由宇より....
メッセージを訴求するBlogは どうしても辛口になりますからこれまで私は殆ど書きませんでしたがからりとした冬晴れの空が拡がる 由宇・銭壺山より 思った事を キーボードに綴ってみたいと思いました。由宇(山口県岩国市の農村部)の近辺では 生産者から米1俵(60kg)を農協が約14,000円で買い取り、末端消費者はそれを約20,000円で買えます(米10kgが約3,200円)。しかし米作りというのは実は大変なお金が掛かります。トラクター200万、育米50万用具(消毒etc)150万、コンバイン250万、乾燥機300万、諸経費100万等で共同化が進みつつあるとはいえ1,000万円以上を要します。米1俵(60kg)作るのに必要な水田面積は1アールとして、50アールの水田では50俵。14,000×50アールで売上70万円となると機械買替、補修もあり 費用を回収するだけで20年以上要します。一生懸命作っても 兼業農家は持ち出しでやっているのが現状で“ワーキング・プア”が現実味を帯びてきています。農村の高齢化に伴い 必然的に米作りをやめる人も増えつつあり山間に入ると荒れ田も散在している状況です。 今はまだ そうでもありませんが今後は米の価格もじわりじわり上昇するでしょうね。一方で、松坂大輔選手はアメリカに渡り60億円。彼が1球投げる度 それは数百万という世界(まさに銭壺そのものですが...)由宇銭壺山より 生活の源を支える「食」を産む 田舎の明日に幸あれと・・・皆さんはどうお感じでしょうか。■農学原論(楽天ブックス)■小さいことはいいことだ(楽天ブックス)■故郷(ふるさと)の再生の道(楽天ブックス)