかった! スキップしたいくらい(椅子に座りながらも) カンボジアにいても毎晩夢に見るくらいだから、 相当気にしてたんだな、自分 オールドマーケットで買い物。 買うつもりがなかったから、実際の値段の半額で値切ったところ、 最初はノーの返事。 なので「じゃあいいや」と店を出たら、その値段でいいと交渉成立。 買う気がないのに答えちゃいけませんね。 母にシックなシルクのバッグを8ドルで購入。 帰国したら、「あら800円ならあと3つぐらい買ってくればいいのに」と。 けどあんなにあっさり値切ったので、もっと安いのかも。 他にもTシャツ3ドルを1ドルに値切る。 自分にとってはゲーム感覚なので、あとでものすごい嫌悪感。 でも最初からその値段で買うのも、他の日本人に申し訳ないし。 値切るのって難しい。 そのまま今日のディナーFCCカフェに。 これがまあ代官山にあってもおかしくないくらいおしゃれな店で、 フレンチのMenuでした。 私はシーザーサラダ(あ、フレンチじゃないヤン)の前菜、 メインはチキンのフリット、デセールはバナナケーキにバニラアイス添え。 バニラアイスがめちゃうま~>< お客は99%外国人でした。 この店のある通りはおしゃれなカフェだらけ。 ディナー後にホテルに戻り、ホテルでサービスのフットマッサージを受ける。 30分無料でしたが、足を揉まれてるうちに爆睡。 昼間のマッサージと比べ物にならないくらい上手。 あ~あここでやればよかったよぉぉ アロマの香りもリラックスを誘ったのかもしれないけど。 タイ、ベトナム、韓国、台湾、上海、 ハワイ、オーストリア、ハンガリー、NYと世界のSPAを体験してますが、 このホテルのフットマッサージはうまかったぉぉ! レイソル勝利も知り、カンボジア最後の夜はいい夢が見られそう♪ 翌日の悲劇も知らず眠りの中に。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月07日 22時42分17秒
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