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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2009/09/08
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カテゴリ:その他情報・日記
民主党が政権をとることで

学校は、教育はどのように変わるのか?


教育に関する民主党のマニフェストの中でも

特に小中学生の子を持つ親世代に影響を与えるもの

についてまとめておきたいと思います。


特に重要な政策は2つあります。

-----------------------------------------------------------
1.年額31万2000円の「子ども手当」を創設する

【具体策】
○中学卒業までの子ども1人当たり年31万2000円(月額2万6000円)の
「子ども手当」を創設する(平成22年度は半額)。
○相対的に高所得者に有利な所得控除から、中・低所得者に有利な
手当などへ切り替える。


2.公立高校を実質無償化し、私立高校生の学費負担を軽減する

【具体策】
○公立高校生のいる世帯に対し、授業料相当額を助成し、実質的に
授業料を無料とする。
○私立高校生のいる世帯に対し、年額12万円(低所得世帯は24万円)
の助成を行う。
○大学などの学生に、希望者全員が受けられる奨学金制度を創設する。
------------------------------------------------------------


ここでは「2」の政策

「公立高校を実質無償化し、私立高校生の学費負担を軽減する」

について、考えてみたいと思います。



このマニフェストは要注意です。


よーく見ると、「授業料が」無料化と書いてあるだけで、

実は授業料以上に負担額が多い、授業料以外の費用、


つまり、入学金、PTA会費、生徒会費、教材費、

制服・学用品代、旅行積立金、通学費などについては

無償化するとは言っていないのです。






公立高校の授業料は

「年額12万円」ほどです。


この額が実質的に無料になるので

年間12万円、3年間で36万円の負担が減る

ということですね。




一方、

私立高校の授業料は学校によって違いますが、

平均で見てみると、

だいたい「年額32万円」ほどです。


私立の場合、年額12万円(低所得世帯は24万円)の

助成が受けられるとのことですから、

3年間で36~72万円の負担が減るということになります。



この面だけ見ると、

「私立も入りやすくなるかな」と思うかもしれません。


しかし、学校にかかる金額は

最初に書いたとおり、授業料だけではありません。


そして、授業料以上に負担となるのが

この「その他の費用」なのです。




そのため、

次にこれらその他費用も含めた

「3年間にかかる総額」で

公立と私立を比較してみましょう。



・公立高校

 現在:3年間にかかる学校内での費用平均 約136万円

 公約実現後:3年間にかかる上記費用   約100万円


・私立高校

 現在:3年間にかかる学校内での費用平均 約264万円

 公約実現後:3年間にかかる上記費用   約228万円
        (低所得世帯の場合)   約192万円




つまり、公立高校の実質無償化と言っていますが、

実はこれだけの負担があることも覚えておかなくてはなりません。


また、1の「子ども手当」は中学生までが対象となります。

それまでもらっていた、年額31万2千円が高校入学と同時に

ゼロになることを考えれば、むしろ生活負担は大きく増えるものだ

ということも理解しておく必要があります。







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Last updated  2016/04/25 02:44:35 PM
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