|
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日もいつも通りだ。午後3時にカフェに行く。
やってきたのはT子ちゃんたちJYAsだ。 どう、最近は? 「う~~んん。問題はないんですけど、英語がなかなか上手くなれないというか。授業は日本人だけだし、寮のキッチンでの会話にはなかなか入っていけないし。。。。」 。。。。なるほどね。 「かみぽこさんは、英語完ぺきでこっちに来たんですか?」 「いやいや、とんでもないよ。」 そう、このHPでいろんなところに書いてるように、私の英語は史上最悪、空前絶後の状態で始まった。 でもね、それでも私はこれまで実はさほど不都合を感じたことはない。 それは「言葉はコミュニケーションの道具なんだ」という絶対的な原理原則に忠実だったからだろうと思っている。 私は英語がほんとにしゃべれなかった修士時代、 教授に質問に行くときも、事務所に事務手続きの確認に行くときも、事前に全部英語で最低相手に伝えないといけないこと、最低自分が確認しなければいけないことをメモ書きした。そして何度もそれを読んで暗記して行った。 分からない単語とか、全部辞書で調べてね。 そして、教授の部屋や事務所に入ると挨拶もそこそこに、暗記した文章を言って、相手から必要な答えを引き出した。 それが終ったら、雑談などほとんどせずに、さっと帰った。 帰らざるを得なかったのだ、なんにもしゃべれないのだから。。。 でもね、あとから気付いたのだが、 イギリス人やラテン系の学生、中国系の学生とか、よくしゃべれるので、先生とも親しげにやってて、うらやましいと思ったものだが、実は大事なエッセイの書き方のポイントだとか、重要書類の事務所への提出とか、なんも確認できてなくて、後で大騒ぎ、ってことがあったりした。 ある中国系の学生なんか、先生の部屋に言って自分のことを一方的にず~~~っとしゃべってたのはよかったが、20分もすぎたころ、先生から「結局なにがいいたいの?私は忙しいのよ」としかられ、部屋から追い出された、ということもあった。 また、セミナーでのプレゼンテーションでも、原稿を一切見ずにべらべらしゃべって、「わたしは英語をきれいにしゃべれるのよ」とアピールするのはいいのだけれど、時間はオーバーするは、内容はさっぱりわからんわで、撃沈した学生をたくさんみてきた。 まあ、これはちょっとこ慣れたつもりの日本人にも多いパターンなのだけれども。 私はこういう場合、必ず原稿をしっかり用意し、要点を書いたペーパーを配り、OHPかパワーポイントを使ってビジュアルで説明する。 これは決して恥ずかしいことではないのです。 要は、きれ~~~いに英語をしゃべることが大事なのではなく、 話してる内容が問題であり、 その内容を相手に理解してもらえたかどうかが大事なのである。 え~~~~~と、 今日は何が言いたかったかというと、 T子ちゃんへの私の答え。 「あんまりきれいにしゃべろうとか、考えないほうがいいよ。 難しく考えると、緊張してよけいしゃべれなくなるからさ。 言葉はコミュニケーションの道具だからさ。あくまで。 要は相手に伝わればいいんだからさ、言いたいことが。伝わればさ、それで君はもうしゃべれてるってことなんだよ。英語ができないとか考えないこと。 そうして遠慮せずどんどん、どんどんいろんなところでコミュニケーションしていけばいい」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年05月16日 20時53分07秒
|