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2004年08月27日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、今日はアテネ五輪の2つの球技について
自分なりにまとめてみたいと思う。

サッカーとバレーボール。

まずはバレーボールから。

アテネ五輪で
女子バレーボールは準々決勝敗退。
男子サッカーは一次リーグ敗退。

こう並べてみると、
バレーボールのほうがサッカーより
客観的にいい結果だったといえる。

こう言うと、たぶん多くの人は違和感があるかもしれない。

試合内容はサッカーのほうがよかったと思う人がいるかもしれない。
しかし、「アテネ五輪の結果」だけを見れば、
明らかにバレーボールのほうがいい結果なのである。

まず、バレーボール関係者に私が言いたいのはこのことだ。
客観的に結果をみなさいよと。

私は別にメダルが取れなくてもいいのだと
言いたいのではない。
自分の足元をよく見つめて、
自分の実力がどのへんにあるのかを
しっかり把握することが大事だということだ。

私がバレーボールをみていつも思うのは、
いつも「メダルをめざす!」と言って
メディアといっしょに大騒ぎして、
負けると必要以上に落胆して、
「メダルが取れなかったのは根性がないからだ」
と選手を責めて、
「根性をつける」ために
さらなる前近代的な猛練習を行い、
大会が近づくとまたメディアといっしょに
「今度こそはメダル獲得」
と盛り上げて、また負けると落胆する。
そして「まだ根性が足りない」
と言って、猛練習をする。。。。。

ひょっとすると、もう20年近く
こういうことを繰り返しているのではないか。

私が思うのは、まず
バレーボール関係者は
「メダルが取れる」
という幻想を捨てることから始めるべきだ。

日本はメダルが取れるかもしれないのだが、
根性がないから負けるのだという考えを捨てること。

別の言葉で言えば、
日本の実力は贔屓目に見ても、
「世界で8-10番くらい」
とまず認めることだ。

そうすることで、
初めて自分たちの問題点が見えてくる。

私は山田監督、白井貴子のモントリオール五輪から
バレーボールを観ているけれども、
ここ10年間くらい、
メダルが間違っても取れると思ったことはない。

非常に冷めた感覚で試合を観ているのだが、
その私が思うに、日本が上位チームに勝てないのは、
単純な話、日本のほうが下手だからだと思う。

日本のほうがサーブミス、
サーブレシーブのミス、
スパイクのミスが相手チームより多いのだ。

基本的な技術が相手チームより
明らかにできていないのだ。
これじゃ勝てっこない。

現実は、根性以前の問題なのだ。

根性ってのは、実力が伯仲した時に、
勝利を自分のほうに手繰り寄せるときに必要なものであって、
実力差がはっきりしている時には用がないものだ。

例えば、中田英寿や小野伸二を相手に
高校生が「根性だー!」って頑張ったところで
ボールに触ることもできないことは
誰だってわかることだろう。

いや、こういう反論があるかもしれない。
練習はちゃんとやっているのだと。
練習ではレシーブもサーブもできているのだと。
それが試合で出来ないのは、
やっぱり根性がないからだと。

なるほど、練習をやっているというのは認めよう。
私も、監督が選手を怒鳴り散らして練習している
VTRをよく観たことがあるから。

しかし、問題は練習の内容ではないか。
いまだに大松さんの頃と変わらないような
コーチがボールをぶん投げて選手を転がす練習をしていたって、
21世紀の今、バレーボールはものすごく進歩しているのだから
そんな練習、試合ではなんの意味もないではないか。

日本がもう一度、
本当に「世界8-10位」より上位を目指したいなら、
指導者も選手も根本的に意識を変えないといけないのかもしれない。
しかし、なまじかつての成功体験があるだけに、
それは非常に難しいことでもあるように思う。

いっそのこと、外人監督と外人コーチを招聘したらどうか。
セリンジャー監督に、ヨーコ・ゼッターランド・コーチなんてどう?
あるいはロシアからカルポリさんを引き抜いてもいいし、
日本で知名度の高い郎平さんとかもいいかもしれない。

プライドの高いバレーボール関係者には受け入れ難いだろうし、
私が言っているのはむちゃくちゃなんだろうが、
これくらい思い切ったことをしないと、
なかなか発想は変えられないだろう。

次に、サッカー。
サッカーの結果をもたらしたものは、
バレーボールとは反対なのではないかと思う。

つまり、バレーボールは
根性を出せばメダルに到達できると考えていたわけだが、
サッカーの場合は、
対戦相手の実力と自分の実力の差を
しっかり認識できていたと思うのだ。

そして、どうあがいても
日本に勝ち目がないことも実は認識していた。
(口ではメダルとか言ってはいたが。。。)

パラグアイ戦やイタリア戦、
試合中に何度もシステム変更をした
山本監督の迷走した采配は、
どうにも勝ち目のない相手に対して、
持ち駒の組み合わせを変えればなんとかならないかと
あれこれやってみて、
やっぱりどうにもならなかったと
いうことを示している。

いっそ山本監督はこの際開き直って、
「負けたらお前らの根性がないからだ!」
と選手に向かって言い放ち、
予選と全く同じ選手で
全く同じような戦い方をやったら、
案外おもしろかったかもしれない。

しかし、この山本監督の采配を、
この3試合だけでもって評価してはいけないと
私は思っている。

日本サッカーの強化の長期間の大きな流れの中で
アテネ五輪をどう位置づけるかが大事なのだ。

例えば、アトランタ五輪。
いわゆる「マイアミの奇跡」と呼ばれる、
ブラジル戦の勝利があったわけだが、
このチームと比べて、
今回のアテネのチームはどうだったのか。

アトランタ五輪の時、
西野監督は、徹底的な専守防衛、
EUROの時のギリシャもびっくりの
アナグマに入って一歩も外に出ない
戦術を採用した。

それがブラジル戦の奇跡的勝利を呼んだが、
あの戦術を今回、アテネ五輪で採用していたら
どうだったか?

轟々たる世論の非難を浴びただろう。
専守防衛で勝っても意味がないと。
イタリアであろうがどこが相手だろうが、
きちんと試合を作って攻めて勝てと。

私は、ブラジルに勝つのが「奇跡」なら、
イタリアに勝つのも「奇跡」だと、
いや、個人技のブラジルより
カテナチオのイタリアに勝つのは
実はもっと難しいと思うのだが、
日本の世論は

「ただ勝利するだけでなく、内容がある勝利を求む」

だったのだ。

この無理難題に応えるため、
ああでもない、こうでもないと
持ち駒である選手の組み合わせを
あれこれいじり回してみたというのが
おそらく山本迷走采配の真実であろう。

つまり言いたいのは、
このアテネ五輪のチームは
「谷間の世代」とか言われているらしいが、
実はアトランタ五輪の時より、
はるかに高いノルマを負って
戦っていたということである。

今回の迷走した戦いぶりも長期的にみれば、
より高いレベルに到達するための
1つのステップというか
産みの苦しみなのだと言えるのではないだろうか。

まあ要は今日言いたいことは、
球技の強化において大事なことは、
1つ1つの大会にベストを尽くすことと、
世界における日本の位置づけというものを客観的に把握して、
そのレベルを上げていくための地道で長期的な強化の両立だという、
たぶん言葉にすると至極当たり前の話である。

それでは、また





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最終更新日  2004年08月28日 03時53分52秒



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