【ファクター】今週の競馬【分析】
幾分かクッションの効いた開幕週に比べいつも通りの超時計の出る硬い馬場になってきた感のある東京競馬場広く、ほとんどのレースは半周形態で行われる為にコーナーは2回そして日本一長く尚且つ厳しい坂を備えた直線不利が生じにくく中山で行われる競馬よりも馬の個体自体の能力が問われるそれなので基本として大荒れは起こらない4日と5日を観察すると馬連ベースでは安定しており、ほとんどのレースが(馬連全組み合わせの中で)10番人気前後で決着4日目、大きく荒れたのはマスコミがレース前にスターホースを作り上げた青葉賞と一本被りの本命馬を積極型の後藤騎手が逃げて裏目になった10Rそして最終レースでは圧倒的一番人気のクレヨンルージュがハナ差で4着しかし1,2着は2-3番人気とほぼ実力どおりでありさらに3連単590倍を生み出した3着エイダイタカラブネは2月に今回と同じ東京のダートレースで前述の圧倒的一番人気(実力が抜けているとされる馬)と僅か 0.2秒差の接戦を演じておりコース代わりを加味しない過小評価だった5日目は更に、固く収まっていたが2つほど大きく荒れたそれが売り上げの増える、準メインとメインなのだから天皇賞春の裏開催じゃなければ皆、オケラ街道まっしぐらになっていただろうしかし、10Rは2-4番人気が1,3,4着と人気通りに好走2着にきた7番人気のダイイチアトムと14着に消し飛んだトーセンクラウンの逆転現象がこの大荒れの正体に他ならないでは、ダイイチアトムを買うには何を考えれば良いのかつまり何のファクターに重点を置けば買えたのかというとそれは現在のコース状態に他ならない最初に触れたように今週、高速化は顕著に現れておりパンパン馬場の上がり勝負後のスイートピーSでも重要になるがこれを得意とする馬を例えここ何走かの成績が悪くても軽視してはいけない遡ればこのダイイチアトムという馬は東京の未勝利戦で2400mを上がり3ハロン33.6という脅威の末脚で直線だけで最後方一気の芸当を見せ快勝している更には昨年、高速馬場として有名な新潟競馬場の新潟記念に格上挑戦で出走し勝ち馬から僅か0.3秒差の4着に入りこの手の競馬に高い適正を見せているそして重賞でも好走しているこの馬が人気を落とす原因となってるのが前走瞬発力を全く必要としない悪化した馬場が雨で更に重くなった馬力・スタミナをとても問われた湾岸Sなのだから(←ここ重要)コース状態が全く違い、更にこの馬が得意とする絶好の舞台となれば適正な再評価をしなければならないのは当然だろうそしてであるそしてその湾岸Sで接戦、タイム差無しの好走で2着になった馬がいるそれが一番人気トーセンクラウンこの馬はその前の2着もそれほど馬場が悪化していた訳ではないが中山でつまりこの馬の人気は中山で2回連続2着にきた事を評価されてのものであるでは府中では?東京の競馬はどうなのだろうか?2月のアメジストSでは2番人気に応えられずに馬券対象外の4着他の馬より斤量が1~2キロ軽かったにも関わらずである更に、昨年の11月の東京の2000mで行われたオリエンタル賞は更にスローの上がり勝負になり9着撃沈高速馬場での上がり勝負を得意とする重賞実績のある人気薄と高速馬場の上がり勝負に不安を残す馬力とスタミナ勝負に実績のある1番人気起きても不思議ではない逆転現象が起きたに過ぎないそしてスイートピーSこれはこれまで上げてきたファクターに対しとても顕著であり尚且つ、その基準は簡潔だこれまでの上がりの3ハロンベストの上位馬を並べてみると1位 スペルバインド 34.02位 アロマキャンドル 34.23位 ハイカックウ 34.4レース結果と見比べて貰えば何を言いたいか直ぐにわかって貰えるだろう最もダートから初芝だったアルダントヌイは拾えないが今週は馬場のコンディションを見極めたコース分析とそれへの適正が重要だった