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さて、かみぽこ学会初参加。
ここまで全く学問的な内容のない学会参加報告になって、どうもすみません。。。。。 たぶん研究者のHPとしては、全くの型破りになってしまっていると思うが、どうぞこのまま続けさせてください。 ------------------ さて、学会も2日目。 今日から本会議ということで、昨日来なかったえらいさんもずらり揃って席について会議がスタート。 緊張した空気が会議室に漂う。。。。 うわああああ~~~~~んんん。 な、な、な、なんじゃ? 子供の泣き声?? がたっと一人の男が立ち上がり、 だだだだっ! と、なんと子供を抱きながら走って会議室の下座のカーテンの裏に入っていく。。。 ななな、なんだ?なんだ? うわあああああ~~~~~んんん。 子供の泣き声が続く。 何人かの学者さんは、それを見てくすくす笑ったりしたが、 特に気にすることもなく、会議は淡々と続いた。 うわあああああぁぁぁぁぁ~~~~~ぁぁぁ..... 泣き声がやんだ。 わたしは一番後ろの席、カーテンの近くに座っていたのだが、少し経つと、カーテンがそっと少しだけ開くのがわかった。 わたしがちらっとそっちのほうを見ると、 マイケル・J・フォックスのような端正な顔立ちの男が わたしを見て、苦笑しながらウインクした。 な、何者? この男。。。 この男、カーテンから顔だけ出して、発表をうなづきながら聞いている。 ときおり、カーテンの裏から うわああああ~~~~~~ と子供の泣き声が始まる。 すると、男はあわててカーテンの裏に入っていく。 発表が終わる。。。 そうすると、この男、カーテンから首だけ出した状態で、 発表者に対して、機関銃のように質問を浴びせた。 きっれ~な、ブリティッシュ・イングリッシュで。 で、で、できる。この男。。。。 いったいなに奴?? 休憩時間になった。 カーテンが開いた。 カーテンの奥には、休憩時間用のコーヒーが置いてあって、 休憩時間には皆そこへ移動するのだが、 そこには、そのマイケル・J・フォックスが2歳くらいの子供を抱いて立っていた。。。。 彼はケンブリッジのジェームス・ホワイトという学者。 今回、どーゆー理由かはわからないが、 子供を連れて学会に現れた。。。 奥さんとなにかあったのか。。。 彼は苦笑しながらみんなに 「ごめんなさい、ごめんなさい。。。」 を連発していたが、 えらいさんはみな、子供をみて 「かわいいねえ~」 「場がなごむねえ~」 にこやかに声をかけるだけである。 中には、「この子は頭がいいねえ。会議が始まったら泣き出した。2歳なのに場の雰囲気がわかるんだねえ~」 とか、穏やかに言った人もいた。 いや、これが日本だったらこんなの許されるだろうか。。。 なんともおおらかというか、 いいかげんというか、 こういう英国流をありとあらゆる場面で見てきたわたしとしても、これは1、2を争う唖然とさせられる光景であった。 このホワイトさん、 結局子供の面倒を見るために、 会議の間、3日間ず~~~~っと カーテンから首だけ出して会議に参加し続け、 ときおり鋭い質問をあびせていた。 なんと、 この会議の基調講演、ハーバード大学ライシャワー研究所のえらいさんの話の時にまで、カーテンから首だけ出して参加した。 これが許されるというのは、いやはや。。。 しかし彼、 ほんとに一生懸命3日間、子供の相手をしていたのであります。 それはなんともほほえましい光景でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年09月17日 02時55分52秒
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