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2009年10月02日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「かみぽこ政治学」です。

前回予告した通り、
鳩山内閣の閣僚・党役員人事について
書きたいと思います。

しかし、あれですよね。

今、いろいろな識者の皆さまが
民主党政権について論じてらっしゃる。

しかし、私には正直少々
違和感があるんですよね。

それは、そういう方々が
民主党政権の
人事や統治機構改革を
論じる時、
政権交代によって

「国家戦略局」とか
「政治家を100人役所に送り込む」

とかが、突然出てきたような
言い方をしていることに対して
違和感があるんだよね。

民主党は民主党なりに、
結党以来10年間、
権力をつかむために
試行錯誤を繰り返し、
さまざまな失敗もしてきた。

小泉さんに翻弄されて
解党的危機に
陥ったこともあった。。。

民主党の政治家たちは
幹部だけでなく
中堅や若手までもが
権力をつかむには
何をどうしたらいいのか、
何が足りないのかを
考え続けてきたのだ。

私はこの部分については、

「権力には、『年功序列』で到達するもの」

という、自民党の政治家よりも
よほど考えてきたのだと思う。

数少ない例外の1人が
小泉純一郎さんだろうね。

小泉さんが政局に強い

「希代の喧嘩師」

だったのは、
権力をつかむために
散々苦労したからだろうし、
例えば、小泉さんが

「小選挙区比例代表並立制」

の威力を最大限に使えたのは、
もしかしたら、

「小選挙区制になったら
田川誠一に負ける。。。」

という、まさに生き残りをかけて
小選挙区制の導入に反対したからこそ、
その威力も知り尽くしていたのかも
しれないよね。

まあ、話が脱線したけど、

「民主党は重要法案の審議を止めて、
国会を麻痺させている」
「もっと政府与党に協力すべきだ」

などと自民党側の価値観から
一方的に批判して、
民主党が実際になにをやっていたか
知ろうともしなかったような方が、
(2008年8月23日
民主党はどうなっているか(4):なぜマスコミはこの構造変化を見れないか。
まるで民主党の専門家のように
あれこれ語っているのは、
ちょっとね。。。(苦笑)

そこで、この連載では
それらの論考とは一線を画し、
過去民主党について
ここで論じてきたことや、
野党時代の民主党の

「ネクストキャビネット(次の内閣)」

との「継続性」に留意しながら、
鳩山内閣について
考えてみたい。

前回のエントリーでは
「国家戦略局」構想について、

「メンバー構成」「事務局体制」
「省庁との関係」

という、3つのポイントを
提示したんだよね。

「鳩山人事」

は、これらのポイントについて、
一定の解決策を示している
とは思う。

例えば、菅直人国家戦略相の
経済財政相兼務だ。

国家戦略局のスタッフ機能を
どう確保するかは
重要な課題なわけだが、
菅国家戦略相が
経済財政相を
兼務するということは、
これまで経済財政諮問会議などの
事務局を務めてきた
内閣府・経済財政部局の官僚
約300人を傘下に収めるということ。

これは、現実的な解決策である。

民主党はこれまで
「脱官僚支配」と
小泉構造改革の司令塔となった
「諮問会議」の廃止を
訴えてきたわけだ。

しかし、実際に政権を担当したら、
その諮問会議が構築してきた
事務局機能を
そのまま頂こうというのだから、
なかなかしたたかである。

こういう動きは
他にもあるようで、
例えば長妻昭厚労相が
舛添要一前厚労相の
タスクフォースを
そのまま引き継げるよう
話ができているなんて
こともある。

民主党の「脱官僚支配」の構想は、
単なる思い付きのレベルではなく、
繰り返すが、
「権力」をどう動かすかについて
試行錯誤を繰り返した経験が、
よく反映されている
印象がある。

まあ、実際にこれがどう動くかは
また別の話だからね(苦笑)。

うまく動かない部分もあるでしょうね。

小泉構造改革だって、
最初から完全に機能したわけじゃない。

「道路公団改革」

という試行錯誤を経て、
「郵政民営化」では
うまく機能させることが
できたわけです。

だから、民主党のやり方については

「現時点では」

まあまあよく考えていると。
それだけでいいのだと思う。

それ以上については、
実際に新しい制度が
動き出す前に
いろいろ言っても
無意味だと思う。

まあ、言うのは自由ですけどね。。。(苦笑)

民主党の人事というのは、
今までの自民党人事と
発想そのものが
根本的に違うので
いいとか悪いとか、
それはよくわかんないんだよね。

ただ、閣僚・副大臣・政務官の
配置をみると、
なにをしたいのか、
その意図はよくわかると
思うんだよね。

藤井裕久財務大臣は
15年ぶりの復帰であり、
55年体制以後の
非自民政権の財務相(蔵相)は
藤井氏だけという

「絶対的な存在」

だ(ちなみに「自民党政権」での
蔵相経験者としては
羽田孜さんがいる)。

しかし、藤井さんはあくまで
一度政界引退を表明して
第一線から退いていた方だ。

民主党には中堅の金融財政通が育ち
(2008年11月04日
金融危機の政局(1):「日本の経験」もいろいろ。
金融危機の政局(2):旧「政策新人類」の復権はなるか。)、
政策立案の面では
決して人材難ではないと思う。

では、藤井さんのなにが
「絶対的」かといえば、
それは、大蔵省出身かつ
非自民政権唯一の蔵相経験者で
財務官僚の信頼も厚いという

「リーダー」

としてという意味だろう。

鳩山内科腕は、岡田克也外相(民主党代表など)
赤松広隆農水相(旧社会党中央書記長・民主党副代表など)
直嶋正行経産相(民主党幹事長・政調会長・参院政審会長)
川端達夫文科相(幹事長・国会対策委員長)
千葉景子法相(旧社会党副党首)、

そして、連立パートナーからの

既に要職を歴任してリーダーとしての定評がある議員が配置された。

亀井静香金融・郵政担当相
福島みずほ消費者・少子化担当相

という、代表、副代表、幹事長、
政調会長などの要職を歴任し、
官僚組織とも人脈がある

「リーダー」

が閣僚に配置された。

なにより閣内最年少の
前原誠司国交相でさえ
民主党代表経験者なのだ。

原口一博総務相や
小沢鋭仁環境相は
中堅といったところだが、
攻撃力というより
どちらかというと穏健で、
行政に詳しく
人脈も広いタイプ。

このように、「鳩山人事」の特徴は、
口では官僚排除を唱えながら、
現実的にはベテランの「リーダー」の起用で
官僚組織の人心掌握を狙っていることだ。

その中で、元々官僚にも人望が厚い
ベテラン仙谷由人氏が
予定されていた厚労相が、

長妻昭さん

に変更されたことは、
長妻氏自身の強い希望と
彼に対する国民的期待が
反映された
例外ではないだろうか。

ちなみに、こう書いてくると

亀井静香金融・郵政担当相
福島みずほ消費者・少子化担当相

について、反論がある人が
いるんじゃないかな?(苦笑)

基本的に、私はこの2人については
ほとんど無視してます(苦笑)。

ほんとはなんにも
書かなくてもいいと
思ってるくらいなんだけど
それは許されないだろうからね(苦笑)。

この2人の声が
社民党・国民新党の獲得議席数の割に
大きすぎるということなんだけど、
要は、それが鳩山内閣全体が
取り組もうとしていることの中で
どれくらいの重要性が
あるのって話です。

まあ、連立パートナーの声が
最初大きいのは
よくあることだけど、
結局、「政権維持」という
大前提の前には、
次第にその声は
小さくなっていくもんだ。

私は、亀井・福島両党首が入閣し、

「基本政策閣僚委員会」

を内閣に設け、
三党協議の場としたのは
よかったと思う。

閣外で言いたいことを
言われ続けるよりは
はるかにましである。

この2人を閣外に置いたら、
両党を実際的に
政策転換させることは
できないだろうしね。

亀井さんについては、
モラトリアムと日本郵政グループの
株式売却凍結までやれば、
あとは、郵政事業の形態を決めるのは
時間がかかることである。

いろいろ検討しているうちに
時間切れで参院選だ(苦笑)。

モラトリアムも実効性の議論になると
専門性が高いので、
大塚耕平さんが
事実上仕切ることになる。

すでに、亀井さんは
モラトリアムを巡って
迷走を始めているしね(苦笑)。

また、連立の政策協議では、
最初外交安全保障を中心に
3党の主張がぶつかったが、
最後は抽象的な表現で
折り合ったわけで、
今後も連立政権維持が優先されて、
両党は譲歩を迫られる場面が
出てくるだろうね。

いずれにせよ、
マスコミ的には楽しいだろうが、
実際にはこの2党のことは
私はほとんど
どうでもいいと思ってます(苦笑)。

それでは、中編へ。





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最終更新日  2009年10月02日 16時36分40秒



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