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カテゴリ:きぃちゃんの日々
最近のお気に入りで「カンゴロンゴ」というNHKの番組があるのですが、これがなかなか。
お悩み解決バラエティーということで、毎週様々な相談を、カンゴロンゴ先生こと平幹二郎が有り難いお言葉で解決に導くというベタなストーリー。 人間の悩みというのはあまり時代に関係なく、変わらないものなんですね。だからこそ人生のヒントになる言葉は歴史のなかに数多くあります。 「「論語」生き方のヒント」では、為政者の側から読まれがちな論語を、一般市民の側から読み解き、学んでいこうというものです。 体制側に都合よく解釈し、教え込まれてきた言葉も、本来の孔子の考えならこうだったのではという話を聞くうち、もう一度ちゃんと学んでみたいと思わせてくれます。 その中で面白かった話を。 プロ野球で、5番バッターがバントをしましたが、下手なバントで併殺。 翌日のスポーツ新聞に「下手くそで困る」と監督談話が掲載されたそうです。 またある試合で、8番バッターが送りバントを2球失敗した後、ホームランを打ちました。 ファンは大喜びでしたが、テレビに映った監督は苦り切った表情だったそうです。 君子、つまり立派な人物は、部下として仕えやすいが喜ばせるのは難しい。セオリーに適っていないと結果がよくても喜ばない。ただし、適材適所で人を使うから、能力以上を要求しない。だから部下は楽である。 小人、徳のない人には仕えにくいが、喜ばせるのは簡単である。結果さえだせば喜ぶのだから。ただし、実力以上のものを要求し、失敗すれば自分の責任を棚上げにして、部下が悪いと責めるのだから、部下としてはたまったものではない。 う~ん、身につまされる話ですね。つい近くの人を連想してしまいます。 古臭い、と敬遠せずにトライしてみる価値はありますね。オススメですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.12 10:15:59
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