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2011.08.03
カテゴリ：趣味 観劇
母の三味線の師匠である、松永和寿三郎氏が突然亡くなった。 海老蔵さんの舞台「鏡獅子」を弾いていたらしいが、 千穐楽の日、時間になっても現れない師匠に電話を入れても通じなく、 知人が自宅でたおれているのを発見したらしい。 おそらくその舞台裏はばたばたと急遽のお三味線の変更があったと思われる。。。 彼は家元、松永忠五郎師匠内弟子さんで、お家元の右腕のような存在。 彼のころころとなる三味線は、歌舞伎界、日本舞踊の舞台、長唄の演奏会等々、 色々なところから声が掛かり人気ものであったようだ。 徳島出身の彼は故郷に弟子をもっていたが、 母はそのうちの万年初級のできの悪い弟子であった。 そんな関係から、昨年５月の国立劇場で、家元松永忠五郎の古希を祝う会がであったのだが、 それに私が母の代わりに、師匠の楽屋見舞いを届けてたのがお初で最後であった。 そのときは、歌舞伎界の「たぬきの会」の蒼々たるメンバーがゲスト出演で、 その楽屋を訪れたのがどきどきであったのを思いだす。 師匠は片腕のように忙しそうに走り回っていた。 特に印象付いたのは、中村壱太郎さんが途中で三味線の糸が切れて、 三味線の調子もままならいのを見事に後見していたのを思い出す。 そして、この突然の訃報に何より気の毒なのは、お母さん、お父さん。 師匠のお母さんは、お客さでもありおなじみさんである。 母が来る頃（２日に一回は顔を出す）を見計らってやってくる。 母の師匠の活躍の自慢話と師匠の近況に嬉しそうに耳を傾けるお母さん。 息子なんて仕事のことなど身内や母親には言わないものである。 母はどんな些細な事でも聞きたい。 まして、その活躍ぶりが聞けるならなおさらである。 その嬉しそうなお母さんの顔を思い出すと胸が痛い。 どうやらお葬式も身内で済ますらしい。ご遺体で帰郷する息子はほんとにつらいと思う。 在りし日のお稽古風景はこちら 合唱   人気blogランキングへお気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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この方のお名前初めてうかがいますが、
お幾つなのでしょうか？ お名前からして、ご高齢かと推測したのですが、 歌舞伎界同様、本名じゃないかもだし。 映像は、携帯からなのでわからず、推測するしかありません。 が、しかし。 親より先には、やはり順番が違いますし、ご両親の哀しみは計り知れません。 ご冥福をお祈りいたします。 (2011.08.03 09:22:50)
子が先に逝く、逆縁といいますが、
まさに最大の罪だと思います。 私の両親は共に逆縁でした。 幼いときから憎みあっていると自然と思っていた祖母が 父の棺のまえで呆然と何日もうなだれていた姿をみて なにがあっても、母よりも長生きしようと思いました。 たとえ一秒でも。 その母も逆縁でしたが、おかげで私は逆縁にならずにすみました。 どうぞ寄り添って、お話を聞いてあげてください。 楽しかったこと、後悔していること、 決してさえぎることなく、慰めることなく、励ますことなく 聞いてあげてください。 心よりご冥福をお祈りいたします (2011.08.03 10:35:34)
松永和寿三郎は、初めてのお名前ですが
私よりかなり若いようですね。残念ですね。 ひょっとしたらお母さんとは１度ぐらい顔を合わせて いるかもしれませんね。 ご冥福お祈りします。 (2011.08.03 16:08:25)
りりさん
＞この方のお名前初めてうかがいますが、 ＞お幾つなのでしょうか？ ＞お名前からして、ご高齢かと推測したのですが、 ＞歌舞伎界同様、本名じゃないかもだし。 ＞ ＞映像は、携帯からなのでわからず、推測するしかありません。 ＞が、しかし。 ＞親より先には、やはり順番が違いますし、ご両親の哀しみは計り知れません。 ＞ご冥福をお祈りいたします。 ----- 彼は４０歳と伺います。 お金はあの世まで持っていけませんが、自分の身につけたもはあの世までです。 (2011.08.08 09:16:00)
takunekoさん
＞子が先に逝く、逆縁といいますが、 ＞まさに最大の罪だと思います。 ＞私の両親は共に逆縁でした。 ＞ ＞幼いときから憎みあっていると自然と思っていた祖母が ＞父の棺のまえで呆然と何日もうなだれていた姿をみて ＞なにがあっても、母よりも長生きしようと思いました。 ＞たとえ一秒でも。 ＞その母も逆縁でしたが、おかげで私は逆縁にならずにすみました。 ＞ ＞どうぞ寄り添って、お話を聞いてあげてください。 ＞楽しかったこと、後悔していること、 ＞決してさえぎることなく、慰めることなく、励ますことなく ＞聞いてあげてください。 ＞心よりご冥福をお祈りいたします ----- 「逆縁」という言葉の響きが寂しいですね、 まだまだ店には姿を見せません。 いらしたときが落ち着いたときと理解しています。 (2011.08.08 09:18:45)
PAPAさん
＞松永和寿三郎は、初めてのお名前ですが ＞私よりかなり若いようですね。残念ですね。 ＞ひょっとしたらお母さんとは１度ぐらい顔を合わせて ＞いるかもしれませんね。 ＞ご冥福お祈りします。 ----- 三味線では大活躍です。 元々は阿波踊りのよしこのから三味線の門をたたいたそうで、たいそう努力したと伺っています。 徳島は芸所ですね。 (2011.08.08 09:20:44)
https://www.youtube.com/watch?v=kte_8UrkQm0&index=8&list=PL94018CE1425C32DE
(2015.05.26 00:57:16)
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