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2004年01月04日
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さて、うちの学校では5日から新学期(Winter term=冬学期)が始まる。

12月上旬からのクリスマス休暇が終わるわけだが、
以前書いたように、この休暇は特に修士の学生にとっては、
「秋学期が終わったなあ」
というより、
「さあ、課題(エッセイ)始めなきゃ」
という気持ちのほうが強く、
休みという感じはあまりしない。

そして、このクリスマス休暇というのは、
学生にとって、まさに「冬眠」という感じの
長い長い、つらい期間だと言える、らしい。。。。

らしい、と書いたのは、
実はわたしはうちの学校に来て3年間、
1度も英国でクリスマス休暇を体験していないからだ。

言いかえれば、
わたしはこれまで3年間、
この期間は日本に帰国していた。

最初の年は、修士過程に属していたが、
実は英国に来る前から12月には日本に帰国することを決めていた。

それは、これまでHPに何度か登場している
わたしの親友である「かわぽこ」のアドバイスに従ったからだ。

かわぽこというのは、
わたしのたこちゅー商事時代の同期入社で、
父親も商社マンで帰国子女であり、
テキサス大学を卒業し、
LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)の修士も卒業の、海外暮らしのベテランだ。

その彼が、
留学前のわたしにしたアドバイスが、

「12月には一時帰国することを最初から決めておけ。
おまえはこの歳でホームシックなどあるわけないと思ってるかもしれないが、外国生活では何があるかわからない。ましてや、おまえは生活するだけではなくて、勉強しにいくんだ。12月に帰国することを決めておくことは、おまえの精神安定剤だ。」

だったのだ。
意外なアドバイスだった。

海外に慣れたかわぽこのこと、

「日本語を忘れるくらい、
日本人であることを忘れるくらい、
現地に入りこまなきゃ駄目だ」

くらいのことは言われるかと思っていたが、
実際はそうではなかった。
厳しさを知る故の、現実的なアドバイスだったと思う。

このアドバイスをわたしは受け入れて、
秋学期が終わると同時に、わたしはさっさと日本に帰った。

次の年からは、わたしは博士過程だった。
基本的に研究の進め方は個人に任されているので
なにも年末年始に英国にいる理由はない。
学期が終わったらとっとと日本に帰った。

ということで、
わたしは英国のクリスマス、新年を経験していない。

ところが、話を聞くとこれが結構厳しいらしい。
まずクリスマス。
英国ではクリスマスの前の週あたりは、
街は大混雑でにぎやかだし、
おらが街のような田舎町でも
イルミネーションがきれいだ。

ところが、クリスマス当日になると、
電車は動いてないわ、
スーパーマーケットからなにから
店は全部しまってしまうわ、
静かというか、なんとも寂しいものらしい。

英国ではクリスマスは家族と過ごすものということらしいが、
外国に1人で来ている留学生にはたまったものではない。

クリスマス前に食料を買いこんで、
大学の寮にこもってひたすら課題に取り組むしかないのである。

ちなみに学校の図書館もこの時期は閉まってしまうらしく、
ほんとに部屋にいるしかないのである。

その上、今年はどうだかわからないが、
3年前など雪が積もったと聞いた。
たしか2年前も。。。

おらが街は、
イングランドのウエスト・ミッドランド地方にあり、
地図で見てもらえばわかるが、ほとんど平地で、
雪などほどんど降らない。

ところが、もし雪が降るとすればどうもこの時期らしい。
1年で一番寒い時期でもあるのだ。

1日中部屋にいると、
課題に取り組んでいても、
だんだん集中力が失われてくる。

年明けの締め切りを考えると、
気ばかりあせってくる。。。。

そんな、長く厳しい「冬眠」のような、
クリスマス休暇が遂に明ける。。。。

授業が始まり、久しぶりにコースメートと顔を合わせる。

仲間の大切さ、というものを実感する瞬間だろう。
お互いの課題の進捗状況を話したりして、刺激も受ける。
締め切りに向けて、
最後までがんばろうというやる気がまた湧いてくる。

冬学期の始まりというのは、
長い冬眠から覚めて、
また毎日がんばろうという、
新鮮な気持ちにさせてくれる。









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最終更新日  2004年01月05日 12時04分27秒



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