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テーマ:ニュース(99610)
カテゴリ:政府・自治体・関連機関
工学院大学は、素社会に向けて全固体型透明薄膜太陽電池の創製を進め、イノベーション・ジャパン2022~大学見本市&ビジネスマッチング~Online」(10月4日~31日)で、透明薄膜太陽電池の電解質に、イオン電導度がより低い有機・無機ハイブリッド固相電解質を用いた透明太陽電池を公開した。 太陽光発電による水素製造は、持続可能な社会の実現に向けて盛んに研究されており、工学院大学の工学院大学の永井准教授(応用物理学科)の研究室でも2018年から続けている。 同研究室が公開したデバイスで、安価に太陽光発電による水素製造が実現できる。工学院大学で開発した化学的湿式法の一つ「分子プレカーサー法」により、金属含有のコーティング溶液を塗布・熱処理することで、機能性薄膜を形成できる。 過去のイノベーション・ジャパンでは、外部電源からの充電だけでなく、光で発電・充電が可能なリチウムイオン電池(PV-LIB)を発表した。今回は、このPV-LIBを応用して、化学的湿式法である分子プレカーサー法で全固体の透明薄膜太陽電池を形成した。 この薄膜太陽電池を用いた水の光分解を紹介。透明で薄膜であるため、住宅やビルの窓に取り付けることで家庭用電源として注目されている燃料電池用の燃料である水素・酸素の製造が可能と見込まれる。材料や化学をはじめ、電気電子、情報、通信関連の製造業にもお役に立てる技術と考えている。
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Last updated
2022.10.21 09:20:05
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