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2004年08月30日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて今日は、英国留学回想録です。
「大学院修士課程のスタート」第2回は、

「私がお助けマンになったわけ」。

前回は入寮初日のことを書いたのだが、
今回は入寮直後に起こった出来事について書く。

これは、今日に至るまでの
私の留学生活のある意味原点となった出来事である。
(それでは、これから先はメルマガに登録してお楽しみください。)

-----------------------------------------------

私は高校時代、陸上中距離選手で、
400メートル走、800メートル走を専門にしていた。
今では見る影もないが。。。。(苦笑)

この、かみぽこという1人の無名選手、
記録的には何も見るべきところはないのだが、
1つだけ皆さんに声を大にして言いたいことがある。

それはなんと、かみぽこは
末続慎吾より20年も前に
「ナンバ走り」
を考案していたということだ!

陸上競技をやったことがある人ならわかるだろうが、
陸上部に入ると、まず最初に
走るフォームを徹底的に矯正される。

腕振りともも上げを徹底的にやらされて、
ストライド走法を叩き込まれるのだ。

ところが、高校生だった私は、
この腕振りともも上げの練習に疑問を持った。

腕を力強く上に振って、
ももを大きく上に上げたら、
上に上に力が向かうという感覚がした。

速く走るには、
上に上にではなくて、
前に前に進むではないと
いけないんじゃないのか?

素朴にそう思った。

そこで私が思いついたのが、
腕をあまり振らない、
脚を上げないで前にスッスッと出していく、
ということだった。

実際練習で走ってみると、
自然に前に前に体が進んでいく感じがして、
すごく感触がいい。

これはいけると思いながら走っていると、
陸上部の監督にとめられた。

「お前、なんちゅう走り方しとんねん。
ちゃんと腕振らんか。
足が上がっとらんぞ。」

はあ、でもこの走り方だと調子がいいんですが。。。

「そんなことやっとると、
もうリレーで使わんぞ」

こう監督に言われては弱い。
仕方なく、元の足を高く上げる走り方に戻した。

ところが。。。。

昨年、世界陸上をTVで観ていて、
はっとした。

末続慎吾の走り方って、
昔、私が考えついた走り方と同じやないか。

おんどりゃああああああああああああああ
へぼ監督があ!
俺の言っとることが正しかったやないか!

と、TV画面の前で喚いてはみたが、
それで私の青春が返ってくるわけでもない。

まあ、長々とくだらんことを書いてすみません。(苦笑)
要は言いたいのは、
末続慎吾というアスリートは、
これまでの陸上競技の常識をひっくり返す
大胆な発想で世界と戦ってきたということだ。

その末続慎吾、アテネ五輪では
これまたこれまでの日本人アスリートの常識を
完全にひっくり返すような大胆な挑戦をした。

なんと世界陸上で銅メダルを取った
200メートル走に出場しないで、
100メートル走に出場したのだ。

「五輪の100メートル走でファイナリストになりたい」

こう言い切ったのである。

これは過去の日本人アスリートにはない
五輪への取り組み方だ。

「200メートル走のメダリストより、
100メートル走のファイナリストのほうが
アスリートとして名誉だ」

という考え方を打ち出したのである。

高野進コーチのコメントもすごい。

「まだ若いんだから、守りに入らずに行く」

しかし、メダル至上主義のJOCや
陸連のえらいさん方が
よくこれを許したなと思う。

400メートルリレーを重視する
ということで許してもらったのかもしれないが。

この末続や高野コーチの考え方というのは、
ある意味世界のアスリートの考え方
なのだろうと思う。

例えば、ナミビアのフレデリクスや
今回はどこの国で参加したのか忘れたが、
オッティ。

もういい歳なのにレースというレースに
出場しているこの人たち。

今回はメダルの可能性は低かっただろうし、
もう選手としての名誉は十分に得ているはず。

彼らは何のために走っているのだろう。

1回か2回の五輪で燃え尽きてしまう選手が多い
日本人からすると非常に異質なものを感じる。

何か全く別の価値観で彼らは動いているようだ。

アテネ五輪で

「メダルを目指すことはアスリートとして守りに入ること」

という日本人にとって新たな価値観を提示した
末続と高野コーチはこれからどこへ向かっていくのだろう。

非常に今後が楽しみである。





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最終更新日  2004年08月30日 08時24分05秒



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