かみぽこぽこ。

今日書くことはやばいかもね。。。

今日は特に本や雑誌を読んで書くわけでもなく、
わたしの頭の中の思い付きを書くつもり。

細かい情報を持ち出して
突っ込みを入れてくる人がいるかもしれないが、
どうか重箱の隅をつつかず、
事の本質は何なのかということを
少しでも考えていただければ幸甚です。

昨日のニュースをインターネットで見ていると、
宮沢元首相がこんなことを言っていた。

宮沢喜一元首相は１７日、東京都内で講演し、イラク戦争について「米国でイラクに大量破壊兵器（ＷＭＤ）があったと言う人はほとんどいなくなった」と指摘。

（中略）

　宮沢氏は「米国はＷＭＤがあるかのごとく言い、国連安保理の賛成多数を得ないで一方的にイラクを攻撃した。ニューヨークのテロもフセインには関係なかった」と米政府の対応を批判。「小泉首相は北朝鮮の問題もあり、日米の友好関係を重んじて自衛隊を出した。反対とは言わないが、分かりにくい問題の残る出来事だ」と語った。

（朝日新聞）

この記事で、今日わたしが注目したいのは、

「小泉首相は北朝鮮の問題もあり、日米の友好関係を重んじて自衛隊を出した。」

この部分である。

「もし北朝鮮が日本を攻撃してきたら、アメリカに守ってもらわなければならない。だから政府はアメリカに協力して自衛隊を出した」

これは、大多数の日本国民にとって、いまや常識だと思う。
北朝鮮の恐怖を考えれば、
アメリカに協力するのは仕方のないことなのだと。

しかし、わたしは疑問に思うのだ。
本当に北朝鮮は怖いのかと。
平壌にいる金正日という男は本当に怖いのかと。

結論から先に言う。
金正日など怖くない。
北朝鮮はミサイルを日本に撃ち込む事などできっこない。

例えば、
同じアメリカが言うところのならず者国家の指導者だったサダム･フセインと金正日を比較してみる。

フセインは、その経緯はどうあれ、
自分の力で権力を握り、独裁体制を作り上げた
いわば「創業者」である。

それに対して金正日という男は、
父、金日成から権力を引き継いだ二代目のボンボン。

フセインのような創業者は、
苦労をしてきているから実にしぶといし
最後まであきらめない。

何ヶ月も穴に隠れていたり、
捕まっても「WMDなど、そんなもんありゃせん」
と言ったり、まあなんともしぶとい。

二代目ボンボン、金正日にそんなしぶとさがあるだろうか？
わたしはないと思う。

しかも、しぶとさはないけど頭はいい。
日本が経済封鎖をして締め上げても、
切れてミサイルを撃ち込むことはしないと思う。

そんなことしたら、
一瞬にしてアメリカに攻撃されて
平壌は火の海になることがわからないほど
彼は馬鹿ではないと思う。

それでは、勝ち目のない戦であっても、
金王朝の誇りに掛けて戦うかって？
フセインのように。

しないしない。

彼、公式には白頭山で生まれたということになっているが、
実はロシアで生まれていて、ユーラとかいうロシア名も持っていると物の本には書いてある。

彼はロシア好きらしい。
ロシアに亡命させてくれと泣きつくと思うよ。

でも、例えば金正日が亡命したとしても、
軍が勝手に暴走することがあるんじゃないかって？

それはない。
北朝鮮の外交交渉をよく注視してみるといい。
非常に交渉が上手で、よく勉強しているのが伺える。
北朝鮮のエリートは、海外の情勢にもよく通じている。
アメリカや国際社会に歯向かってみたところで
全く通じないことくらいわかっている。

金正日が権力の座から降りるようなことがあったら、
政府や軍の幹部はみな投降してしまうと思う。

従って、わたしは平壌の金さんおよび北朝鮮を
怖がる必要は全くないと思う。

しかしですね、
ここでわたしの書いたことに対して
こんな批判が来そうです。

「平壌の金さんを怖がる必要はないとしても、
強硬路線を取って、経済封鎖などをすると
飢餓に苦しむ国民はどうなるのか。
国民を救うためにも、平壌との対話路線が必要だ」

なるほど。。。

大胆に言ってしまうけれども、
例えば今北朝鮮の援助を与えると、
苦しんでいる人が10000人いるとすると
その100人は救えるかもしれないけど、
残り9900人全員が死んでいくよ。

経済封鎖で締め上げて金王朝を崩壊させれば
100人は死ぬかもしれないが、
残り9900人は救うことができる。

研究者のわたしが言うのもなんだけれど、
うちの学校にも北朝鮮の専門家がいるが、
あんな国家の体もなしていないむちゃくちゃな国に
国際関係の理論も人権も援助もくそもない。

ごちゃごちゃ対話とか交渉とか言ってないで、
早く経済的に締め上げて、崩壊させろ！

そんなの当たり前の話だ。