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2006年06月10日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、W杯もいよいよ開幕しましたね!

「ドイツVSコスタリカ」から
戦いがスタートしたけど、
その試合内容はともかく、
試合前のドイツ選手の引き締まった表情を観るとね、
ホスト・ネーションの責任と誇りと
重圧が感じられてなんかよかったね。

今日は「イングランドVSパラグアイ」ということで、
その直前なわけだけれども、
イングランド代表のW杯がスタートする前に
書いておきたいことを急ぎ書きたいと思う。

今、試合開始2時間前だからね。
時間との戦いです。。。(笑)

さて、前々回はスティーブン・ジェラード、
前回はピーター・クラウチということで、
イングランド代表でその起用法が
注目される選手たちについて書いてきたが、
今日はもう1人書いてみたい。

オーウェン・ハーグリーヴス。

ハーグリーヴス

スヴェン・ゴラン・エリクソン監督
ご寵愛の(苦笑)MFで
ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに所属。

イングランド人の父とウェールズ人の母の間に
カナダカルガリーで生まれ、
カナダのアマチュア・クラブから
バイエルンのテストに合格して入団。

イングランド代表、ウェールズ代表、ドイツ代表の中から
父の母国イングランド代表の道を選び、
イングランド代表で唯一
イングランドのクラブに所属したことのない

「海外組」

であるという異色のプレーヤーである。

ただ、イングランド代表では
これまで30試合の出場を数えるが、
そのほとんどが後半残り20分くらいからの
交代出場(先発は7試合のみ)であり、
あまり印象的な活躍がないことから、
その起用に関しては批判が少なくない。

EURO2004の
フランス戦、ポルトガル戦は
リードした場面で起用され結局勝てず、
極めつけはW杯予選の北アイルランド戦で
0-1でリードされた場面で
攻撃的アタッカーではなく
「守備的な」ハーグリーヴスが
起用されたことで厳しく批判された。

ただ、私はその試合をこのエントリーで書いたけど、
(2005年9月8日
「イングランド代表:みんな偉いさんになっちゃって。。。」
あの時のイングランドは攻めに攻めていたけど
FW・MF陣が前線で俺が俺がと
てんでんばらばらになっていて、
アタッカーをもう1人加えるよりは
落ち着いてじっくり攻める体勢を
作ることが大事だったのであり、
それゆえのハーグリーヴス起用で
あっただろうと思うけれども。。。

このハーグリーヴス、
先日のハンガリー戦でも
やはり後半から登場したが、
トラップミスからボールを奪われ
相手ゴールにつながるなど、
相変わらず印象が悪い。

とにかく交代枠の1つは
判で押したように
ハーグリーヴスであるという
エリクソン采配への批判も相まって、

「ハーグリーヴスはもう使うな!」

みたいな批判が多いわけだ。

ハーグリーヴス自身、
批判は承知しているようで、

「もちろん、批判はわかっている。
イングランドの人たちは
イングランドでプレーする選手の
出場を望むことも知っている。

それはドイツでも同じだから。

ドイツでも国民は
ドイツでプレーする選手の
起用を望むものだからね。」

と、新聞のインタビューに答えている。
そして、

「僕はイングランド代表では
後半20分過ぎに、
1-0か2-0で勝っている場面での
出場がほとんどだ。

しかし、この場面での出場で
強いインパクトを残すことは
非常に困難だからね。

チームは逃げ切り体制だから
ゴールを決めるのも難しいしね。」

と、自己のプレーについて
語っている。

実際、イングランドの人たちが
ハーグリーヴスのプレーを
観る機会は非常に少ない。

私もほとんど観たことがない。。。(苦笑)

イングランドではTVで
ドイツ・ブンデスリーガの試合を
放送することはほとんどない。

チャンピオンズリーグは放送されるけど
イングランドのチームとの試合でないと
バイエルンの試合にチャンネルを合わせる人は
少ないだろう。

ということで、
そもそもサポーターにとって
ハーグリーヴスのプレー自体が
非常に馴染みが薄いものである。

その上で、難しい場面での
交代出場がほとんどである。

実は試合をきちんとクローズさせるために
きっちりとプレーをしているのだけれども、
それはほとんど観ている人の目に留まらず
たまに追いつかれて負けたりしたら、
そのプレーへの馴染みのなさもあって、
戦犯扱いになることも多いわけだね。

その上、私はハーグリーヴスの
代表でのプレーを6年間観ていて、
思うのだけれども、
多分、プレミアへの適応問題ってのが
あるんだろうなって思う。

稲本君や中田ヒデさんでおなじみの、
いわゆる、

「プレミアのプレースタイルに慣れるには
どんなにうまい選手でも時間がかかる」

という問題だね。
イングランド代表はほとんどの選手が
プレミアのトップチームの選手であるので、
イングランド代表の戦術は
プレミアのサッカーそのものである。

攻守の切り替えが早く、
MF陣は攻撃と守備両方を
こなさないといけない
イングランドのサッカーに
後方でボールをキープして
それから攻撃に転じようという
スタイルに慣れているハーグリーヴスは
なかなか慣れることができないように思える。

こう考えてみると、
ハーグリーヴスの問題については
どことなく日本でもよくあるお馴染みの
問題のように思えてくるね。。。(苦笑)


しかし、エリクソン監督は
ハーグリーヴスの重用を
あきらめる気配はない。

それはまずは戦術的な問題がある。

繰り返すけれども
イングランドの伝統的な
4-4-2のフォーメーションは
明確にMFの守備と攻撃の役割を分けない。
しかし、

「インターナショナル・フットボールでは
もっとボールをキープすることが重要ではないか。」

という議論はイングランドでは常にある。
だから、明確に守備の役割をするMFを
1人置くべきかどうかということは
常に議論の的になる。

なんか守備的MFが
必要かどうかが議論だなんて、
日本では考えがたい感じだけど
世界にはいろんなサッカー
があるんだねって感じだよね。(笑)

エリクソン監督自身も

「イングランドの選手は、
パスについては非常に能力が高い。
しかし、ボール・キープ力は高くない。

インターナショナル・フットボールで勝つには
もっとボールキープを心がけることが必要。」

と、指摘している。

「イングランド版中盤」を4人並べるだけでは
勝てないのではないかと示唆しているとも言える。

それゆえに、エリクソン監督はこの6年間、
ハーグリーヴスをなにかにつけて
起用し続けてきたのだと思うが、
特に、エリクソン監督が守備的MFとして
ハーグリーヴスにこだわり続けてきたのには
明確な理由がある。

それは別に、ゴツゴツした
イングランド的風貌の選手が多い中で、
ハーグリーヴスがカーリーヘアの
大陸ヨーロッパ的でソフトな風貌を
しているのを気に入っているからではない。(笑)

それは、オーウェン・ハーグリーヴスという選手が
25歳のイングランド選手の中で
傑出した経験値を持った選手だからだ。

ドイツ・ブンデス・リーガ優勝のタイトルを4つ、
ドイツのリーグ・カップ戦のタイトルを3つ、
そして欧州チャンピオンズリーグ優勝の
タイトルホルダーでもある。

これほどの実績を持つ若手選手は
イングランドには他にいない。

そして、彼はその
欧州チャンピオンズリーグという
舞台での経験によって、
ロナウジーニョ、ジダン、ネドベドなど
世界の超一流アタッカーに
長年にわたり対峙してきたという
他の選手にはない
得がたい経験を持っているのだ。

それは、1度や2度
対戦したことがあるという
レベルではないわけだ。

ほぼ6年間にわたって、
これらの世界の超一流と
日常的に対戦してきたのである。
まさに、

「世界の超一流アタッカーを
目ではなく、身体で知っている」(爆笑)

選手なのである。
だから、新聞が書いていたけれども
エリクソン監督はこう考えているらしい。

「ロナウジーニョを抑えられるのは
ハーグリーヴスしかいない。」

だから、エリクソン監督は
ハーグリーヴスをあきらめない。

イングランド代表はW杯最初の試合を
守備的MFを置かない
伝統的な4-4-2の布陣でスタートする。
エリクソン監督も

「サッカーはボールキープだけではない。」

と、若干開き直り気味の発言している。

しかし、この大会をイングランドが
勝ち抜けるか否かは、

「オーウェン・ハーグリーヴスが
イングランド代表での苦悩の日々を
乗り越えて輝けるかどうか」

に、かかっているのである。

さて、もうすぐ
「イングランドVSパラグアイ」
試合開始だね。

初戦は家で落ち着いて
観ましょう。(笑)

それでは、またねん♪

ハーグリーヴス
オーウェン・ハーグリーヴス
(右はマイケル・バラック)

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「イングランド代表戦記」バックナンバーはこちら。





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最終更新日  2006年06月11日 00時13分31秒



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