かみぽこぽこ。

この件については、もう何も書かないつもりだったのだけど、
一応前回のイラクの文章がそれなりに反響があったので、
人質だった人の記者会見について、
「あの松山千春好きの馬鹿は何か言ってないかな？」
とこのHPを覗きにくることもあるだろう。

だから、ちょっとだけ書きます。

今日の文章は、ユキちゃんのHPへの書き込みからヒントを得ました。
最初にユキちゃんに感謝の辞を述べまして(笑)、始めたいと思います。

イラクで人質だった人たちの会見、
その郡山さんとかいうジャーナリスト。

「私は去年に引き続いて２回目のイラクだったが、今回の取材目的は、自衛隊派兵によって日本人に対するイラク人の気持ちがどう変化したのかを確認したかったのと、ジャーナリストとしてイラクの現状をこの目で確かめ、真実を日本に伝えたかった。」

「自己責任論という言葉が飛び交っていますが、僕らジャーナリストは危険だからこそ、現場に立って伝えるべきことがあるのではないか。信念を持ってリスクを持って行動している。だから、自己責任論はちょっと僕らに当てはまる言葉ではない。」

これは全然構へんと思うのよね。
彼がジャーナリストとしての信念を持っているというのなら、
どうぞその信念に従って行動してくださいと言うだけだ。

私の認識では、郡山さんとやら自身が、
人質になってからこの会見に至るまで、
政府が自衛隊を派遣したのが悪いとか、
政府が人質になった人を助けるべきだとか
一言も言ってないはずだ。

その意味では、会見での彼の言う
「ジャーナリストとしての信念」
という発言には信頼性があると私は思う。

それで。。。。
会見にはもう1人出たのですか？

ああ、18歳の少年A君。

その、彼はまだ18歳だからどうでもいいんだけど、
彼の保護者は会見に出てなかったの？

そう、それは残念だ。
私がとても知りたいのは、
その18歳の少年A君のご両親が、
なんで子供をイラクになんか行かせたのか？
なんで子供がイラクに行くときについていかなかったのか？

これだけだ。つまり、

「18歳の少年に対する保護者の監督責任」

これ以外には私は興味がない。
18歳のまだ何も勉強していない、
まだ何も経験していない人間など
何を発言させても意味はない。
何を発言しようと一言も聞く気はない。

両親が全て責任を持って説明責任を果たすべきだ。

まあ、しかし、
その18歳の少年A君の発言について
大人として、一言だけ説教しておく。

「劣化ウラン弾の被害がたくさんあると聞いていたので、それを自分自身の目で見て日本の人に伝えたかった。」

「僕の考えですが、自己責任というのは、自分にとって責任が今回生じたことは、今回の体験を日本の人々に伝える。つまり、イラク戦争の現実を伝えることだと思っております。」

劣化ウラン弾の問題は、
医学をしっかり学んだ専門家でないと
正確に現状を伝えることはできない。

戦争の現実は、
国際関係とは何か、戦争とは何か、
国家とは何か、民族とは何か、政治とは何か、
イスラムとは、キリスト教とは何か、
そもそも一神教とは何か、
しっかり学んだ上で、
様々な経験を現場で積んだ人間でないと
正確に伝えることはできない。

君にはまだ無理だ。
まずしっかり１から勉強しなさい。

聞いた話では、
君は秋から英国ブラッドフォード大学の
平和学部に入学するらしいが
やめなさい。

平和学なんて応用の学問、
高校から専門課程で政治学を学ぶ英国の子ならともかく、
日本の教育しか受けていない君がやるべきじゃない。
物の見方が偏ってしまって
真実が見えなくなってしまうぞ。

まずは政治学部に入って基礎を１からやりなさい。
英国の大学1年生に混じってホッブス、ルソーから始めて
全部一通り修了してから、物を考えなさい。

18歳の少年Aの話なんか、
まともに聞いてあーだこうだ言うのはおかしいのだ。

大人は子供をしっかり子供扱いして、
こういうことを厳しく言ってやんなきゃ
だめなのである。

私なんか35歳の今でも子供よ。
親父がいつも説教してきます。
「謙虚にやんなさい！」
（大爆笑）