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2006年05月04日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「かみぽこの研究生活」。

先日の「教育への抱負」については
いろいろご意見ありがとうございました。

まあ、知り合いも指摘してましたが、
私が書いたことは一般論としては
至極ごもっともなのだけれども、
現実的な大学教育のおける
様々な問題に当てはめて、
より具体的に書いたほうがいいと
いうことでございました。

まあ、もっと細かくいろいろあったんだけど、
それは企業秘密ということで。。。(笑)

なるほどね。。。

まあ、ほんとのこと言って、
こういう募集でまず大事なのは
コネがあるかで、
次に研究業績がどうかで
こういう細かな書類は
ほとんど見ないだろうから(苦笑)
どうでもいいんだろうけど、
それでも、やっぱりまじめに
大学の教育については
考えておくことは
大切なことだから、
一度しっかりと
頭をまとめておこうと思う。

「教育への抱負」最終版は
申し訳ないですけど、
ブログにUPしません。

ただ、今後いろんなエントリーでね、
ちょこちょこいういうこともね
書いていきたいとは思う。

1つよろしくお願いしたいと。。。

さて、指導教官ドン・キーンとのミーティング。

今回のミーティングは
1枚の書類が「大学院事務所」から
届いたことから行ったものだった。

話がややこしいのだけど、

「大学院事務所」

ってのは、

「学部事務所」

とは別の事務所だ。
簡単に言えば、
学部事務所は
その学部に所属する
大学院生のみを担当するが、
大学院事務所は
全ての学部の大学院生を
担当する。

つまり、大学院事務所ってのは
学部事務所より組織的には
上に位置するわけだが、
学部事務所が学生と
面と向かって個別の問題を
解決した後に、
大学院事務所が正式に
それを承認して書類を出す
という感じだね。

そういう大学院事務所の対応って
時に官僚的に感じる時があって
以前「英国留学回想録」に書いたように、

「事務所の窓口で揉めて
警察を呼ばれかかった」

こともあったわけだね。(苦笑)

その大学院事務所から
届いた書類は

「博士論文の提出と
試験官のノミネート」

と題された記入用紙と

「博士論文試験のガイドライン」

という小冊子だった。

まあ、まだ博士論文の提出は先だし、
記入用紙の提出期限は
博士論文提出の1ヶ月前と
なっているので
慌てることは何もないのだが、
一応書類が届きましたよってことで
ドンに報告に行ったわけだ。

それと、ドンに1つ
確認しときたいことが
あったんでね。。。

ドンに会って、
書類のコピーを渡して、
どんな書類か説明をしたら、
ドンから初めて
試験官について話が出た。

博士論文の審査をする
試験官は2人。
学校内から1人、
学校外から1人。
指導教官は試験官にはなれない。

審査については事実上
学校外の試験官が
ほとんどの権限を
持っているとされている。

博士論文の試験官を決める時は
一応誰がいいか、(あるいは誰が嫌か=苦笑)
博士候補生が希望を言えることに
なっている。

例えば前に学会発表で
さんざん酷評しれくれた人とか
試験官になってもらいたくなければ
論文の「謝辞」のところで、

「○○さん、ご指導ありがとうございました。」

と入れとくと、その人は
試験官の候補から外れるとか。。。(苦笑)

そういう論文がパスするための
「技」については
いろんな噂があるけど、(苦笑)
まあ、ドンからちゃんと
そのことについて
話があったのは
初めてだった。

ドンの説明では
試験官の選び方のポイントは
大きく2つだという。

「著名な学者」か
「審査が優しい」か。

「著名な学者」ってのは
どういうことかは
言うまでもないね。

偉い先生が
自分の博士論文の
試験官だったというと、
箔がつくわけだ。

それと、普通であれば
会うことも話すこともできない
偉い先生にね、
自分の論文を見てもらえる、
そして口答試験の場で
何時間もまとまって議論できるという
(半日くらいメタメタに
突っ込まれる?=苦笑)
貴重なチャンスであるわけだ。

もちろん審査の後も
偉い先生と人間関係が
保てる可能性もある。

「審査が優しい」というのは
これもまあわかるわね。(苦笑)

偉い先生でも

「あの人は平気で落とす」

という評判の人だと
ぶっちゃけたまらんわね。(苦笑)

ドンは自らの博士論文が
審査された時の経験を踏まえて
こんな話をした。

「俺の口答試験は
ファンタスティックな経験だった。
外部試験官がニッキー・バット、
内部試験官がトニー・アダムス、
というどちらも高名な
えらいさんだったんだけどね。」

仮名のつけ方がいい加減ですみません。。。(苦笑)
もともと仮名を考えるのがへたくそな上に、
面倒くさくなったんで、
こんな名前にしちゃいました。

高名な名前をそのまま使っちゃったけど、
業界が違いすぎるわね。(苦笑)

ドンの話は続く。

「ニッキー・バットは穏やかな人でね。
口頭審査の時はこれまでに経験できなかった
とても楽しく、深い議論ができた。

話は論文の内容に留まらず、
政治学や国際関係論全般の話や、
研究者としての心構えとか
次にやる研究についての
今度のアドバイスとかももらった。

それに比べて、俺のある友人の
口頭審査は悲惨の一言だった。(苦笑)

半日くらいの口答試験の間、
ずっとメタメタに
論文の問題点を突っ込まれ、
質問攻めに遭った。

それだけだった。
友人はただ疲れただけで
嵐が通り過ぎるのを
ひたすら待っているだけで
終わった。。。

友人はさすがにその後も
その試験官に連絡するのを
ためらった。。。

論文が悪かったわけじゃないよ。
友人の論文はパスしたからな。(爆笑)

だから、まあ試験官の選定ってのは
審査そのもののことだけじゃなくて
いろんなことを考えなきゃいけない。」

なるほど。。。

「まあ、来月くらいになったら
内部と外部の試験官の候補者を
リストアップしてお前に見せる。

そこで具体的に話をしよう。」

よろしく。(笑)

まあ、どんな人がリストアップ
されてくるのかねえ。

内部については候補は
3人くらいだとわかるけどね。

リオ・ファーディナンド博士、
ショーン・コネリー博士、
ヒュー・グラント博士、

ってとこかな。
ごめんね、こんな仮名で。(苦笑)

でも、わかる人には
わかっちゃうんだけど、はい。
白いリオと髪の毛が。。。のヒュー、ね。(苦笑)

うひょひょ。。

それでは、また。

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最終更新日  2006年05月04日 21時55分08秒



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