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2004年01月08日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、日本でわたしは今いろんな友人に会っているわけだが、
今日紹介するのは、

「やまっち」

という子である。

やまっちは昨年度のJYA(うちの学校の日本の大学生向けの1年間の留学プロジェクト)
で、ついでにわたしの日本での大学の後輩である。

わたしが毎日この母校の図書館を利用してリサーチをしているので、
大学の近くの飲み屋でこのやまっちや、
うちの学校の国際関係論修士課程の留学生だったR太郎君などと飲んだ。

やまっちは、実は過去1度だけこのHPに登場している。
このHP初期のぼけキャラとして活躍してくれたF井が初登場したときだ。
やまっちは、F井をわたしの会わせてくれた子である。
(2003年5月9日日記
F井の率直さ:今の若者のいいところ

こう言ってしまったら、本人に叱られるだろうか。
やまっちは「女版かみぽこ」である。
それは彼女の行動が基本的に

どりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

だからである。
今時の若者にしては非常にガッツがある。
彼女は時代錯誤にも「モーレツ!」
を自らのキャッチフレーズとして標榜していて、
何事も一生懸命取り組み、
こちらも見ていてなかなか気持ちがいい。

ただ、やまっちの名誉のために1つ付け加えておくと、
彼女はかみぽこと1つ大きく異なる点がある。

それは彼女が一見
どりゃあああああああああっと
やっているように見えながら、
実は非常に女性らしい繊細な心配りを常にしていることである。

わたしの場合は、
どりゃあああああああああっと
やったら、
そのままどこかにぶつかるまで
ぬおおおおおおおおおおおっと
突っ込んで、うわっ!
と、どっかにぶつかって
そこでぜーぜー、はーはー
やってるだけだからね。

彼女は決してそんなことはない。
モーレツにやってるようで、
いつも周囲にものすごく気を遣いながら物事を進めている。

そのやまっちは4月から大手銀行に総合職として勤務することが決まっている。
彼女ならどんな会社でもちゃんとやっていける。
なんの心配もないと、わたしは思う。

しかし、彼女と飲んでいて
わたしは1つ気になることがあった。

今日はそれをこれから社会人となるやまっちへの激励として書こうと思う。

やまっちは飲んでいるとき、再三にわたって

「歌って踊れる銀行員をめざします!」
「人事部長に『君は自転車素手で止められるでしょ?』って言われたんで、
『任せてください』って答えました。」

と言っていた。
その気合はすごく頼もしいのだけれども、
わたしには少し不安にも感じられるのだ。

なぜ不安に感じるのかを説明するために、
まずわたしの経験を書こうと思う。

何度か書いているように、
わたしは以前大手商社たこちゅー商事の国内鉄鋼部門で働いていた。
商社で国内鉄鋼というのは、はっきり言って花形部門ではない。
まずもって、海外駐在がない。
そして海外駐在経験がないと、出世が難しい。
大概アメリカ駐在の経験がないと社長にはなれないのが会社の定説だから、
国内鉄鋼に配属された時点で、
自分の将来の限界が見えてしまうのである。

商社では基本的に1度配属された部門から
別の部門に異動することはほとんどない。
取り扱う品物が違うと、商慣習が全く違うので
部門を異動するとどんなベテランでも新人からやり直しと同じである。
そんな非合理的な人事は、会社がするはずがないのだ。

ということは、突き詰めて考えると
わたしは入社1ヶ月目の部門配属決定の時点で、
社長になる道を事実上閉ざされたことになる。

別に社長になりたいと思ったことはないが、
自分の会社人生の上限を働き始める前から決められたというのは、
あまり気分がいいものではない。

それで、ここでわたしが言いたいことは、
わたしが国内鉄鋼部門配属になった理由である。

それは、
わたしが特別に花形部門に配属された人間より能力的に劣っていたということではない。
わたしは今でも、むしろ逆だったと思っている。

商社で花形といえば、まあ貿易に関する仕事なのだが、
わたしが貿易でなく国内に回された理由はおそらく
「わたしが国内のお客様のところに営業に行かせても問題なく勤める」
ことができると思われたからだ。
わたしが他の同期入社の奴等に語学力や能力で劣っていたからではない。

わたしが他の同期より、人当たりがよく、
対人関係を構築する能力が優れていると会社に思われたからこそ、
結果的に損な役回りを回されたように思うのだ。

帰国子女や、妙に自己主張が強いタイプ、
派手な感じのするタイプは、
外国人の相手ならできるが
国内中小企業の社長などの相手はとてもさせられないからだ。

やまっちに注意してほしい点はここなのだ。

やまっちが「自転車を素手で止めて」
男性総合職と全く同じように仕事をやれますとアピールしたとする。

他の女性総合職が弱々しく女性っぽく振舞って、
とても男性と同じことはできませんという風に見えたとする。

やまっちのほうが当然会社から高く評価されると思うだろうが、
実は、他の女性総合職が自分の希望する花形の仕事を与えられる反面、
やまっちはどさ回りのどぶ板営業をやらされ続ける
なんてこともあるかもしれないよ。

やまっちよ。
あなたは、モーレツに何でもやってやろうとする根性がある。

しかし、これからは
「何でもやってやろう」
と考えるより、少し力を抜いて、
「これはできません」
ということは自分にとって何なのかをクールに考えることが大事なのかもしれないよ。

これから社会人になるあなたへの、
わたしからの餞の言葉です。





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最終更新日  2004年01月09日 11時33分53秒



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