|
テーマ:懐かしのフォークソング(675)
カテゴリ:カテゴリ未分類
「銀の雨」
松山千春デビューアルバムに収録された初期の名曲の1つ。 「恋」と同様に、 同棲と別れを描いた悲しいラブソングである。 夢をかなえるために旅立つ恋人。 その別れを悲しみながらも、 恋人のためと思い、せめてその夢がかなうようにと祈る女性の気持ちを描いた作品だ。 あなたの夢が かなうようにと 祈るわたしのこころに 銀の雨が降る。。。 しかし私は、「銀の雨」は女性の言葉を借りながらも、 プロ歌手として人生を歩むことを決意した、松山千春の緊張感、真摯な気持ちを表現した曲だと思っている。 そして、そのプロ歌手としての真摯な姿勢は、デビュー27年経った今も全く変わっていない。 デビューアルバム「君のために作った歌」に収録された「銀の雨」と、その20年後にアルバム「風景」で新しく録音された「銀の雨」を聴き比べてみるといい。 千春さんの歌が訴えかけてくるものは何も変わっていないことに気付くだろう。 私がこの曲をよく聴いたのは、大学入学直後、故郷を離れ東京に初めて出てきた頃である。 そして、2年前。 日本を離れて英国に来て、学者を目指そうと決意した頃、この曲を再び聴いた。 今も聴き続けている。 私にとって「銀の雨」は、 新しい人生を始めるときの、「決意」の曲である。 そして、その時の「決意」を常に忘れず持ち続けることの大切さを教えてくれる曲である。 シングル「かざぐるま」B面収録 1977年6月25日発売 アルバム「君のために作った歌」収録 1977年6月25日発売 アルバム「起承転結」収録 1979年11月21日発売 アルバム「旅立ち」収録 1986年10月25日発売 アルバム「風景」収録 1996年4月20日発売 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年04月27日 21時28分50秒
|