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有楽町線の豊洲でも良かったんだけど、徒歩15分、15分も歩いたら 迷子になるから、初めてのところに行くなら駅から近いほうがいいものね。 帰りは豊洲駅まで、クールダウンでそぞろ歩くのもいいかも。 テレビで何度も見ているのに、やっぱり本物を見ると、ドキドキ。 さー、どんな世界なんでしょ、ステージアラウンド。 山本耕史と小栗旬だし、新感線だし、動くんだし、観たいな!と 制作発表の時に思ったけれど、だからチケット取れないだろうしなと あきらめていたのに、急に観たくなったので、急遽おけぴで入手。 お芝居が大好きなんだけど、仕事で行けなくなったので、 という人が出品しているので、必ず定価より高いことはなく、 むしろ経費を先方が持ってくださったり、友達になったりと 困った時のおけぴ頼み。 後ろのほうの席だったんだけど、この劇場は後ろの席だって 観やすいし、一度だけの観劇ならば、ちゃんと全体が観たいから かえって、後ろで良かったね、って感じ。 場面転換の時にグーッと座席が動くけれど、 誰かが言ってたみたいに酔ったりはしなかった。 ただ、三半規管だっけ?もともと弱い人はあるかもね。 登場人物が走ると、自分たちも同じ方向に動くのは 一緒に走っている気がして臨場感の増すことしきり。 実際には左右にしか動いていないんだと思うけれど、 映像の力のせいか、ヒューっと体ごと舞台に運ばれている気さえする。 アオドクロとアカドクロしか観ていないので、 久方ぶりの「髑髏城の七人」。 古田さんが捨之助じゃなくて、贋鉄斎なんだね。 贋鉄斎は梶原善さんの飄々とした風情が良かったのにね、 と思い出していたら なんともまー、真逆の極みですな。負けました! 色っぽい捨之助が素敵だったのに、そういうのは若い人に任せて 徹しているカンジ。 新感線、観るのも久しぶりなので、あー、タノシ! 白い花の中に佇む山本耕史が素敵と絶賛されていたけれど 私の席だと、残念ながら、そういう静の部分の魅力は伝わりづらかった。 前のほうで観た友人が沈丁花の中の蘭兵衛が印象的と言ってました。 後ろだと花の種類もわからなかったな~。 後ろから観ても、楽しいのは、やっぱりよく動く小栗旬の捨之助かな。 私が小栗君の舞台を観たのは、確か 2007年の蜷川シェイクスピア「お気に召すまま」 なんと10年ぶり。 あの時は若さでキラキラしていたけれど、 今はすっかり演技派かつ華のある役者さんになったこと! テレビでも映画でも、その魅力を遺憾なく発揮している。 この舞台でもそう。 舞台俳優の小栗旬もいいなー。 青木崇高は、ドラマを観て大好きになって (「龍馬伝」以降なので「ちりとてちん」を観なかったことが 悔やまれる。「はつ恋」も良かったな~) 舞台の「幕末太陽傳」の録画を観たら、 テレビの時の大きさがないように感じたけれど、 その後「ちかえもん」を観たら、やっぱり魅力的だった。 「髑髏城」、私の中では抜かずの兵庫は橋本じゅんさんなんだけど、 青木さんの兵庫は別のアプローチで、彼の良さが出ていたと思う。 主役よりこの位置のほうが力み過ぎないで、いいのかしらん。 極楽大夫のりょうは、前から好きだったけれど 「もっと泣いてよフラッパー」でもっともっと大好きになったので、 今回の配役と設定が、あー、ウレシ♪♪ 兵庫の兄もいいなーと思って観て、 帰りの電車で演じた礒野慎吾さんのコメントを読んで さらにカンゲキ。「鳥」でも拝見したいです。
スケールの大きいお芝居かつ集客力がないと、 このハコをいっぱいにするのはむずかしいし、 どのお芝居もここで演ればいいわけじゃないと思う。 ただ、動くのも映像の使い方も、新感線とこの劇場は 相性良いんじゃないでしょうか。 カーテンコールでたくさんのセットを グルッと見渡せるのは良かったなー。 あ、こんなシーンがあったよね、 ココ良かったなって振り返ることが出来、 出演者全員をジックリと見られる。 主演ばかりを観てるわけじゃないからね、特に舞台は。 更にうれしいことにちゃんと脇に、その人の名前が出る。 これはこの劇場じゃなくちゃ出来ない良いことのひとつ。 この人たちがみんなで、この広い舞台を走り回って 熱演して、この感動を届けてくれたんだ!と一人一人に 感謝の視線を向けられる。 入った時と違う扉から出る。 移動する席に座っていたんだなって、改めて実感。 しばらくは、まだ動いているような錯覚にとらわれたりして、 芝居の余韻が体にも残るって初めての感覚かも。 さて、来た道と逆に帰ったら、有楽町線かなと、人の後について、 適当に歩いていたら、到着したのはゆりかもめの駅。 新橋寄りに、ひと駅歩いただけで、なんとも"(-""-)"
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