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テーマ:ニュース(99611)
欧州の大手太陽電池メーカーのソーラーワールド(SolarWorld AG)は、徹底的な見直しを行った結果、進行中の製品価格の下落と事業環境の悪化から、過度の債務を抱え、今後も好転が見込めないことから、5月11日にボンの地方裁判所に破産手続を申請した。これらの手続のともない、裁判所はHorst Piepenburg法律事務所の弁護士を予備破産管理者に任命した。 また、関連会社であるSolarWorld Industries Sachsen GmbH、SolarWorld IndustriesThüringenGmbH、SolarWorld Industries Deutschland GmbHおよびSolarWorld Innovations GmbHは、5月12日に親会社の破産のためにボン地方裁判所に破産手続を提出した。 ソーラーワールドは、2017年第1四半期のグループ全体の太陽電池モジュール出荷が382MWに達し、2016年第1四半期の340MWに比べて12.4%増加し、2016年第4四半期の348MWと比較して9.8%増加した。ところが、2016年半ば以降の世界的な価格下落により、連結売上高は前四半期の1億6,400万ユーロを上回るものの、前年同期の2億1,300万ユーロから1億8,600万ユーロに減少した。 さらに、EBITDA(税引前利益+特別損益+支払利息+減価償却費)はマイナス1,800万ユーロと、前期のマイナス4,100万ユーロから僅かに改善したが、2016年第1四半期の200万ユーロから赤字に転じた。EBIT(利払前・税引前利益)は、2016年第4四半期のマイナス5,100万ユーロ、2016年第1四半期のマイナス1,000万ユーロに対し-2,800万ユーロに終わった。
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Last updated
2017.05.15 09:10:04
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