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テーマ:中学生ママの日記(17604)
カテゴリ:その他情報・日記
民主党が政権をとることで
学校は、教育はどのように変わるのか? 教育に関する民主党のマニフェストの中でも 特に小中学生の子を持つ親世代に影響を与えるもの についてまとめておきたいと思います。 特に重要な政策は2つあります。 ----------------------------------------------------------- 1.年額31万2000円の「子ども手当」を創設する 【具体策】 ○中学卒業までの子ども1人当たり年31万2000円(月額2万6000円)の 「子ども手当」を創設する(平成22年度は半額)。 ○相対的に高所得者に有利な所得控除から、中・低所得者に有利な 手当などへ切り替える。 2.公立高校を実質無償化し、私立高校生の学費負担を軽減する 【具体策】 ○公立高校生のいる世帯に対し、授業料相当額を助成し、実質的に 授業料を無料とする。 ○私立高校生のいる世帯に対し、年額12万円(低所得世帯は24万円) の助成を行う。 ○大学などの学生に、希望者全員が受けられる奨学金制度を創設する。 ------------------------------------------------------------ ここでは「2」の政策 「公立高校を実質無償化し、私立高校生の学費負担を軽減する」 について、考えてみたいと思います。 このマニフェストは要注意です。 よーく見ると、「授業料が」無料化と書いてあるだけで、 実は授業料以上に負担額が多い、授業料以外の費用、 つまり、入学金、PTA会費、生徒会費、教材費、 制服・学用品代、旅行積立金、通学費などについては 無償化するとは言っていないのです。 公立高校の授業料は 「年額12万円」ほどです。 この額が実質的に無料になるので 年間12万円、3年間で36万円の負担が減る ということですね。 一方、 私立高校の授業料は学校によって違いますが、 平均で見てみると、 だいたい「年額32万円」ほどです。 私立の場合、年額12万円(低所得世帯は24万円)の 助成が受けられるとのことですから、 3年間で36~72万円の負担が減るということになります。 この面だけ見ると、 「私立も入りやすくなるかな」と思うかもしれません。 しかし、学校にかかる金額は 最初に書いたとおり、授業料だけではありません。 そして、授業料以上に負担となるのが この「その他の費用」なのです。 そのため、 次にこれらその他費用も含めた 「3年間にかかる総額」で 公立と私立を比較してみましょう。 ・公立高校 現在:3年間にかかる学校内での費用平均 約136万円 公約実現後:3年間にかかる上記費用 約100万円 ・私立高校 現在:3年間にかかる学校内での費用平均 約264万円 公約実現後:3年間にかかる上記費用 約228万円 (低所得世帯の場合) 約192万円 つまり、公立高校の実質無償化と言っていますが、 実はこれだけの負担があることも覚えておかなくてはなりません。 また、1の「子ども手当」は中学生までが対象となります。 それまでもらっていた、年額31万2千円が高校入学と同時に ゼロになることを考えれば、むしろ生活負担は大きく増えるものだ ということも理解しておく必要があります。 ■キャンペーンやってます。 『ユダヤ式学習法』(大和出版) http://www.dreameducation.net/book.html (クリックすると新しいタブが開きます) ■発行:株式会社ドリームエデュケーション お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/04/25 02:44:35 PM
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